遠く離れた仲間には声も届かない!?規模デカすぎな島で巨大パズルに挑む協力アドベンチャー『Big Walk』プレイレポート | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

遠く離れた仲間には声も届かない!?規模デカすぎな島で巨大パズルに挑む協力アドベンチャー『Big Walk』プレイレポート

ゲームパブリッシャーのPanicより、協力アドベンチャーゲーム『Big Walk』がNintendo Switch 2、PS5、Steam、そしてApp Storeにて2026年8月4日発売されます。

連載・特集 プレイレポート
遠く離れた仲間には声も届かない!?規模デカすぎな島で巨大パズルに挑む協力アドベンチャー『Big Walk』プレイレポート
  • 遠く離れた仲間には声も届かない!?規模デカすぎな島で巨大パズルに挑む協力アドベンチャー『Big Walk』プレイレポート
  • 遠く離れた仲間には声も届かない!?規模デカすぎな島で巨大パズルに挑む協力アドベンチャー『Big Walk』プレイレポート
  • 遠く離れた仲間には声も届かない!?規模デカすぎな島で巨大パズルに挑む協力アドベンチャー『Big Walk』プレイレポート
  • 遠く離れた仲間には声も届かない!?規模デカすぎな島で巨大パズルに挑む協力アドベンチャー『Big Walk』プレイレポート
  • 遠く離れた仲間には声も届かない!?規模デカすぎな島で巨大パズルに挑む協力アドベンチャー『Big Walk』プレイレポート
  • 遠く離れた仲間には声も届かない!?規模デカすぎな島で巨大パズルに挑む協力アドベンチャー『Big Walk』プレイレポート
  • 遠く離れた仲間には声も届かない!?規模デカすぎな島で巨大パズルに挑む協力アドベンチャー『Big Walk』プレイレポート
  • 遠く離れた仲間には声も届かない!?規模デカすぎな島で巨大パズルに挑む協力アドベンチャー『Big Walk』プレイレポート

ゲームパブリッシャーのPanicより、協力アドベンチャーゲーム『Big Walk』がニンテンドースイッチ2、PS5、Steamにて2026年8月4日発売されます。

このゲームは大ヒットとなった『Untitled Goose Game ~いたずらガチョウがやって来た!~』の開発チームであるHouse Houseの新作です。同作の発売からおおよそ6年が経ち、この『Big Walk』の存在が告知されてからも2年と8ヶ月と長い期間が経っています。まさにヒットメーカーの待望の新作というわけです。

すでに多くの注目を集めている『Big Walk』。その気になるプレイ内容とは?先行プレイの機会をいただきましたので、この記事ではゲームのプレイレポートをお届けいたします。

広大な島をお友だちとチームを組んで探索だ!

プレイヤーたちは3つの球とそこからニョキッと生えた手足がキュートなキャラクターとなって、とある島へと降り立ちます。最低限の操作説明は初期地点となる施設にあるものの、このゲームが何を目的としているのか?一体何をすればいいのか?といった説明はありません。

初期施設から一歩踏み出せば外には大自然が広がっていて、その景色は素晴らしいものです。舞台となる島はオープンワールドとなっておりロードや継ぎ目なしに広く存在し、そのサイズもかなりのもの。ゲームをプレイすると手に入る島の地図のグリッドが100m四方と考えるとおそらく1.4km四方の島が探索エリアとなっており、さらにそこに山や谷が折り重なっています。一朝一夕では探索しきれない規模です。

さてそんなでっかい島に大した説明もなくほっぽりだされるわけですが、どこを調べればよいかわからない……というわけでありません。大自然の風光明媚な島の中に、異彩を放つ極彩色の建造物がチラホラと見えます。

となれば、そこに向かってみよう、そこが目的地なのだろう、となるのがプレイヤー心理でしょう。このゲームはリアルな自然と異質な3Dオブジェクトの対比で向かうべき場所、調べるべきものを強調しています。

このゲームの基本は遠くに見える異質なオブジェクトへと向かい、調査すること。ある程度ゲームを進めれば調査すべき建造物のロケーションも把握できるようになっており、広いオープンワールドを当てもなくさまよわなくてよいように作られています。このあたりは非常に遊びやすい設計となっています。

さてゲームの基本を説明したところで、このゲームも最も大事なところに触れましょう。というのも『Big Walk』はオンラインマルチプレイ専用の協力ゲームです。なんと2人から12人まで遊べるという参加人数の広さも大きな特徴です。しかも、遊ぶ人数にあわせゲームのギミックを「2人用」「3人用」「4人以上」に変更可能(この設定はルームの立て直しは必要だがいつでも再変更できる)。どんな人数でもプレイ体験が変わらないよう工夫がなされています。

このゲームにはマッチメイキング機能は存在しません。つまり、『Big Walk』というゲームは大人数だろうが少人数だろうが、とにかくお友だちグループみんなで遊んでくれ!という強い意思でもって作られているゲームというわけです。

よくあるギミックも規模が大きいと超大変!オープンワールドを活かすパズル

話を戻し、異質な建造物には謎のボタンや図案が描かれたパネル、起動すると一定時間で消滅するタイマーといったさまざまなギミックが用意されており、このギミックを用いたパズルを解くことがプレイヤーチームに求められます。

