人気シリーズ最新作『Grand Theft Auto V』のオンライン要素として昨年10月に海外ローンチ(国内では11月)となった『GTA Online』。パブリッシャーTake-TwoのCEOであるStrauss Zelnick氏はMCVのインタビューにてシリーズの今後の展望を語るとともに、『GTA Online』のマイクロトランザクションによる収益を明らかにしました。
Zelnick氏によれば『GTA V』は現在までに3,250万本を販売しており、購入者の70%の人が『GTA Online』をプレイしたのだそうです。そして、『GTA Online』のマイクロトランザクションによる収益は、Take-Twoの2014会計年度第3四半期におけるデジタル販売収益(1億3,280万ドル)の約半分を占めるとの事です(6,640万ドル、現在のレートで約68億円)。
『GTA Online』のマイクロトランザクションは現時点でゲーム内通貨「GTAドル」を即座に手に入れるためのキャッシュパックのみで、ゲームのコンテンツは全て無料で楽しめるものの、やはりマイクロトランザクションの採用はユーザーの間でも論争となりました。
それに関連してか、インゲーム経済を脅かす「偽GTAドル」騒動などもありましたが、前述の収益結果を見るにRockstar Gamesの新たな試みはひとまず成功と判断して良いのではないでしょうか。これからは更なるコンテンツによって現在のプレイヤー数をどれだけ維持できるかが課題となりそうです。
なお、Zelnick氏はシリーズの今後の展望について「消費者が次のジェームズ・ボンド映画に期待するのと同様、私達のタイトルに期待してくれるのは素晴らしい」と語り、恒久的なフランチャイズにするにはマーケットに過剰供給しない事が重要であり、毎年『GTA』ゲームの数を増やすような計画は無いと伝えています。
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