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気になる*Spark『Out There』

Game*Sparkのスタッフが気になるタイトルをピックアップしてご紹介する“気になる*Spark”。久々の企画となる今回は、2014年3月2日にAndroid/iOS向けに配信が開始されたサバイバルアドベンチャー『Out There』をご紹介します。

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    プロローグ
    時は22世紀。
    人類はこの枯渇した惑星の彼方に存在する新たな資源を懸命に探していた。
    これまで我々人類は太陽系の限界にすら手が届く事は無かったのである。

    私は木星の衛星ガニメデに向かう宇宙船ノーマッドを操縦する宇宙飛行士だ。
    だがここで何かが起きたようだ。
    コールドスリープから目覚めると、そこはガニメデの軌道上ではなかった。
    太陽系でさえなかったのだ。
    太陽系でさえ…。

Game*Sparkのスタッフが気になるタイトルをピックアップしてご紹介する“気になる*Spark”。久々の企画となる今回は、2014年3月2日にAndroid/iOS向けに配信が開始されたサバイバルアドベンチャー『Out There』をご紹介します。

フランスに拠点を置くインディー系デベロッパーのMi Clos Studioが開発を行う本作では、プレイヤーは太陽系外の宇宙空間で目覚めた宇宙飛行士となり、宇宙船の状態を維持しつつ、広大な宇宙空間を移動して目的地への到達を目指します。


惑星を点と点を繋ぐように移動する。惑星や衛星の種類も様々でブラックホールも存在している。

一見するとPC向けに登場した宇宙船シミュレーションゲームの『FTL』にも見える本作ですが、その内容は似て非なるもので、本作のゲームシステムの核となる要素として宇宙船には3つのパラメーターFuel(燃料)、Oxygen(酸素)、Hull(船体)が存在しており、これらは宇宙空間の移動や、惑星の着陸及び資源の採掘、イベントとして発生するアステロイド郡に突入した際など、行動によりゲージが減少します。

これらが1つでも0の状態になるとゲームオーバーとなる為、ガス惑星で燃料の水素(H)及びヘリウム(He)を採取、大気のある惑星に着陸して酸素(O)の補給、岩石惑星に着陸し船体の修理に必要な鉄(Fe)を採掘など、常にパラメーターの状態を意識したプレイが必要となります。

未知のエイリアンとの接触で新たなテクノロジーや言語を学ぶ事も。

上記の核となるゲームシステムの他に、テクノロジーという要素もシステムにおいて主要な位置を占めており、テクノロジーには採掘に必要な“ドリル”や宇宙空間の移動に必須となる“Space Folder”など、宇宙の航海をより快適なものとさせる全20種が登場。これらは採掘した15種の素材から作り出す事ことが可能であるものの、最初に開発できるテクノロジーの種類は限られており、道中で未知のエイリアンなどと接触する事によって新たなテクノロジーを修得/開発が可能となります。


船体には収容できるテクノロジーや資源の数は限られている。必要となる物の取捨選択もプレイヤーの手に委ねられる。宇宙空間には放棄された8種類の宇宙船が存在し、より大きな船体へ乗り換える事も可能。

本作は毎回異なるゲーム展開で何度も楽しめるリプレイ性と、商品ページに記載のある“WARNING : This game is hard ! ”の注意文に象徴される高い難易度が大きな特徴で、開発者の方もこの高い難易度を自負しており、実際にゲームをクリアしたのはまだ少ないと伝えています。

惑星の移動の度に読む事ができる航海日誌。サバイバル気分を高めてくれるものの、全て未ローカライズなのが難点。

この高い難易度と共にリプレイ性に貢献しているものとして、本作には惑星を移動した際にその状況を説明する航海日誌が表示される要素があり、この文章は300以上に及ぶパターンが登場するなど、ゲームブックアドベンチャーの様相を呈した読み物としても楽しめる側面があります。

シナリオ担当を担当した開発者の方は大のアドベンチャーゲームブックマニアらしく、フランスで出版されていたゲームブックをほとんど所持している程なのだそうです。この航海日誌では時折プレイヤーに選択を迫る場面もあり、選択次第では状況が好転したり、または悪化したりと様々。惜しむらくは本作が未ローカライズのため、これらの文章を手軽に楽しめるとは言い難く、本作の魅力を最大限に味わうには辞書を片手に携えたプレイスタイルが必須となりそうです。

筆者も数日前から暇があってはプレイを続けているものの、未だクリアに到達は出来ておらず、その難易度の高さに圧倒されていますが、いつかはエンディングを拝みたいと思っています。尚、物語のエンディングは3種類用意されているとの事なので、挑戦しがいのあるゲームを求めている方にはお勧め出来るタイトルと言えるでしょう。

《Round.D》

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