
2026年11月19日の発売を控えた、『グランド・セフト・オートVI(GTA6)』。そんな同作を巡り、米FOXニュースが10月18日に同作についての議論を行いました。
「暴力の引き金になるのでは」「40代以上がゲームに夢中になるのはおかしい」……未だ絶えぬゲームへの偏見

同番組ではコメンテーターのBen Domenech氏とJoe Concha氏をメインとし、『GTA6』について議論を交わしました。
まずは司会進行役が『GTA6』の発売まで1か月となったことに触れ、同ゲームシリーズが「ゲームによる犯罪や暴力の美化が若い世代に影響を与えるのではないかと懸念している」と説明。これを受けて進行役は、「これはどういうゲームなんだ? フェラーリを盗んだり、人を撃ったり、買春婦や薬物密売人が出てくるなんて。まさに極限までの放蕩・退廃じゃないか」「特に若い世代にとって非常に懸念される事態」と述べられました。
これに対しコメンテーターは『GTA』はビデオゲーム最高峰のシリーズのひとつとし、「本シリーズを遊ぶ中心世代は若者ではなく30代である」と指摘。また「暴力的なゲームが暴力を増やす」という俗説は何度も否定されているとし、「適切な年齢の良識あるアメリカ人なら、このゲームをプレイしても現実に狂ったりはしないと私は確信している」と述べています。

続いて番組コメンテーターは2025年に米保守活動家射殺事件を起こし、ゲーマーとしても報じられたタイラー・ロビンソン容疑者(参考:CNN)を引き合いに出し、リアルな暴力にもゲームが影響するのではないのかと主張。
対して番組では、「タイラー・ロビンソン容疑者は『GTA』シリーズを遊んでいたとは報じられていない」「政府の関与による検閲としてのコンテンツ禁止措置は憲法違反」「自分の6歳の子どもに『GTA』をプレイさせるつもりはない。親である私たちが、何が適切で何が不適切かを判断すべき」と述べました。
これを受け、「もっと芝生に触れよう(現実世界に触れよう)」と述べ、子どもたちとサッカーやゴルフなどをして遊ぶ時間をもっと増やせば、それは良いことだとも主張されています。
スタジオ席のコメンテーターはこの議論を受けて、以下のようなコメントを行いました。
40代の人がこのゲームをやっているのは問題。もし(40代以上で)ゲームをやっているなら、働き方が足りないので副業を見つけるべき。
ゲームをするにしても、本物の遊びを持って外に出なければならない。釣りのやり方を学んだり、よりポジティブな方法で夢中になれることをすべき。
子どもの頃からテレビゲームを見せていると、将来このゲームをやる40代になってしまいますよ。
この番組は「視点の違う議論は価値がある」「みんなで硬貨を詰めた袋を持ってゲームセンターにでも行きましょうか?今どきそんな場所があるのかは知りませんけれど」といった形で締められています。
今回の番組は保守・共和党色の強いFOXニュースの番組ということもあってか、全体的に「アメリカ人のゲームへの偏見」がうかがえる番組といった印象は拭えません。あちらの保守層のゲームへの偏見は、いまだに根強いのかもしれません。
『グランド・セフト・オート VI』は、PS5/XBOX Series X|S向けに2026年11月19日リリース予定です。








