東京ゲームショウ2014のインディーゲームコーナーでは、Kickstarterでキャンペーン中のタイトル『Band Saga』が出展されています。
本作は9月2日からクラウドファンディングをスタート、目標額2万9,000ドルのうち1万ドルまで資金を集めています。筆者は昨年のBitSummitで初期のプロトタイプを体験しましたが、改めてプレイリポートをお届けします。
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今回のプレイアブルデモでは宇宙船のオープニングシーンと宇宙ステーションのステージが遊べました。離ればなれになったヒロインのマリナを救出するため、主人公は宇宙ステーションを探索します。2つのアナログスティックで移動とショット攻撃を行うクォータービュー形式の全方位シューティングといった雰囲気です。
フロアの敵をすべて倒すと、2つの選択肢が現れます。プレイヤーは主人公のパワーアップかマリナの救出のどちらかを選ぶ必要があります。ストーリー的にはマリナの救出に向かいたいところですが、開発者のRekchadam氏が言うには救出はとても難しいとのこと。そのため、まずはパワーアップを目指します。パワーアップでは回転斬りや竜巻状の体当たりといった必殺技を覚えます。アクション自体は素朴なものですが、アニメ的なモーションは見ていて楽しかったです。
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肝心の音楽の要素ですが、今回のデモでは実装されていません。本作にはパッド式サンプラーのようなシーケンスモードが実装される予定で、楽曲を編集すると同時にステージを編集していくのが最大の特徴となるようです。また今回のバージョンはバグが多く残っており、プレイを中断することも頻発しました。アートワークや音楽などが魅力的ですが、まだまだ完成には時間がかかるという印象です。
本作はPC、iOSでリリース予定。12月に完成予定とRekchadam氏は述べていましたが、気長に待つ必要がありそうです。Kickstarterの支援期限は9月2日から10月2日までとなっていますので、気になる方は東京ゲームショウで直接触れて検討してみてはいかがでしょうか。
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