千葉・幕張メッセで開催されている「東京ゲームショウ2017」会場にて、9月22日、PlayStation VR対応の一人称視点ホラー『Stifled』のメディア向けセッションが開催されました。
『Stifled』を開発するGattai Gamesはシンガポールを拠点とするゲーム開発会社。セッションに登壇した本作の開発者ジャスティン・ウー氏によると、デジペン工科大学シンガポール高で出会った仲間とともに設立した会社であるとのこと。学生時代に仲間と6ヶ月で開発した『Lurking』というゲームが「東京ゲームショウ2014」をはじめとする数多くのアワードにノミネートされ、中国のゲームアワードではいくつもの賞を受賞しています。
『Lurking』のゲームシステムや台湾のアニメなどから着想を得て開発しているのが、今回紹介された『Stifled』です。本作はVRだけでなく、マイク入力にも対応。通常の画面はかなり暗いためオブジェクトが視認できませんが、マイクでプレイヤーが実際に声を発するなどして音をたてると、ゲーム内ではパルスでオブジェクトが視覚化されるというシステムです。常に音を立てないとマップを把握できませんが、同時にプレイヤーを襲う謎の怪物もおびき寄せてしまうので、シチュエーションによってプレイヤーは音を立てないように息を潜めたりする必要があるとのこと。本作にはコンバット要素はなく、うまく敵に見つからないよう隠れながら進んでいくこととなります。
2014年の8月から開発がはじまったという『Stifled』ですが、PS VRがまだ「Project morpheus」と呼ばれていたころから、SIEの担当者が強い関心を示していたとのこと。また、PS VRを使用する際に必須なPSカメラにはマイク機能が搭載されており、VRと音声入力の両方を活用する本作には最適なプラットフォームだと感じたのだとウー氏は述べました。もちろん、PS VRなしでもプレイでき、コントローラーのL/R2ボタンでパルスを出すことも可能となるとのことです。
リリース時期はまだ明らかにされていませんが、PS VRとマイクを活用した新たな新体験に期待が膨らみます。『Stifled』は、海外ではPC版もアナウンスされており、Oculsu RiftとHTC Viveへの対応も行う予定。国内ではPS4とPS VRを対象にリリース予定です。
※UPDATE:タイトルに誤りがあったため、修正いたしました。
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