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『Dungeons & Dragons: Chronicles of Mystara』 「シーフ」&「マジックユーザー」紹介トレイラー

『 Dungeons & Dragons: Chronicles of Mystara 』(『ダンジョンズ&ドラゴンズ ミスタラ英雄戦記』)のキャラクター紹介トレーラーシリーズ、「シーフ」と「マジックユーザー」が公開されています。これにて原作に収録されていた6キャラ全員が無事登場しました。

家庭用ゲーム Xbox360

『Dungeons & Dragons: Chronicles of Mystara』(『ダンジョンズ&ドラゴンズ ミスタラ英雄戦記』)のキャラクター紹介トレーラーシリーズ、「シーフ」と「マジックユーザー」が公開されています。これにて原作『Shadow over Mystara』に収録されていた6キャラ全員が無事登場しました。

今のところPS3向けにしかアナウンスされていない国内版について、原作からどのような味付けがなされたのかは以前の記事をご参照ください。これでもかとばかりに詰め込まれた「これが欲しかったんだ」要素は、マルチでないこと(とくにWii Uパッドを利用したサークル操作が確認できない点)、価格が少々海外にくらべて高いこと、発売日がちょっと遅いことなどを帳消ししてあまりあります。それに、過去の悲劇をふりかえれば、国内リリースされるだけでも万々歳といったところでしょう。

さて、本題であるキャラ紹介については、これまで通り動画の内容にならい『SoM』基準です。まず"シーフ"は一言でいえば「玄人向け」、ようするに上級者向けです。攻撃スピードやダッシュ斬り(2段ヒット)の性能などから基本性能が高いように一見感じられますが、弱点がいくつかあります。

まず、盾を持っていないこと。他の盾持ちの面々が巨人の一振りすらガードして難を逃れられるところを、シーフではそうはいきません。さらに、体力が低い上にエルフのように緊急回避的なマジックスキルもないため、いざというときの切り札に欠けます。また、対空攻撃が豪華なエフェクトと裏腹に実質的には魅せ技となっているのも厳しいところ。固有技のバックスタッブも実戦投入はたやすくありません。

しかし、こうした弱点を克服するすべももちろんあります。キーとなるのはバックステップ(入力: BB)。モーション中は完全無敵になるという最大の特長があります。これを有効活用しつつ、その火力を引き出すのが基本スタイルになります。うまくダメージを回避しながら立ちまわることさえできれば、単位時間あたりの与ダメについてはファイターすら上回るものと思われます。

また、全キャラで唯一、施錠された宝箱を鍵なしで開けることができます。他のキャラではどの鍵をどこで使うかが重要なポイントだったりしますが、シーフの場合そんな遠慮は不要で、片端から開封してしまえます。これはとくに金策の面で有利に働きます。そして、慣れればどうということはないものの事故の原因になりがちないくつかのトラップを無効化することも可能。

そして、テクニカルキャラにふさわしい技能として、アイテム盗みがあります。これは、ダッシュ体当たりを敵に当てることでアイテムをドロップさせることができるというもの。落ちるアイテムはたいてい地味なのが玉に瑕ですが、いかにもシーフらしいスキルであると同時に、上級者にとってはスコア稼ぎの楽しみでもあります。

シーフは最初の1キャラ目に選ぶのはいささかリスキーです。しかし、ステージ構成を理解し、キャラの強みを引き出すことができれば決して弱くはありません。たいてい「伝説の剣」をパーティーから預かることになるのは、ドワーフかシーフであることが火力の高さを物語ります。最大難度にてシーフで1クレジットクリアできれば、とりあえずは『D&D SoM』一人前といったところでしょう。


トリを務めるのは"マジックユーザー"。後方支援の魔法攻撃キャラです。いかにもな外見みたままに、強力な魔法をガンガン唱えていけます。なお、1P側と2P側で性能が極端に違うクラスでもあります(習得する魔法が異なる)。

見た目どおり、近接戦闘能力は全キャラ中最低で、ボタン連打コンボすらありません。地味にダウン攻撃が使いづらかったりもします。キーとなるのは毒針(6A)とバックステップ。杖での殴打に毒針を織り交ぜ攻撃しつつ、シーフと同じく完全無敵なバックステップも活用することで、なんとかザコ相手に立ちまわることが可能となります。

逆に、ボス戦はその圧倒的な魔法の威力でほとんどのボスをほぼ一方的に倒すことができます。後半に「ウィザードリィスタッフ」を入手してからの威力は強烈で、比喩ではなく本当に魔法を撃つだけでボスを倒すことができてしまったりします。そうした理由から、「マルチでマジックユーザーがいるとつまらなくなる」という意見があったりするほどです。

ただし、やはり基本戦闘能力の低さはなかなか補えるものではなく、いわゆるベルトアクションの常識をきちんと踏まえた上で立ち回り、場合によってはザコ相手に魔法を使うということもありえます。全キャラ中最もスクロール(巻物)の管理とドロップ運に影響されるため、リアルラックが低いと厳しい展開になることも稀にありえます。

まさに「両極端」、それがマジックユーザーです。『SoM』の原理に精通していれば強力ですが、そうでなければシーフ以上に扱いにくいキャラといえます。このキャラを使い、アイテムと魔法をよどみなく駆使することができるようになれば、少なくともサークルコマンド操作については習得したといっていいでしょう。あとは、ボイスチャットなしのマルチでどうやって最終奥義「ファイナルストライク」(全員同時にボタン押し)を撃つのかが気がかりです。
(ソース: YouTube, YouTube)
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