12AM BLACKOUTは、10月9日1時より放送の「Triple-i Initiative Showcase」にて、2027年にPC(Steam)/PS5向けに発売予定の一人称心理ホラー『JIAOHUN』を発表しました。
新世紀を迎えられなかった町へ、魂を失った帰郷者が戻る
本作は、Y2K前夜の中国が舞台のシネマティックな一人称心理ホラーゲームです。
舞台は1990年代の中国の小さな町、Baishoi CountyのFairy Town。地図の片隅にある無名の町は、移り変わる時代の狭間でどうにか生き延びてきました。

新世紀が近づくと町は変化に適応しようとしたものの、必死の前進はことごとく失敗に終わります。いまも家々のカレンダーはY2K前夜のまま止まり、「新世紀を迎えよう」と掲げた横断幕も残されたままです。
プレイヤーは魂を失った帰郷者としてこの町に戻り、その避けられない終わりを見届けることに。散り散りになった魂を追いながら、Fairy Townが没落した背景にある謎を少しずつ明らかにしていきます。


なお、タイトルの「叫魂(JiàoHún)」とは、恐怖や病、ショックなどで体から離れてしまった魂を呼び戻す、中国の伝統的な民間風習を指す言葉です。

4:3と2.39:1を行き来する、世紀末の「失われた映像」のような体験
開発にはUnreal Engine 5を採用。全編一人称で描かれる演技、映画的なカメラワーク、雰囲気ある音響設計で、シネマティックな物語体験を構築しています。
画面のアスペクト比は4:3と2.39:1の間で動的に切り替わり、フィルムやVHSを思わせる質感で、古いテレビの中に閉じ込められた世紀末の映像を掘り起こしているかのような感覚を味わえるといいます。

ゲームプレイは雰囲気重視の物語と探索が軸で、ウォーキングシミュレーターにパズル要素を織り込んだ作りです。
古びた集合住宅、軋む木の扉、路地裏にかすかに響く雨音。恐怖は日常の中からじわじわとにじみ出してきます。レンガ造りの家々や密集した長屋、町の劇場、角の商店、そこに掲げられた「新世紀を迎えよう」の横断幕が、新千年紀を目前に凍りついた町の空気を再現しています。
テーマは「執着」。中国レトロ文化への愛から生まれたデビュー作
開発チームがこだわるのは、地域に根ざした本物の文化と、懐かしい時代の記憶から恐怖を引き出すこと。中核に据えたテーマは「執着」で、世紀の変わり目の大きな社会変化の中で人々が抱えた不安や戸惑い、葛藤を掘り下げます。
満たされない欲望が人を極限へと追い込むとき、執着は心の魔を生み、やがて町の人々を飲み込んでいくようです。

開発・販売を手がける12AM BLACKOUTは、中国・上海を拠点とする新しいスタジオです。スタジオ名には、明かりが消えた夜の闇の中でプレイヤーを自分たちの世界へ招き入れる、深く没入できる体験を作りたいという思いが込められています。
本作はメンバーが共有する中国レトロ文化への情熱から生まれた企画で、長期にわたる準備と試行錯誤を経て、チームが12AM BLACKOUTとして正式に集まりフルタイムで開発するきっかけにもなったとのことです。
『JIAOHUN』は、PC(Steam)/PS5向けに2027年発売予定です。













