1C Game Studiosと777 Studiosは、WW2コンバットフライトシム『IL-2 Sturmovik: Battle of Stalingrad』の最新情報にて戦車シミュレーション要素を実装すると告知しました。
これは、本作のゲームエンジンがフライト要素だけでなく様々な機械をシミュレートすることに熱を入れていたため、エンジン技術のデモンストレーションにて異なる用途に対応する方法を学んだからとのこと。陸戦シムの開発は、『IL-2』シリーズの本体がリリースされるまで中断されていましたが、フライトモデル開発において3Dモデリング部門が暇を持て余していることが判明。そのため、プレイヤー操作の車輌を試すために高品質なスターリングラード戦車工場、ソ連のT-34-76とドイツのIII号戦車L型(PzKpfw III Ausf. L)を制作しました。
10月16日に公開されたT-34プレイ映像
本作における実装予定の戦車シム要素は以下のとおりです。
- フライトモデルと同様に行動様式や速度、加速度、ブレーキ、旋回、登坂能力を再現。
- 操作は、4つのカーソルキーかジョイスティックから可能、それらはガスやクラッチ、ブレーキペダル、ギアセレクターに設定。
- 武装は同軸機銃や弾道、装甲貫通能力、発射レートをシミュレート。
- 現時点で、弾は徹甲弾と榴弾の2種類。
- 装甲圧も再現。
- 戦車の破壊判定は弾薬ラック直撃による爆散か、エンジン破壊、そして乗組員を倒すこと。
- プレイヤーは、単独で運転手と砲手に切り替えることが可能なことに加えて、他のプレイヤーと協力して操作も可能。
- 戦車砲の照準は実物を再現しており、照準調整も可能。
現時点でベータ状態である戦車シムは、バージョン1.105に追加する予定です。
なお、この最新情報ではドイツのBf 110 E-2のフライトモデル開発が終了したと報告し、3Dモデルのスクリーンショットを公開しています。