これは開発チームリーダーのCrlos Montero氏が『Half-Life』15周年の報と共に公式フォーラムで明かした情報で、今後は一新された無料版「Black Mesa」と、無料版には無いコンテンツを有する比較的に低価格のSteam版「Black Mesa」が登場するとのこと。無料版と有料版のコンテンツの差異は明らかにされていないものの、Montero氏は今後も無料版のサポートを続けていくと述べており、またModコミュニティに向けオープンソースのマップとゲームアセットを公開していくことを計画しているともコメントしています。
9年間にわたりファンによる手で開発が続けられてきたMod「Black Mesa」は、あのゾンビサバイバルMod「DayZ」に競り勝ち巨大ModコミュニティModDBのMod of the Year 2012にも輝いた作品。そんな同Modを有料販売を開始する理由についてMontero氏は、無償でも好きだからこそ作り続けてきた哲学が「Black Mesa」の全体のクオリティと感触を保つことが出来た秘訣だとしながらも、有料版をリリースすることでSource Engineへのフルアクセスによりゲームを更に良くすることが可能になると信じており、また率直に言って開発チームが財政的な支援を受けることにもなると説明しています。
なおリリースから現在まで未搭載となっている最終レベル「Xen」は、新エンジンに対応させバグを潰すことに膨大な時間を費やしてきたもののまだ開発途中であるとMontero氏。ただし「Xen」のリメイクが有料版のリリース決定の理由となったわけでは無く、今後も我慢強く忍耐して欲しいと伝えています。「Xen」が完成するまでの繋ぎとしてSteam版に関するいくつかの興味深い計画が今後披露される予定とのことで、ファンは続報に期待しておきましょう。
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