未完成ぶりに批判が噴出したサバイバルゲーム『Earth: Year 2066』Steamでの早期アクセスを一時中止【UPDATE】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

未完成ぶりに批判が噴出したサバイバルゲーム『Earth: Year 2066』Steamでの早期アクセスを一時中止【UPDATE】

開発途上のゲームを購入し、そのゲーム性をいち早く体験できる早期アクセスシステム。Steamにて4月17日より早期アクセスが開始されていたサバイバルゲーム『Earth: Year 2066』が、早期アクセスを中止し、払い戻しを行うことがValveより発表されました。

ゲーム文化 インディーゲーム
未完成ぶりに批判が噴出したサバイバルゲーム『Earth: Year 2066』Steamでの早期アクセスを一時中止【UPDATE】
  • 未完成ぶりに批判が噴出したサバイバルゲーム『Earth: Year 2066』Steamでの早期アクセスを一時中止【UPDATE】
  • 未完成ぶりに批判が噴出したサバイバルゲーム『Earth: Year 2066』Steamでの早期アクセスを一時中止【UPDATE】
開発途上のゲームを購入し、そのゲーム性をいち早く体験できる早期アクセス販売。Steamにて4月17日より早期アクセスが開始されていたサバイバルゲーム『Earth: Year 2066』が、早期アクセスを中止し、払い戻しを行うことがValveより発表されました。

インディーデベロッパーKilling Day Studiosが開発する『Earth: Year 2066』は、黙示録的なSF世界を舞台にサバイバルを行うオープンワールドサバイバルゲーム。リアルなダメージ表現や、大規模なオープンワールド、カスタマイズ可能な武器や防具、ユニークなクラフトシステムなどを目指し開発が進められています。しかし、早期アクセスの時点では、限定的なサバイバルモードしか実装されておらず、それも不具合が多い状態だとして、購入したユーザーからは沢山の不満が漏れていました。


こうした状況を鑑み、Steamでは販売中止を決定。既に購入したユーザーへの払い戻しを行うと発表しています。
    Steamではデベロッパーが、機能、価格、出版物、プロモーションについて独自の意思決定を行います。しかしながら、ゲーム販売においてSteamはデベロッパーからの誠実さを求めています。私達は『Earth: Year 2066』を早期アクセスから削除しました。ゲームを購入したお客様は5月19日まで、ストアページにて払い戻しを受けることができます。払い戻しボタンがストアページに表示されていない場合は、アカウントページの「取引」からアクセスできます。

過去に様々な騒動を巻き起こし一時販売中止となった『Infestation(旧名 The War Z)』など、早期アクセスにはユーザー側のリスクが伴います。Steamでは沢山の早期アクセスが行われており、ユーザーが安心して利用するためにはもう少しシステムを整備する必要がありそうです。

UPDATE(2014/5/07 16:30)

どうやらこの『Earth: Year 2066』の販売中止は完成度以前の問題だったようです。Redditでは今まで行われていた悪行の数々が報告されており、ゲームイメージの他作品からの流用や、フォーラムでの批判コメントを編集/改ざん、友人に高評化をつけてもらうステルスマーケティング、更には他人が作ったトレイラーを使い『Project Earth』というタイトルでIndiegogoキャンペーンを実施したりと、散々な振る舞いを行っていたようです。販売停止は当然の処置と言ったところでしょうか。

このようなタイトルが実際にSteamで販売されてしまうケースは稀なものですが、早期アクセスやSteam Greenlightを悪用した極めて悪質な行為だと言えます。その辺りも含め、早期アクセスには様々なリスクがあることを再確認し、利用する必要がありそうです。
《水京》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

ゲーム文化 アクセスランキング

  1. プレイヤーをがっかりさせたりやる気をなくさせるゲームのメカニズムとは?掲示板で様々な意見が飛び出す

    プレイヤーをがっかりさせたりやる気をなくさせるゲームのメカニズムとは?掲示板で様々な意見が飛び出す

  2. 待ちわびたが故の喪失感…長く待ったのに遊んだら「期待はずれ」だったタイトルって?

    待ちわびたが故の喪失感…長く待ったのに遊んだら「期待はずれ」だったタイトルって?

  3. 『ドラゴンズドグマ 2』ユーザーから悲鳴上がる、ゲーム世界を破壊する、とある「仕様」…対抗策の研究も進む!カギは宿屋とメインポーンか

    『ドラゴンズドグマ 2』ユーザーから悲鳴上がる、ゲーム世界を破壊する、とある「仕様」…対抗策の研究も進む!カギは宿屋とメインポーンか

  4. 「さっきからパンパン痛いのよ!この年増女!!」『FF7』ティファがブチギレた“ビンタ対決”が、見覚えある構図に…とあるファンアートが秀逸

  5. 『大カプコン展』が2025年3月から開催決定!原点から最新技術までを紹介する初の展覧会

  6. 『ドラゴンズドグマ 2』資金難に苦しむ海外ユーザーが協力して金策を企む―「これはネズミ講」との声も…

  7. なぜ?『スカイリムSE』過去2年のModダウンロード数が4倍に…背景には便利ツールの登場か

  8. ジブリから影響受けた冒険ACT『Europa』発売を夏に延期―開発チームはパートタイムで本業でできないことに挑戦

  9. 歴史的ビデオゲームパッケージがオークションに、50ドルスタートが1日で4,000ドル超え―グラフィックアドベンチャーの始祖『ミステリーハウス』初版ディスク出品される

  10. ジブリ映画「紅の豚」の影響受けた水上飛行機アクションADV『The Brew Barons』最新トレイラー!

アクセスランキングをもっと見る

page top