
2026年4月25日、埼玉県川越市にて行われたインディーゲームイベント「ぶらり川越 GAME DIGG2」にて『里山のおと 春さんぽ』を試遊させていただきました。
『里山のおと』シリーズ第2弾として、今回も素敵な篠笛とイラストで綴られる可愛い物語でした。
タヌキくんのお花見準備は大忙し!ポイント&クリックに進化したゆる~いおとぎ話
本作は、里山で暮らす動物たちが主人公のゆる~いADV。主人公のタヌキくんは、長い冬を終えて、春の空気を胸いっぱいに吸い込んでいました。
そこにキツネくんからお手紙が届きます。せっかくだからお花の下でお弁当を食べようということに。タヌキくんは準備を始めました。

前作『里山のおと 夏草こみち』はちょっとした短編ノベルを読んだ後に、テストに答えるという内容のゲームでしたが、今回はポイント&クリックに進化しました。
タヌキくんは間借りしているおうちの中を探り、背負子やお弁当を用意していきます。今回も柔らかなタッチで描かれた墨絵が可愛いですね~。

ウドを使った油炒めの作り方も教えてくれます。簡素な墨絵なのに、旨そうな感じがひしと伝わってくる!
今回は道中にもインタラクトが存在します。里山の小道には虫や鳥がいて、植物なども生えており、それらに触れて図鑑に記録していくことができます。また、風で飛んで行ってしまった「里山のおと」というノートの断片もあるので、必ず拾っていくようにしましょう。

基本的にはそこら中に咲いている植物を拾っておいて、「里山のおと」で植物の名前をチェックし、それを欲しがる動物たちにあげることでストーリーを進めるヒントがもらえるという仕組みです。特に難しいクイズもなく、のおとと植物の特徴を見比べれば、誰でもクリアすることができるでしょう。

桜が生えている場所まで続くけもの道を教えてもらい、なんとかキツネくんと合流……とここでデモが終了しました。
相変わらずチルくて優しい、万人が楽しめるゲームに仕上がっていました。

開発サークルの「里山のおと」だいきちさんにお話を聞くことができました。
――本作のボリュームはどれくらいですか?
だいきち2時間くらいですかね。前作の4倍くらいにはなるかと思います。5章構成で、遊んでもらったのが1章です。今はそこまで出来ています。
――こちらはすべて手描きですか?
だいきちそうです。篠笛とテキスト、墨絵はみちさんがやってくれています。自分はプログラム担当です。
――本作の発想の元はどこでしょうか?
だいきちみちさんの実家が新潟の田舎でして、その頃の経験を基に作っています。田舎の文化をタヌキたちが見ていくというもので、人間たちを動物が眺めているという視点が入っています。

――イベントに来ているお客さんの反応はいかがですか?
だいきち絵が良い、とおっしゃってくれる方が多くて嬉しいです。他にも、植物が好きでプレイしてくれてる方もいらっしゃいました。
――影響を受けている作品はなんですか?
だいきち高畑勲監督のアニメ映画「平成狸合戦ぽんぽこ」ですね。ゲームだとファミコンの『新鬼ヶ島』です。紙芝居風で縦書きなところとか、ビジュアル面で影響を受けています。
相変わらず唯一無二の作風で安心しつつも、かなりのグレードアップを行っており、静かに興奮しておりました!タヌキくんのゆるい大冒険に期待です。
『里山のおと 春さんぽ』はPC(Steam)にて配信予定です。










