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【E3 2015】『Destiny』初の大型拡張コンテンツ「降り立ちし邪神」開発者インタビュー

オンラインマルチシューター『Destiny』初の大型拡張コンテンツとなる「降り立ちし邪神(The Taken King)」。
Bungieで『Distiny』のレベルデザイナーを務めるLuke Timmins氏の合同インタビューがE3 2015のActivisionブースにて行われましたのでその模様をお送りします。

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オンラインマルチシューター『Destiny』初の大型拡張コンテンツとなる「降り立ちし邪神(The Taken King)」。Bungieで『Destiny』のレベルデザイナーを務めるLuke Timmins氏の合同インタビューがE3 2015のActivisionブースにて行われましたのでその模様をお送りします。

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――まず、今回の「降り立ちし邪神」はどのような内容なのでしょうか。

Timmins:初めての大型拡張コンテンツとなります。『Destiny』は2年目になるのですが、「降り立ちし邪神」は2年目をキックオフする大事なコンテンツです。1番の大きな要素としては、オリックスという非常に強大な敵が登場することです。「地下の暗黒」の段階でエリスというNPCキャラクターが、暗黒の先に巨大な悪オリックスがいるとずっと言い続けていましたが、プレイヤーはそこに遭遇することなくきています。E3で体験できるシングルプレイモードの序盤にオリックスが出てきますが、「地下の暗黒」のレイドでクロタというオリックスの息子をプレイヤーたちが殺してしまったために、オリックスは復讐で怒りに打ち震えてしまったのです。英語名の「The Taken King」に「Taken」とありますが、これが新しい敵の種類となります。オリックスは基本的にはハイヴの巨大な邪神なのですが、彼には特殊な能力があります。今までいたどんな種類の敵でもオリックスに捕まって次元を超えさせることにより、その敵は全く別の存在になってしまうのです。その存在を変えられてしまった敵の軍団を「The Taken」と呼びます。本来、彼らが持っていなかった力を無理やり与えられ、元の世界に戻されているのです。今回の大型拡張コンテンツは、オリックスとTakenを中心に回っていくことになります。


この新たな脅威に立ち向かうために、ガーディアンも新しい力として、それぞれのクラスにサブクラスが設置されています。ウォーロックはストームコーラーというサブクラスで、ストームトランスと呼ばれる手先からチェーンライトニングを発して敵に直接ぶつけていくという能力があります。わかりやすく言えば、『スターウォーズ』に出てくるパルパティーンの攻撃に非常に似ています。現状はバランス調整が入る前であるため、PvPでも若干強すぎる状態になってしまっているので調整していきます。この属性は、今までのサブクラスに入っていなかったアーク属性となります。タイタンのサブクラスはサンブレイカーで、これまでなかったソーラー属性となります。ハンマーを遠くから投げることもできますし、直接殴りつけることもできる非常に楽しいクラスになっています。私が作っている途中にみて1番驚いたのが、ハンターのサブクラスであるナイトストーカーのシャドーショットという能力で、これをぶつけられた敵は動きを止められ、さらに一定時間経つと爆発して周囲の敵も動けないように止めてしまうというサポートアビリティです。これまでサポートらしいことをハンターはやってこなかったので、非常に面白いと感じて新たなハンターを作りました。

「降り立ちし邪神」は、『Destiny』にあったすべてを拡張させるものなので、すべての要素を増やしてくれます。その中で、ユーザーのみなさんがすごく期待してくださってると思うのが、武器、装備、エキゾチック系のものなのですが、その辺もユニークで面白いものを増やしています。さらに、新たな行き先として、オリックスの居城である巨大戦艦ドレッドノートが追加され、ガーディアンたちはそこを目指すことになります。あまりに巨大なそこに何があるのか、ゲームを通して探索をしてもらいたいです。


