韓国のデベロッパーALIVEが手掛けるアクションADV『Vapor World: Over The Mind』が早期アクセスを開始。しかし、Steamレビューが好評率20%台の厳しいスタートとなっています。
開発者「今後は生成AIのカットシーンを一切使用しない」と表明
本作は、記憶を失った少年が悲しみや後悔から生まれた悪夢の世界「ヴェイパーワールド」を探索する、ストーリー主導型の2DソウルライクアクションADVです。
『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』や『Bloodborne』から影響を受けており、敵の攻撃をパリィして隙を作り、無防備になった相手から力を抽出する戦闘システムが特徴。絵画の技法を取り入れたという手描きの2Dグラフィックも注目を集め、開発者によると8月19日週だけでウィッシュリスト登録数は10万件を突破していました。




期待を背負い、8月18日よりSteamにて早期アクセスを開始した本作ですが、記事執筆時点のユーザーレビューは総数47件のうち好評率25%にとどまり、“やや不評”のステータスに。
低評価レビューで特に目立つのが、生成AIを用いたカットシーンや音声に対する批判です。キャラクターの外見が映像内で安定していないことや、不自然なアニメーションや音声が作品への没入感を損なっていることなどが指摘されています。
なお、Steamストアページの記載によると、本作では開発チームが描いた静止画をストーリーカットシーン用の映像にするため、生成AIを使用。カットシーンの音声には、AI音声ツールによるものと、開発チームが録音したデータをAIで処理したものを使用しているとしています。


ユーザーからの反応を受け、ディレクターのYoung Kim氏は8月19日、AIの利用に関する声明を発表しました。既存のリソースでは難しい表現を実現し、ストーリーや映像以外の部分へ注力できると考えてAIを採用したものの、その判断は性急だったと振り返っています。
開発チームでは当初、すべてのカットシーンを自分たちの手で制作していましたが、複雑な物語を十分に表現できないという判断から、AIで生成したカットシーンへ差し替えたとのこと。今後は生成AIによるカットシーンを一切使用せず、実装済みのものについても開発チームが制作したオリジナルの内容に置き換えるとしました。
声明の発表から数時間後には、パッチ0.5.4を配信。ゲーム内のAI生成カットシーンをすべて削除し、差し替え前に制作していたオリジナルのカットシーンを復元したことを報告しています。
『Vapor World: Over The Mind』は、PC(Steam)向けに早期アクセス版を配信中。また、XBOX Series X|S・XBOX One・XBOX Cloud Gaming向けにゲームプレビューとして配信されているほか、PC Game PassおよびGame Pass Ultimateに対応しています。
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(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
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