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SFミステリーADV『The Station』「何週間も考えてしまうようなストーリーを提供したい」【注目インディーミニ問答】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、PC/Mac/Linux/PS4/XB1向けに2月20日に発売されたSFアドベンチャー『The Station』開発者へのミニインタビューをお届けします。

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SFミステリーADV『The Station』「何週間も考えてしまうようなストーリーを提供したい」【注目インディーミニ問答】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、PC/Mac/Linux/PS4/XB1向けに2月20日に発売されたSFアドベンチャー『The Station』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、一人称視点のSFミステリーアドベンチャー。宇宙人の文明を調査するために送り込まれた宇宙船が舞台となります。宇宙人と友好関係を築くため調査していた3人のクルーと連絡が途絶えたため、プレイヤーは調査隊員として宇宙船で何が起きたのか調べることになります。

『The Station』は1,520円で配信中





――まずは自己紹介をお願いいたします。

Kevin Harwood氏(以下Harwood氏):こんにちは。私はKevin Harwoodと言い、『The Station』のクリエイティブ・ディレクターを担当しています。私の仕事はストーリーの製作と、オーディオ・ディレクターとアート・ディレクターと共にゲーム内の全ての美術がシンクロするように調整することです。

――本作はいつ、どのようにして開発が始まったのでしょうか?

Harwood氏:『The Station』はとても個性的なプロジェクトでした。開発開始の一年以上前にもなる2014年の夏からシナリオを書き始めました。舞台やストーリーといった構想が出来上がった後、親しい知人でありRadical Entertainment(注:カナダのゲームデベロッパー)の元代表であるDave Fracchiaに連絡を取り、彼にこのアイデアについてどう思うか聞いたのです。するとすぐに気に入ってもらえ、私たちは交流のある最高のゲーム開発者たちに声をかけ始めました。ゲーム開発は焦ってしまうことが多いですが、私たちは本作を特別なものとするため、しっかりと時間をかけたいと思ったのです。

開発リーダーが揃った後は、ゲーム体験を目標通りのものとするため、何度も繰り返し改良やテストを行いました。

――本作の特徴を教えてください。

Harwood氏:私たちはゲーム製作を楽しむだけでなく、リッチな体験を提供することに情熱を注いでいます。没入感があり、プレイヤーの心を掴み、ものの見方に影響を与えるようなストーリーを提供するということが、私たちを突き動かすのです。

ゲーム開発のプロが集まったチームという意味では、大手のパブリッシャーから発売されるようなゲームと同等のクオリティのインディーゲームを開発したいと思いました。

私たちの目標は、プレイヤーがクリアしてから何週間も考えてしまうようなストーリーを提供することです。『The Station』は他のゲームとは少し違う、プレイヤーを引きずり込むような、没入感のある深いミステリーとなっています。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Harwood氏:面白い質問ですね!私たちはSFというジャンルが大好きなのですが、まだSFが取り扱っていないテーマがあると気づき、そう言ったものに手を出そうと思いました。

宇宙人を発見することを想像してみてください。あなたならまず、何をするでしょうか?どうやって連絡を取るでしょうか?彼らに「人権」はあるのでしょうか?私たちは銀河間における「帝国主義」、「監視」、「道徳律」というものをテーマとし、その結果、素晴らしいストーリーが出来上がりました。

私たちのチームメンバーは多くのメジャーなSFタイトルを過去に手掛けていますし、視聴したり遊んだりできるものには何でも挑戦します!私たちが手掛けた過去の作品からインスピレーションを受けた部分も、本作の中で見つけることができるでしょう。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いいたします。

Harwood氏:こういった機会をいただき、ありがとうございます。私は北米で生まれ育ちましたが、日本と日本の文化はエンターテイメントという意味で2番目に最も楽しんできたものです。実は、先日同僚とそういったことについて話をしていた時に(彼らがとても日本のエンターテイメントに影響を受けていると気づいたというので)、そのうちの一人が「モダンリアリティと融合した独創的な新しいコンセプトを作り出す人がいるとしたら、日本人以外に考えられない」と言ったのです。私も全く同感でした。

日本人の方に伝えたいことは、もしあなたが『The Station』をプレイする機会がありましたら、ぜひウェブサイトやSNSを通して私にメッセージをお送りいただきたいということです。そして本作の感想について語り合いたいと思っています。日本のエンターテイメントを生まれてから今までずっと楽しんできた身として、その逆の声を聞いてみたいのです。

――ありがとうございました。


《シュナイデル関》
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