E3のラウンドテーブルでは、ゼルダの伝説最新作の存在を明らかにするなど、サプライズを用意していた任天堂の宮本茂氏。セッションの最後で行われた質疑応答で、マイクロソフトやソニーが発表したばかりの新型モーションコントローラーについて意見を述べています。
まず宮本氏は、テストを何度も繰り返し、製品が完成するまでは発表をしないのが任天堂の開発におけるポリシーだと説明。ユーザーが実際に触って遊べる状態になるまでは判断ができない、としながらも、モーション操作のゲームプレイがユーザーに広まることで、任天堂にとっても市場の拡大になると話しています。
発売は来年春になるというソニーのモーションコントローラーや、マイクロソフトの“Project Natal”に至っては早くても2010年秋以降になるとの噂もあり、Wii MotionPlusの発売を目前にした任天堂にとって、まだどちらの製品もWiiと比較する対象にはなっていないようです。
余談ですが同じQ&Aの中で、最も影響を受けたゲームは何か、と質問された宮本氏は、Will Wright氏のSim Cityだと答えたそうです。また、ゲーム以外の分野では、日本の漫画や落語がインスピレーションになっていると打ち明けています。(ソース: Gamasutra)
【関連記事】
E3 09: マイクロソフト、噂のモーションカメラ『Project Natal(仮)』を発表
E3 09: ピーター・モリニューの新プロジェクトはモーションカメラ対応の『Milo』
E3 09: ソニー、プレイステーション用のモーションコントローラーを発表
米アナリスト「Wii MotionPlusは三分の一のWiiオーナーに普及する」
Wiiモーションプラスで『Virtua Tennis 2009』を気持ちよさそうにプレイする海外CM
E3 09: 任天堂プレスカンファレンス発表内容ひとまとめ
E3 09: 任天堂、リラックス効果を目的とした新型周辺機器『Wii Vitality Sensor』を発表
E3 09: 宮本茂氏、Wii版『ゼルダの伝説』新作が開発中である事を明らかに。2010年の公開を目指す
《Rio Tani》
page top