プレイ前にブース担当者の説明を受け、『FIFA 15』では何が新しいのかを確認。曰く、今回の『FIFA 15』ではピッチ上の選手たちと数万人の観客とがより感情的な面で繋がるようになっているのだそう。「例えばシュートが失敗する、そうするとチームメイトが君（プレイヤー）を発奮するような行動に出てくるんだ。そして何度も失敗すると今度は数万の観客達が君に対して苛立ってくる。最終的には怒りだして野次ったりブーイングを浴びせてきたりする。野次られた選手はそれに対して腹を立てたり落胆したりする」といった選手と観客らの感情面のやり取りも新たに付加された機能だそう。
また選手のAIを徹底強化。敵味方選手の相互の位置関係を的確に把握し、プレイヤーの動きや戦略をAIが予測。プレイヤーがより戦略に集中出来るようそれぞれの選手が動いてくれるようになっているとの事。選手のモーションも新たに練り直し、ボール捌きがよりリアルであり、且つプレイヤーの操作がダイレクトに伝わるように調整されているのだそう。
もう一つ大きな変更点は次世代ゴールキーパー。キーパーのモーションを徹底的にキャプチャーし直し数十にも及ぶ多数のモーションを追加。シュートに対してより人間的で現実感のあるキーパーのリアクションを取れる作りになっているとの事。
さらなるおまけ要素として歴代のFIFAシリーズで最も使用されている英国「プレミア・リーグ」の2013年度からのチーム応援歌、応援コール等を全て収録し、プレミアリーグファンは一際臨場感の高いゲームが楽しめるようになっています。
さて、ハンズオンプレイですが、正直なところ30分のプレイではFIFAシリーズをやりこんでいない身としては伝わってきづらいものがあるんじゃないかなってことで、あえて？ボロ負けして選手や観客のリアクションを見てやろうと言う高度な戦法で3点目を入れられてみたところ、もうあれっすわ。何で？っていうくらいアツくなってるんですよ、観客の皆さんが。AIのくせに。え？応援してくれてるんちゃうのん？って感じです。こっちはキーパーの新しい動きを見たいからあえてざるになってるんですよ～って言いたいのですが理解して貰うのは難しい。人間とAIが相互理解するのはまだまだ遠い未来のようです。まあ僕は負けてあげたんだけど。あえてね。
で、大忙しの次世代ゴールキーパーの動きですが、確かにとても人間臭い。新たに追加されたモーションをフルに駆使してゴールを死守してくれました。が、奮闘むなしく3－1の惜敗でハンズオンプレイ時間は終了。
全体的な感想としては名作「FIFA」シリーズの操作感やグラフィックは相変わらずの高値安定。さらに新たに付加されたボール捌き要素やキーパーのアニメーション、そして野次や応援歌等は一見一体験の価値有りと言うところでしょうか。
新たにトルコのプロリーグも加わった『FIFA 15』はPlayStation 4、PlayStation 3、Xbox One、Xbox 360、PlayStation Vitaで、2014年10月9日の発売予定です。
