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【PR】冷戦時代の航空機が飛び交う空の戦場『エアコンフリクト ベトナム』プレイレポ

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スロバキア共和国に本拠地を置くGames Farmが開発、ユービーアイソフトよりPS3/Xbox 360を対象に9月12日国内で発売される『Air Conflicts Vietnam(エアコンフリクト ベトナム)』。この作品のプレイレポートをお送りしたいと思います。本作はベトナム戦争時代の航空戦をテーマにしたフライトシューティングで、その時代に活躍したジェット戦闘機や爆撃機、ヘリコプターなどを操縦しベトナム戦争を戦い抜いていきます。

■ アメリカ空軍のパイロットなりベトナムの空を駆け抜ける



本作の舞台となるのは1960年代のベトナム。プレイヤーはアメリカ空軍のパイロット「ジョー・ウォーカー」となり、60年代初頭の米軍事顧問団時代にベトナムへ着任します。彼は現地の戦いで数多くの新兵器を操縦すると共に多くの戦闘を経験し、時折届く家族からの手紙や好転しない戦況から少しづつ彼の心境に変化が訪れ「この戦いはいったいなんなのだ」といった一筋縄ではいかないベトナム戦争の過酷さを垣間見ることが出来ます。



このベトナム戦争の発端は、第二次世界大戦終結後のインドシナから始ります。WW2後のインドシナは統治する組織がなく、政治的空白地域になったためホー・チー・ミンの独立運動が本格化し、再び介入してきたフランス軍との本格的な軍事的衝突に発展、数々の戦いを経てベトンミンは1954年にディエンビエンフーを陥落させます。その結果インドシナ問題を討議していたジュネーブ会議では休戦に向かって話が進められ、北緯17度線を暫定軍事境界線として南北に分割し、それに伴いインドシナを休戦へと向かわせるジュネーブ協定が決定されます。本作はそんな北ベトナムが誕生して数年経った1960年代初頭から始まります。

■ 『エアコンフリクト ベトナム』で登場するベトナム戦争で活躍した多彩な航空機とその背景



本作はベトナム戦争の航空戦がテーマということで、西側そして東側の1960年代の航空機が多数登場します。代表的なのが西側の海軍機F-4 ファントムIIやF-8クルセイダー、さらに空軍センチュリーシリーズ(F-100番台の総称)のF-100スーパーセイバー、F-104スターファイター、F-105サンダーチーフなどが、東側ではMiG-17フレスコ、MiG-21フィッシュペッドなど数え上げればきりがありません。





ベトナム戦争で活躍した航空機として、特に有名なのがマクドネルF-4 ファントムIIです。F-4は元々アメリカ海軍のF3Hデーモンを基にした攻撃機、マクドネルYAH-1として設計されていたもので、当初は固定機銃4門を搭載する予定でしたが、海軍から全天候型の迎撃機として設計変更し固定機銃を廃止することが指示されると共に、当時では最新鋭のレーダー誘導空対空ミサイル スパローを半埋め込み式で搭載することが決定。最終的にレーダーを操作する後部座席を追加した複座の迎撃機となりました。米空軍ではロバート・マクナマラ国防長官の命令で導入され、当初F-110スペクターと呼ばれていましたが、後に命名規則統一でF-4Cに変更されています。

ゲーム中でF-4ファントムIIが使用できるようになるのは序盤を過ぎたあたりからです、強力なJ79エンジンを二基搭載したF-4は十分に力強く、空戦ミッションではその力に助けられることもしばしばありました。



戦闘機以外にも爆撃機やヘリコプターなどが登場し、B-52やUH-1イロコイ(ヒューイという愛称は、導入当初の名前であるHU-1をもじったもの)とAH-1コブラ、東側ではMi-8ヒップの姿を見ることが出来ます。