――今回のデモを体験して、以前よりもホラー要素やダークなイメージを強く感じる演出が多かったのですが、全体的にそのような雰囲気となるのでしょうか。

Timmins:過剰なホラーやダークな要素を続けていくつもりはありません。今までいたハイヴの中でオリックスは多少異形の種類です。それがさらにTakenになって、またさらに違うテイストが入っていきます。彼らの中には、表に現れづらいですがユーモア的要素も入れているので、単純にゾンビの世界のような暗い世界に一方的に持って行くつもりはありません。もちろん、ガーディアンとして敵を見たときに意味嫌うものとなるので、基本的にはドレッドノートを見て、あそこには行きたくないなという気持ちを抱きつつも、人類のためにはあれを消滅させなければいけないという気持ちを沸き起こしたいという考えがあります。

――今回の拡張コンテンツでは強そうなサブクラスが登場していますが、既存のクラスは強化されるのでしょうか。

Timmins:私の役割は、いろんなライブ状況をアップデートしたりパッチを当てたりすることなのですが、ユーザーの声であったりコミュニティを見ていて、調整しなければいけないところはずっと調整してきています。今回も調整が必要だと感じたときには当然調整します。サブクラスについては、当然Takenなど今回の拡張に関して非常に有効になるように作られており、状況において強いという制限付きな強さですので、過去のサブクラスが急に使えなくなるということはありません。ユーザーは状況によってサブクラスは変えていくと考えていますので、タイタンにもサポート機能を持ったサブクラスもありますし、当然ハンターの新しいサポート機能も活きる場面も出てきたりと、遊び方にバリエーションが出てくると思います。

――それぞれのサブクラスに追加されたグレネードの特徴を教えてください。

Timmins:まずハンターですが、スラッシュという戦場に長い壁を作るグレネードで、壁はダメージを与えて敵を遠ざけるほか、味方を安全のために一時的に隔離することに使えるというものがあります。もう1つはスモークボムで、身を隠したり敵を文字通り煙に巻くという用途に使用できます。その2つが追加されましたが、名前はこれから変更するかもしれません。タイタンはマッチというソーラー属性のグレネードで、前方に直進しダメージを与えるグレネードとなります。ウォーロックは、デルージというグレネードで、半球状のドームの中に雷を召喚するもので、遠くから投げてその範囲にいる敵全体に大きなダメージを与えられるものです。現状では強すぎるのでこれから変更になるかもしれません。


――今回のサブクラスで、光のレベルはどれくらいまで上がるようになっているのでしょうか。

Timmins:すみませんがお話しできません(笑)。ユーザーの関心も非常に高く、私もレベル34のキャラクターを3つ持っていて、もし自分が聞く側の立場であれば、教えて欲しい!と言うでしょう。本当は言いたいのですが、背景にストーリーがあって順を追って説明したいので、そこはローンチに近づくにつれて明らかにしていきたいと思います。

――今回の大型アップデートでは、『Destiny』を途中でやめていたユーザーや、今回興味をもって初めてプレイするユーザーに対して、ディープにプレイしてきたユーザーと対等にプレイできるような救済処置は用意されているのでしょうか。

Timmins:ここも詳細はこれから開示していくところなのですが、新しくはじめる人とレベル34の友達とが一緒に遊べるようにBungieの中でもずっと話し合っていて、今回もそれがゲームに反映されています。それがどういったものかというのは、すみませんがお話しできません。価格ですが、新しいユーザーに入ってもらうための工夫をしており、今回のパッケージには『Destiny』本編と「降り立ちし邪神」を含むすべてのコンテンツが入って、『Destiny』発売時と同じ60ドル(国内は7900円)という価格で用意していますので、新しいユーザーにどんどんきてほしいと強く思っています。

――日本の既存プレイヤーに向けてのメッセージをお願いします。

Timmins:長く遊んでくれてありがとうございます。そして、さらに楽しんでほしいです。新しいコンテンツを出すたびに、楽しんでもらえるのかと不安に思いながらも期待感もあります。今作は非常に自信もあり、絶対に楽しんでもらえると思っています。私はビールを飲みながら遊んでたりしますし、世の中には友達とワイワイいいながら遊んでいるユーザーも多いと思います。それぞれのユーザーに合った形の遊びを見つけて、是非とも楽しんでもらいたいです。

――ありがとうございました。

◆◆◆ ◆◆◆ ◆◆◆

『Destiny』の大型拡張コンテンツ「降り立ちし邪神」はPS4/PS3向けに2015年9月17日リリース予定です。
《Daisuke Sato》
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