はじめまして。趣味で17年ほどおじさんの絵(自画像)を描き続けているおじさん、吉田輝和と申します。ご縁があって、VRゲームのプレイ日記的なものを書かせていただく事になりました。
「VRゲームってどんな感じなの?」と聞かれる事が多いのですが、こういう体感型のゲームは、実際にプレイしてみないと面白さが伝わりづらく、加えて語彙力が死んでる僕には「なんか、こう……凄いよ!!」としか言えず、VRゲームの面白さを上手く伝える事が出来ませんでした。
「じゃあ絵とか織り交ぜたら少しは面白さが伝わるかも」という事で、VRゲームが気になっている方にも特に気になっていない方にも、おじさんの絵日記を通じてVRゲームの面白さを伝えられたらなぁ……と思っています。
記念すべき第1回目のゲームは……PlayStation VR史上最もやりごたえと面白さを兼ね備えたカプコンのサバイバルホラー『バイオハザード7 レジデント イービル』!……ではなく
約束された神ゲー、ベセスダ・ソフトワークスのオープンワールドRPG『The Elder Scrolls V: Skyrim VR』!……でもなく
Q-Games が手掛ける新感覚 VRゾンビグルメアクションゲーム『PixelJunk VR Dead Hungry』!
ババーン……
黙っていてもあふれ出すB級感!
プレイヤーはハンバーガーショップの店員となり、迫りくる腹をすかせたゾンビたちにハンバーガーを焼いてあげるのだ!
縁日が舞台で、鳥居があって大仏が座っていて、ゾンビが徘徊している……世界観が迷子。
そのゾンビもあんまりグロくないので、ゾンビというか肌の色が極端に悪いだけのおっさんなのだ。
早速プレイ開始。
このゲーム、とにかく慌ただしい。肉を焼きながらレタスとチーズとトマトをセットして、その合間にポテトを揚げたりドリンクを注いだり……。
ゾンビが1匹2匹の内はまだいいが、大量のゾンビが迫ってきたら、もう大パニックで、左手でドリンクを注いで右手でポテトを揚げてアワアワしていると、棚の上のラジカセを倒してしまい……
ラジカセがこんがり揚がってしまった。
「もしかして、このラジカセフライも具材にできるの……?」と思っていたら……
出来た。
そう。パン・レタス・チーズ・ハンバーグ……常識的な具材にとどまらず、マスタードのチューブ・換気扇・招き猫の置物など、画面上に映る全ての物を挟む事が出来るのだ!
ふと天井を見上げると店舗内を明るく照らす電灯が目に入る。
「もしかしてこの電球も外れるのか…?」
外れた。
電球バーガーの完成である。
本作は、初代PlayStationの頃によくあったバカゲーを彷彿させる。しかし、このゲームはバカゲーにありがちな初プレイ時のインパクトだけ……というわけではなく、襲い掛かるゾンビの種類や状況に合わせて手早く普通のハンバーガーを作ったり、5段重ねの巨大ハンバーガー、ドリンクやサイドメニューを駆使するのが攻略のカギになっていて、そこが面白いのだが……
バカゲーはバカになりきってやるのが一番楽しいので
「オラオラ!消火器バーガーでも喰らいやがれ!」
ステージ攻略そっちのけで、いかに食えなさそうなハンバーガーを作ってゾンビに無理やり食わせるか、ゾンビいじめに熱中するおじさん。
そしてその夜……
ゾンビに消火器バーガーを無理やり食べさせられる悪夢を見るおじさん。
……というわけでいかがでしたでしょうか?『PixelJunk VR Dead Hungry』の最大の魅力は「画面上のあらゆる物をハンバーガーの具材に出来る」というバカバカしさにあると思います。ただ、本作は、それだけにあらず。肉を焼きながらドリンクをコップに注ぎ、ハンバーガーの作り置きを準備しつつ、サイドメニューを作るというマルチタスクが、プレイする上で必要になるのですが、そこで自分なりの一番効率的な動きを見つけ出した時は、ものすごい脳汁ドバドバ感が味わえるのです!
そんな脳汁ドバドバ系バカゲー『PixelJunk VR Dead Hungry』は、PS4/PCを対象に1,980円で販売中です。
吉田輝和のプロフィール:17年以上にわたって自画像の絵日記を書き続けているおじさん。近年、「ちおちゃんの通学路(KADOKAWA)」や「お稲荷JKたまもちゃん(一迅社)」、「からかい上手の高木さん(小学館)」をはじめとした人気漫画のモブキャラとして登場しており、日々その存在感が高まっている。ちなみに、巨大な食べ物を作っていく企画でカルト的な人気を誇る個人ホームページ「吉田が巨大な物を作ってますよ」も運営している。
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