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ぐちゃドロになっていくシスター主人公の成人向けACT『シニシスタ2』は、「回避」がないからこそ自然と“被虐”してしまう【プレイレポ】

「なすすべなくやられてしまう」体験を生むデザインが秀逸です

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ぐちゃドロになっていくシスター主人公の成人向けACT『シニシスタ2』は、「回避」がないからこそ自然と“被虐”してしまう【プレイレポ】
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DLsiteにて12万本以上を売り上げた成人向けアクションゲーム『シニシスタ』。描きこまれた重厚な2Dドットのビジュアルと、死への憧れ、被虐性をテーマとするダークファンタジーな世界観が特徴の作品です。

2025年4月12日には続編となる『SiNiSistar 2(シニシスタ2)』が発売され、さらにパワーアップしたビジュアルとボリュームが好評を博しています。

そんな本作のSteam版が、本日5月16日に発売。本記事では『シニシスタ2』の魅力と、Steam版ならではの特徴を紹介します。

回避手段に乏しいからこそ、自然と“被虐”してしまう絶妙なバランス

本作がアクションゲームとして特徴的なのは、「回避」の手段がほとんど排除されていることです。

主人公のシスターの動きは人体の重みを感じさせるゆっくりとしたもので、スタイリッシュな回避アクションなどはありません。

一方で、敵には拘束攻撃を行ってくるものが多め。元が成人向けゲームなのもあり、敵ごとにフェティシズムを感じさせるバリエーション豊かな拘束時のアニメーションが用意されています。

前作の持つ“恐ろしい存在に襲われる絶望感”、“被虐性”のテーマを一貫して引き継いでいるからこそ、容易に敵の拘束攻撃を避けられないようにデザインされているのです。

容易に敵の攻撃を回避できないのだとすれば、どのように敵に対処するのか。本作のアクションの駆け引きの中心は、遠距離攻撃or近距離攻撃、通常攻撃or魔法攻撃の適切な判断にあります。

上述の通り、拘束攻撃を行う敵が多い本作は、飛びかかるような挙動の敵が多めになっています。狭い攻撃範囲で、前方に素早くおこなう通常攻撃に対して、上方向を含めて広範囲に攻撃できる「剣の魔法」は、飛びかかりのような上方向を含む対処に最適です。

上空を飛んでいる敵や、上方に弱点を持つ敵に対しては、遠距離攻撃である「矢の魔法」が有効。矢の魔法はかなり独特な挙動で、例えば『スーパーマリオ ヨッシーアイランド』のように上下にカーソルが移動し、狙う方向が移り変わっていく形です。離れていても攻撃できるという強力な能力な分、狙うのに時間を掛ける必要があるというリスクをはらむようにデザインされていることがわかります。

これらの魔法攻撃は通常攻撃と比較して火力も高いため、積極的に使っていきたいのですが、魔法攻撃なのでMPを消費します。ガンガン魔法攻撃を使っていると、MPはわりとすぐに枯渇してしまうので、通常攻撃との使い分けが大切。

かといって魔法攻撃を出し渋っていると、敵を倒しきれず、上述の通り主人公の動きが重いために容易に攻撃を受けることになります。この、しっかり対処しようとしても結局主人公のシスターが次第にボロボロになっていくバランスがテーマに即しており秀逸です。

主人公に対する被虐主体とする成人向けタイトルでは、敵の攻撃を受けるために手加減をしないといけないことも多いのですが、本作はこの部分を徹底している上、全体的に高難度になっているために、敵になすすべなく倒されるロールプレイが自然と発生します。

一方で、敵にやられても直前から再開できるようになっているため、ストレスは少なめです。バンバンやられて、シスターをぐちゃドロにしていきましょう。

パッチ適用なくとも問題なく遊べるものの、やはり適用がおすすめ

DLsite版はもとから成人向け描写が入っていますが、Steam版では別途配布されているパッチを適用するまで、それらの表現は描かれません。ようは、Steam版は全年齢版『シニシスタ2』といえる調整がなされているということです。

今回、プレイレポート執筆にあたってパッチ適用前の『シニシスタ2』をプレイしましたが、成人向け描写を除いても自然な体験になるよう、かなり丁寧に調整されていることが分かります。

上述の通り、成人向けの描写を含まない敵の拘束攻撃のバリエーションなどは担保されており、この時発生する継続ダメージなどは変わらないため、戦闘やリソース管理面での体験に変わりはありません。

原作であった、ゲームオーバー時にイベントシーンが用意されている敵に倒された際の特別な演出がなくなっているなどの差はありますが、暗転時には原作と同様の「リーリアは虫と同化した」といったテキストが表示されたり、ゴア表現の効果音はそのままになっていたりするため、何が起こっているかは理解できます。

当然パッチ未適用で襲われることはない。

とはいえ、本作の持つ世界観やテーマを考えると、Steam版で意図的に“性欲”や“残虐性”が排除されている描写には、妙な違和感があることも否めません。

三大欲求の中で性欲だけを忘れてしまったような、違和感ある大作RPGのNPCたちとは対照的に、成人向けタイトルであるからこそその描写に正面から向き合っていることも、『シニシスタ2』の魅力の一つです。

R18版でしか見られないゲームオーバー時のイベントはどれも非常に凝ったものになっていますし、探索で発見できる専用のイベントも豊富なため、上述したような“被虐”の体験を極限まで楽しむのであれば、パッチの適用はやはり推奨したい部分です。

Steam版のリリースに際して、DLsite版を含む新規要素のアップデートも予告されています。

前作『シニシスタ』主人公「ラビアン」風の新衣装Mod、および主人公ボイス選択機能の追加。同時にラビアン役を担当した声優、天知遥氏による新ボイスタイプが追加されるようです。新難易度「Hard」も追加され、より歯ごたえのある体験を楽しめます。


シニシスタ2』は、Steam/DLsiteにて配信中。販売元Eroge Japanの公式サイトにて、成人向け要素を解放するパッチも無料公開されています。


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ライター:お茶缶,編集:八羽汰わちは


ライター/ミンナニ ナイショダヨ お茶缶

任天堂タイトル中心に、けど色々手を出すゲーム好きな人。ベストゲームは『ゼルダの伝説 時のオカリナ』。

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編集/ 八羽汰わちは

はちわたわちは(回文)Game*Sparkの共同編集長。特技はヒトカラ12時間。

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