日本では「お試し部分の一部にすべての皆様に無料でプレイして頂くには不適切な表現が見つかり、修正の為」に延期となった、Xbox LIVEで配信予定の『デッドライジング2:CASE 0』。表現上の問題ということで、海外での配信スケジュールに影響は無く、予定通り配信となります。
先行型スタンドアローンDLC、あるいはプロローグという名の(有料)体験版。いずれにせよ珍しいかたちで提供されるCASE 0。特徴的なのは目的&報酬がある+本編とステージが異なるという点で、この点がデモとは大きく異なります(ストーリーについては公式サイト等で確認できます)。製品版のプロローグを描くCASE 0、すでにレビューもいくつか挙がってきていますが、その中でGameSpotのレビューをもとに内容をチェックしておきましょう。
●GameSpot: 8.0/10
CASE 0は、来たる続編への道を開く一方で、一作目の記憶を呼び覚ますという素晴らしい仕事をしている。
GOOD: ゾンビを倒すのはBloody & Fun。ウェポンクリエイションはあなたに色々なサディスティック・トイを創りださせる。マルチエンディングは周回プレイにやりごたえを与えてくれる。キャラクターレベルは本編に引き継ぐことができる。5ドルという価格に見合うたっぷりの内容。
BAD: ドライビング操作はひどい。長いロード時間。
*二、三時間で一通りのプレイが終わるボリューム。ただ、どの目的を達成するかで変化するマルチエンディング制により、複数回のプレイを楽しめるようになっている
*ゲーム中の時間は限られており、その中で目的を達成する必要がある
*セーブスロットは3つになり、多少はやり直しが効くようになった
*舞台となるStill Creekは大きくない。マップの端(セーフハウス)から反対の端(診療所)まで歩いて数分。ただし入ることのできる建物が十数件ある
*繰り返し同じ通りを通過しなければならないのがつらい
*通りに落ちているどんなオブジェクトも武器として使える+クリエイションでさらに楽しめる
*一人のボスが存在、残忍な武器とダークな背景を持つ凶悪な男
*チャックがバイクに乗るシークエンスも
*生存者の救出は楽しいが、彼らのAIはゾンビと同じくらい最低で、ゾンビに襲われないよう常に指示する必要あり
*長いロード時間。セーフハウスに戻る、進行状況をセーブするといったアクションの度に、果てしない待ち時間に苦しまなければならない
前作で批判の多かった生存者のAI、ロード時間という欠点はCASE 0でも残念ながら継承している模様。さらに「Dead Risingが出てから4年も経つのにほとんど変化がない」との指摘も。
それでもダウンロードする価値があるといえるのは、オープンワールド+時限性、マルチエンディング、本編への引き継ぎなどの要素が大きいようです。デッドライジング2製品版に引き継げるのは主人公チャックのレベル。レベルキャップは5で、数回プレイすれば達するとのこと。
GameSpotでは比較的高い評価となっていますが、あくまでひとつのサイトのレビューであり、GameTrailersなど別のサイトではまた評価が異なってきます。
海外では変更無く8月31日にXbox 360で配信となる『デッドライジング2:CASE 0』。なお、日本では「変更後の配信日につきましては、現在行っている修正作業に目処が立ち次第早急に決定し、再度ご案内させて頂きます」と発表されています。製品版はPS3、Xbox 360で9月30日、PCでは2010年発売予定です。(ソース: GameSpot)
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