【TGS2014】まだまだ知られざる韓国のインディーゲームシーン | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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【TGS2014】まだまだ知られざる韓国のインディーゲームシーン

どちらかと言えば欧米の開発者に注目が集まりがちのインディーゲームシーンですが、今回は韓国の出展者から気になる作品を紹介したいと思います。

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【TGS2014】まだまだ知られざる韓国のインディーゲームシーン
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TGS 2014のインディーゲームコーナーは今年も世界中のインディーゲームが集まりました。昨年よりも規模は拡大していますが、北米よりも東アジア圏の出展者が多い印象を受けました。

どちらかと言えば欧米の開発者に注目が集まりがちのインディーゲームシーンですが、今回は韓国の出展者から気になる作品を紹介したいと思います。韓国といえば、MMORPGやRTSといったPCゲーム大国ですが、インディーゲームではどういった作品があるのでしょうか。

6180 the moon


Turtle Creamはソウルを拠点とする二人組の開発者。大学在籍中の2009年にスタジオを設立、小粒ながらも独創的な作品を発表してきました。中でも『Sugar Cube』では2010年IGF ChinaのWinnerに輝いています。今回の出展作品『6180 the moon』も2013年のGDCやE3の選定作品として評価され、海外メディアでも話題になっております。

ゲーム内容はシンプルな2Dプラットフォーマー。プレイヤーは月をモチーフとしたボールを操作してゴールに向かいます。移動とジャンプだけの操作ですが、ステージには重力が発生しており、ジャンプの挙動がかなり独特です。また画面の上と下はつながっており、ジャンプすることで反対側の足場に着地するといったパズル要素も特徴的です。

一見するとなんの変哲もないゲームですが、レベルデザインが非常に優れているという印象を受けました。ステージ数は100以上とかなりのボリューム。サウンドトラックも幻想的な雰囲気です。公式サイトの他、SteamやDesuraで販売中です。また彼らの過去の作品のいくつかは無料でも公開されているので、気になった方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

Turtle Creamの二人に韓国のインディーゲーム事情について尋ねたところ、まだまだ非常に小さな規模だと答えていました。現在の韓国のゲーム産業はPCオンラインゲームに特化しており、多くの開発者は似たようなゲームばかり作らざるを得ないそうです。そういった状況から抜けだそうと、徐々にインディーゲーム開発者を目指す人が増えていると説明してくれました。



Rooms: The Unsolvable Puzzle&PROJECTIVE


HandMade Gameは韓国のインディーゲーム開発者です。モバイルゲームの会社出身のゲームデザイナーを中心となり、2008年に設立されました。スタジオの設立者Jake Jonghwa Kimの学生作品からスタートとした『Rooms: The Main Building』は、PC、Macの他にニンテンドーDSやWiiでもリリースされて成功を収めています。今回はその続編となる『Rooms: The Unsolvable Puzzle』と『PROJECTIVEという2作品が出展されました。

『Rooms: The Unsolvable Puzzle』はスライドパズルとポイント&クリックを掛けあわせたようなゲームです。女の子のキャラクターを部屋の入口から出口を運ぶために、パネルをスライドして道を作っていきます。部屋の中には鍵や電話といったアイテムが登場して、それらをうまく利用して出口を目指します。コンセプト自体は非常に王道なゲームですが、レベルデザイン、ビジュアル、エフェクトなどが非常に高レベルでまとまっていました。

『PROJECTIVE』は一人称視点のパズルゲームです。空間に散らばっているオブジェクトから決められたシルエットを探すという内容です。うまくシルエットを発見するためには、視点を細かく変えることが必要となってきます。カラフルで抽象的なビジュアルは『Rooms: The Unsolvable Puzzle』に比べるとよりインディーゲームらしい雰囲気があります。

どちらの作品も際立って個性的というわけではないですが、適度にまとまった印象を受けます。そもそもスタジオの名前やウェブサイトでは職人魂を大切にするポリシーが掲げられています。ゲーム業界経験者が立ち上げたスタジオだけに落ち着いた作風が逆にHandMade Gameの個性のように感じました。


以上、2つの開発者を取り上げましたが、インディーゲームコーナーでは韓国を含む他の東アジアの展示が行われています。参加する方は欧米のインディーゲームとは少し違った作品をこの機会に試してみるのはいかがでしょうか。
《Shin Imai》

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