1960年代において新たに実戦で運用されることになったのが輸送ヘリコプターです。ヘリコプターは1950年代に実用化され、初めは砲兵の弾着観測任務や連絡任務、負傷者の搬送など様々なことに使用されました。やがて多数の兵員を輸送できるほど進化する中で、輸送ヘリを援護するUH-1ガンシップが誕生し、輸送ヘリの着陸地点をあらかじめ制圧したり護衛任務を行いました。しかし、武装による重量の増加で巡航速度が低下し輸送ヘリに追いつけなくなる問題が生じました。それを解消するために専用の攻撃ヘリコプターを開発することになり、AH-56Aシャイアンが開発され採用されましたがシャイアンの実戦配備まで時間がかかる間、他の攻撃ヘリを採用することとなり、試作されていた5種のヘリの中からベル・モデル209が 暫定攻撃ヘリAH-1として採用されました。ちなみにAH-56Aシャイアンは開発費高騰もあって最終的に量産は見送られてしまいました。



ゲーム中のミッションによっては、これらのヘリコプターも操作することが可能で、AH-1コブラの援護を受けながらUH-1イロコイを操縦し兵員を展開したり。イロコイの着陸地点を確保するためにコブラで付近一帯の対空砲を制圧するという場面もありました。

■ 多くの航空作戦をプレイすることでわかる、ベトナムの空中戦



本作でプレイ出来るミッションは実際に行われた作戦に基づいており、有名な「ラインバッカー作戦」や「ローリングサンダー作戦」などの大規模な作戦から、特殊部隊の救出任務など小規模なものまであります。

フライトシューティングには基本的に二種類の操作方法がありますが、本作における戦闘機操作はノービス操作と呼ばれている物だけなので簡単に操縦できました。コントローラーの左スティックを右に倒せば右旋回に、左に倒せば左旋回になる直感的でわかりやすい操作方法です。しかしその反面、スプリットSなど高度な空戦操縦が出来ないため、少しもどかしい思いをすることも。



プレイ中に装備されるミサイルや爆弾の装弾数は現実の戦闘機が装備していた弾数と同じものとなっており、戦闘機同士のドッグファイトではミサイルを慎重に撃たなければあっという間に弾切れになってしまうという駆け引きがあります。アフターバーナーを作動させ近距離に近づいて機銃で撃ち落とすか、頃合いを見てミサイルで撃ち落とすか、それを見極めるのが勝利のカギです。

ヘリコプターの操縦もシンプルな物で、左スティックで照準、右スティックで移動となっています。左スティックで照準というのは少々珍しいですが、プレイしていくと徐々に慣れていきました。航空機そしてヘリコプターというものは離陸と着陸が一番狙われやすく、敵の対空砲などを破壊して周囲の安全を確保してからでないと危険であることがゲーム中でもよくわかります。



また、今回プレイしたのはPS3版の日本語版で、日本語音声+日本語字幕といった構成で成り立っています。ミッション概要はもちろんのこと、ミッション間に挿入される手紙の文章などは全てローカライズされていました。

本作は操作に少し癖があるものの、家庭用ゲームでは数少ないベトナム戦争を取り上げたゲームで、さらに航空作戦の経過や航空機を知ることができる作品であることは確かです。その他にもコックピット視点も充実していてフライトシューティングでは珍しいセンチュリーシリーズや、B-52の操縦席を見ながら操作することが出来るのは素晴らしいことです。ベトナム戦争をテーマにした映画は「地獄の黙示録」や「プラトーン」、そして「フルメタルジャケット」などで有名ですが、陸戦だけではないその航空戦の全貌を知るには持って来いの作品であることは確かです。

『AirConflicts: Vietnam』はPS3/Xbox 360向けに本日9月12日より発売開始されています。

    タイトル:エアコンフリクト ベトナム
    ジャンル:エアコンバット
    ハード:PlayStation 3/Xbox 360
    プレイ人数:オフライン1人、オンライン2~8人
    価格:7,329円(税込)
    発売日:2013年9月12日(木)
    発売元:ユービーアイソフト株式会社
《G.Suzuki》

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