『Dungeon Siege』や『Supreme Commander』を手がけた事で知られながらも、新作『Wildman』のKickstarterは思うようにいかず(最終的にはキャンセル)、それに経営難が加わり大規模なレイオフも実施されていたGas Powerd Gamesですが、本日『World of Tanks』のデベロッパーWargaming.netが同スタジオの買収を発表しました。
プレスリリースではミドルウェアデベロッパーのBigWorld、『F.3.A.R.(F.E.A.R. 3)』手がけたDay 1 Studiosに次ぐ今回の獲得が、Wargamingのマルチプラットフォーム展開の推進を後押しするだろうと伝えられています。またWargaming及びGas Powered Games、両CEOからは次のようなコメントが発表されています。
「Gas Powered Gamesは信じられないほど魅力的なAAAゲーム体験を提供してきた長い実績があります。そして私達は彼らとともに働き始めるのが待ちきれません」 - Victor Kislyi氏(Wargaming CEO)
「近年におけるWargamingの成長は驚異的です。そして私達は世界で最も急成長するゲーム会社の1つに加わる事を楽しみにしています。私達の経験と専門知識がWargamingの更なる世界的な成功に貢献できるだろうと確信しています」 - Chris Taylor氏(Gas Powered Games CEO)
Wargamingの更なる成長、そしてGas Powerd Gamesが手がけていた『Wildman』の開発再開の可能性も含め、今後の行方が気になります。
(ソース: プレスリリース via Destructoid)
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