当然、このパズルを解くにはお友だちたちとの協力が不可欠です。

例えば回答者には見えない場所に答えが掲示されているので仲間がそれを伝えて回答してもらうとか、ボタンを押している間は開く箱があるので中身を仲間に取ってもらうとか。

チームで協力することでパズルが解け、キーアイテムとなるダルマみたいなよくわからないもの(本当によくわからない)が手に入り、ゲームを先へと進めることができるというわけです。

ただ、ここまでの説明だとなんだがよくあるゲームのように感じられるでしょう。

実際、このゲームのパズルは他の多くの協力ゲームで見かけるものです。ゲーマーの方ならば1度ならず、何度も見かけたことがあるものばかりが登場します。しかも、本作のパズルは頭をめちゃくちゃにひねらないと答えにたどり着けないようなものでもなく、パズル・ギミック自体の難易度も低めに設定されています。

となると、風光明媚な景色を楽しむのがメインで、お友だちとゆるく遊ぶだけのゲームか?と考えるはずです。

いえいえ。そんなことは当然ありません!もちろん、景色を楽しむというのもこのゲームの楽しいところです。ただ、この風光明媚な景色そのものがプレイヤーに牙を向いてくるのが『Big Walk』の本当に大変で、挑み甲斐を感じさせる面白いところとなります。

実はこのゲーム、よくあるパズルの”距離感”がほかのゲームとは一線を画しています。例えば先に例を上げた答えを仲間に伝えてもらう系パズルの場合ですと、パズルの答えが谷を超えた反対側の山に掲示されていたり、ボタンを押している間に中身を取ってもらうギミックもそもそも箱とボタンが数百メートル離れていたりします。上はまさにそんなギミックに挑んでいるスクリーンショットですが、望遠鏡でのぞいてやっと見えるところに箱があります。パズル・ギミックの規模があまりにも広すぎるんです!

しかも、このゲームにはボイスチャットが搭載されているものの、その音声はキャラクターの位置を参照して再生されます。つまり距離が離れてしまえば、当然会話ができません。遠くの仲間にこちらの指示・意図をいかに伝えるのか?パズルの内容自体は簡単で、よくあるものですが、その規模がドデカすぎるため、そこに全く違った難しさが生まれているんです。

しかも調査すべき建造物は広い島に点在しており、その距離も離れている。となれば、どうあっても手分けしての調査が発生してしまいます。挑むパズルの中にはその建物内だけで完結するものも当然存在しますが、手分けして調査をしていると「あそこの建物は人数必要だから手伝って!」という声掛けにも伝達の手間が必要になってくるわけです。

さらに言えば、このゲームには昼夜が存在し夜になればほとんど何も見えません。音だけでなく、視界もガッチリ奪われます。遠隔での意思の疎通はさらに難しくなるでしょう。もちろん、仲間とはぐれてしまうなんてこともあるでしょう。

このゲームにはいわゆるピン機能はあえて実装されていません。こうしたディスコミュニケーションや混乱がぞくぞく発生してしまうよう、意図して作られています。

オープンワールドのどデカいマップを障害に、お友だちとのコミュニケーションと連携を強く求めるのが「Big Walk」なんです。気心のしれた仲間たちだからこそ、意思の疎通が難しいゲームであっても乗り越えられる!いや、乗り越えてみせよ!というゲームなわけです。

もちろん、このゲームでは探索を進めていくと仲間に位置を正確に伝えることができるレーザーポインターや遠距離で会話ができる設置型の無線機や持ち運べるトランシーバー、暗闇で役立つ懐中電灯、自分の位置を知らせるフレア発射装置、仲間に書き置きができるホワイトボードといったさまざまな設備・アイテムが見つかります。これらを活用していくことで遠く離れた仲間とも連携ができるようになっています。

ただこれら設備・アイテムは強力なものの、プレイヤーキャラは原則1つしかアイテムを持てない仕様となっています。なので、なんでもかんでも便利アイテムを持ち歩いて立ち回ることはできません。アイテムを複数運べるようになるアイテムも手に入りますが、これらは貴重なアイテムなのでどう使うか誰に持たせるかも悩みどころです。こうしたアイテムの運用も含め、コミュニケーションとチームワークが大事なんです。

コミュニケーションが大事だからこそ、その楽しさを味わおう。

コミュニケーションの難しさを全面に押し出したゲームではあるものの、だからこそチームでゲームに挑んでいる感覚が強く感じられるゲームです。また、規模の大きいギミックだからこそ達成できたときのうれしさもより大きい。デカい仕事をみんなでやり遂げたぞ!という気持ちよさがこのゲームにはあります。

それに、規模感がドデカいゲームですから、1つ1つのパズルにかける時間が必然的に長くなります。そもそも建造物にたどり着くためにも結構な時間がかかる。景色を眺めつつ歩を進め、暗くなったら一旦休憩する。その間たわいもない会話を楽しむ。という感じのゆったりとしたプレイもまた本作の魅力です。『Big Walk』というタイトルそのままの、時間をかけた長い旅とその間の交流がプレイヤーたちを待っています。

このゲームには明確なクリアが用意されており、そこに到達するには仲間との長い時間をかけた協力が不可欠です。どデカい島のデカすぎパズルに挑戦し、隠された秘密を解き明かしてください。

『Big Walk』はPC/Mac(Steam)/PS5/ニンテンドースイッチ2向けに2026年8月4日発売です。

《洋ナシ/男鹿梨衣子》

自称女子高生ライター 洋ナシ/男鹿梨衣子

PCゲームの情報同人誌を作っていたところスカウトされ商業メディアデビュー。ひんぱんに自分が女子高生であると主張している。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top