rokaplayより11月14日に発売を予定しているお絵描き水槽シミュレーター『Drawquarium』の公式Xは、公開中のデモ版が無断で流用され、AndroidアプリとしてGoogle Play上に公開されたと報告しました。
ゲーム制作を独学で習得し、作り上げた一作
本作は、プレイヤー自身が描いた魚や植物などの絵を水槽内に登場させられる、サンドボックス型のシミュレーションゲームです。
命を吹き込んだ魚にエサを与えるなどのお世話もでき、水槽は砂の色を変える、流木を置いてみる、照明を調整するといったアレンジも可能。魚や植物に限らず、お城や潜水艦なども入れられ、PNG画像のインポートにも対応しているので、他のソフトで描いたイラストも活用できます。




そんな本作を開発するのは、ドイツ・ベルリンを拠点に、映画業界で3Dアーティストとしても働くKaleb氏。「日々の喧騒から離れられる、穏やかな水中世界を作りたい」という想いからUnreal EngineやBlueprintsを独学で習得し、ゲーム制作に取り組んできたそうです。
10月26日の時点で、Steamのウィッシュリスト登録数は7万5,000件を突破。同日に公開された発売日発表トレイラーも大きな反響を呼び、記事執筆時点で664万回再生を記録しています。
本トレイラーは、幼い頃から絵を描くことに没頭していたクリエイターが、一度はAI生成に頼ってしまうものの、本作を通して再び純粋に絵を楽しむ心を取り戻していくといった雰囲気の構成になっていますが、海外掲示板Redditの開発者コメントによると、トレイラーを見た人から「泣いた」という声も上がったそう。その後、11月3日に公開されたSteamニュースでは、1週間で6万5,000件のウィッシュリスト登録があったことも明かされました。
名前も画像も無断で流用される
注目を集め、いよいよ11月14日に発売を控える本作ですが、公式Xでは11月4日、デモ版を無断で流用したAndroidアプリがGoogle Playに公開されたと報告しました。
投稿によると、作品名やスクリーンショットまで盗用され、画像にはマウスカーソルも映ったままだったとのこと。あわせて、Google PlayやGoogleのアカウントに向けて、「アプリを本当に審査しているんですか?」と疑問を投げかけています。
これに対し、Google Playの開発者向けアカウント「Google Play business community」は11月5日、現在調査中であると返信しました。なお、該当するとみられるGoogle Playのページは記事執筆時点で閲覧できません。
公式Xでは、アプリを公開した人々はパキスタンを拠点にしているようだとし、生活のために懸命に働く人々への共感も表明。今回の出来事を良くは思わずとも、相手の事情を知らずに判断したくはないとも付け加えています。
こうした模倣を巡る問題は、デモ版の公開方針にも影響を及ぼしています。10月20日には、PC(Steam)向けのレストラン経営シム『Spookitchen』の開発者が、AIで作品を丸ごとコピーしているという連絡を受けたとして、デモ版の公開を停止しました。
昨今ではインディーゲーム界隈を中心に、ユーザーに作品を体験してもらい、フィードバックを集めるためのデモ版公開に、模倣や無断流用のリスクがつきまとうような状況となっています。
『Drawquarium』は、PC(Steam)向けに11月14日発売予定。日本語にも対応します。また、本作では無料のデモ版も配信中です。








