インディーバブルが弾ける日、Steamにおける急激な市場の変化を大物デベロッパーが斬る | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

インディーバブルが弾ける日、Steamにおける急激な市場の変化を大物デベロッパーが斬る

増え過ぎたゲームによるインディーバブルは崩壊の危機を迎えているかもしれないと、Spiderweb Software創設者のJeff Vogel氏が自身のブログ、The Bottom Feederで警鐘を鳴らしています。

ニュース ゲーム業界
インディーバブルが弾ける日、Steamにおける急激な市場の変化を大物デベロッパーが斬る
  • インディーバブルが弾ける日、Steamにおける急激な市場の変化を大物デベロッパーが斬る

以前、2014年に入ってから4ヶ月でリリースされたSteamタイトル数が2013年全体の数字を超えたことをお伝えしましたが、増え過ぎたゲームによるインディーバブルは崩壊の危機を迎えているかもしれないと、Spiderweb Software創設者のJeff Vogel氏が自身のブログ、The Bottom Feederで警鐘を鳴らしています。

同氏は、インディーゲームの到来が世界に多くの良作をもたらした一方で、Steamにあふれるインディー製品とバンドルを通した供給過剰との間で市場が持続不可の状態になっていると指摘。「どれだけの人が、Greenlightを頻繁に通過する何百ものインディータイトルを不安視する記事を読んだことがある。需要があればそれで問題ない。だが現実は違う」先月、購入したSteamゲームの4割近くは未プレイという統計結果が出ていたように、実際単価の低下による急速な供給の増加に対して需要が追いついていないのが現状です。

Vogel氏は続けて、「欲しくもないものなんだから大抵の人は遊ばない。問題は望まれていないものを売りつけるビジネスが不安定だということだ」と、"露天掘り"で安易な商売をするほど後から参入するデベロッパーは不利になることに言及。「数百ドル払えば数年間は手持ち無沙汰にならない。お得なんだからそうすべきだ。次に本当に欲しい作品をフルプライスで年に1つだけ購入する。それでもう新規デベロッパーにお金をつぎ込むリスクを抱えなくて済むだろう。2、3年様子を見てごらん。新規参入者はもういないだろう。それだけ続かないのだよ」以前は莫大な利益を生んだバンドル商法も、薄利多売から多売を取れば何も残らないとのことです。

さらに、「インディーゲームはもともと作品への愛にあふれる情熱を抱いた人々によって始められたものだ。それが今はたいして関心もない人たちが小銭のために無難で変わり映えしない商品の山を築いている」と現状を悲観する一方で、Steamを責めても仕方がない点を強調。その上で、現状を誰もが予想できた必然の結果であるとして、それを指摘する自分を自虐的に捉えている気持ちを吐露しています。「言うだけ落ち込むよね。なんだか自分が他人のズボンが下がっているのを指差して笑っているクズみたいに思えるよ」

インディーゲーム市場の拡大と低価格競争は果たして業界をどこへ導いていくのか。引き続き動向を見守りたいところです。
《河合 律子》
!ゲムスパ渾身のPR記事!

    編集部おすすめの記事

    ニュース アクセスランキング

    1. PSディスク廃止関連ボイコット「#PSBlackout」業界アナリストが「目立った影響は見られなかった」と発言。海外掲示板ユーザーも一歩引いた姿勢で冷ややかな反応

      PSディスク廃止関連ボイコット「#PSBlackout」業界アナリストが「目立った影響は見られなかった」と発言。海外掲示板ユーザーも一歩引いた姿勢で冷ややかな反応

    2. ソウルライクARPG『Lies of P』続編タイトルは『Wonders of O』に?開発元が新たな商標を申請。「オズの魔法使い」との繋がりを指摘する声も

      ソウルライクARPG『Lies of P』続編タイトルは『Wonders of O』に?開発元が新たな商標を申請。「オズの魔法使い」との繋がりを指摘する声も

    3. 【最大80%オフ】『不思議のダンジョン 風来のシレン』シリーズがSteam/スイッチ向けにセール中。Steam版『シレン5』は80%オフ596円

      【最大80%オフ】『不思議のダンジョン 風来のシレン』シリーズがSteam/スイッチ向けにセール中。Steam版『シレン5』は80%オフ596円

    4. 開発者の妻のボイスなのに…ユーザーが誤解しAI認定「ゲームが台無し」─オープンワールド風RPG『Luminary』Steamレビュー巡り「AI魔女狩り」について議論勃発

    5. AI映像が物議醸したレベルファイブ発表会について日野社長が謝罪―「発売されるゲームに安易なAI出力データは入らない」と説明

    6. 任天堂、拒絶査定された『パルワールド』関連特許に不服審判請求。査定内容に反論し、特許を受けられる発明であると主張

    7. シリーズ最新作『ディアブロ V』2029年春発売決定!ディアブロが勝利した世界で堕ちたサンクチュアリを訪れる

    8. 『オーバーウォッチ』新サポート・ヒーロー「ドクトリン」お披露目! ひと足早くお試しできる期間限定トライアルも開始

    9. 『ディアブロ V』2029年春発売に向け開発元社長が自信示す―Blizzardは「大作を期日通りに世に送り出す会社」と強調

    10. 小島秀夫監督新作『PHYSINT』PlayStationとの協力関係が解消…『OD』と同じくXBOXとパートナーシップへ

    アクセスランキングをもっと見る

    page top