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『ダークソウル リマスタード』ネットワークテストに参加―グラフィック向上はもちろん、細かな改善に注目

『ダークソウル リマスタード』ネットワークテスト版のプレイレポートをお届けします。グラフィック以外でもオリジナル版との違いはあるのでしょうか。

家庭用ゲーム PS4
『ダークソウル リマスタード』ネットワークテストに参加―グラフィック向上はもちろん、細かな改善に注目
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!注意!本記事および映像にゲームのネタバレ表現が含まれています。
まっさらな状態でプレイされたい方は、ご注意ください。


5月11日、12日の2日間、PS4/Xboxにて『ダークソウル リマスタード(DARK SOULS REMASTERED)』のネットワークテストが開催。5月24日にPS4/Xbox One/PCにて発売(スイッチ版は2018年夏に変更)される本作の一部を、少しだけ体験する機会がありました。筆者もプレイすることができましたので、その内容やオリジナル版との違いについて少しお話させていただきます。なお、筆者はPS4 Proでプレイしています。


今回は、オープンなテストであり、事前にゲームデータをダウンロードしておけば、抽選などなしに誰でも参加できる形となっていました。それもあってか、11日19時から開催された初回にはかなりの人数が参加したと思われ、一時は障害によりプレイしづらい状況になることも。しかし、今回はあくまでテストであり、サーバーへの負荷やマルチプレイが正常に稼働するかを検証するもの。今回の障害は、製品版サービス開始時に活かされるはずです。オリジナル版発売当初のようなことは起こらないと信じています。


さて、気になるゲームプレイの方はと言うと、今回は予め用意された6つのキャラ(戦士、騎士、魔術師、呪術師、太陽の戦士、黒騎士)から1つを選んでプレイしていきます。テストは期間中なら何回でも遊べたので、様々なキャラを試すことができました。遊べるのは、城下不死教区(太陽の祭壇)の篝火から、鐘のガーゴイル撃破まで。テストはオンラインで行われているため、協力/侵入プレイも可能。侵入の場合は、唯一侵入アイテムをもっている黒騎士キャラを選ぶことになります。


ソラールさん大好きな筆者はひとまず「太陽の戦士」で開始。オンラインマニュアルでは“上級者向け”と書かれているような気がしますが、使いやすい「太陽の直剣」と、(両手持ち前提ですが)優秀な大剣「クレイモア」を装備。盾は、素晴らしいホーリーシンボルが描かれている上に物理カット100%な「太陽の盾」であり、「太陽のタリスマン」と強力な奇跡「雷の槍」を所持しています。防具も素敵性能が高めかつ、性能もそこそこ。さらに、ジェスチャー「太陽賛美」を所持し、金色の特別なサインを書くことができるというおまけつき。初見プレイヤーにもオススメしたい使いやすいキャラでした。




ここからソラールさんについて色々お話したいのですが、そちらに関しては製品版で楽しんでもらうとして、まずグラフィックのことから。現世代機に対応しフルHDで描かれる『ダークソウル』の世界。そこに飛び込んだ第一印象は「くっきりきれい!」でした。例えば、黒騎士装備の細かなレリーフや、亡者状態の自分の体などなど、元より美しかった描き込みが、よりくっきりときれいに細部まで見えます。武器や防具の“素材感”も際立っていますし、ライティングも一部向上されているので、遠眼鏡片手に改めて世界を見て回るのも楽しいと思います。

フレームレートの向上も、緻密なアクションが要求される本作をより楽しむために一役買っています。(亡者ですが)動きがなめらかになり生き生きとしているエネミー戦うのは良いものです。心なしか、パリィやフレーム回避もやりやすくなったような気がします。亡者が大量に出てくるようなシチュエーションでも、極端に落ちるようなことはなかったので、あと気になるのは「病み村」がどうなっているかでしょうか。


本作はあくまで“リマスター”であり、ゲーム自体はオリジナル版と変わっていません。今回のテスト版でも、敵やアイテムの配置はオリジナル版と全く一緒でした(それでもガーゴイルで2回位死んでショックでした。さんざんシリーズをやってきたのに)。なので、どうしてもグラフィック方面の話に行きがちなのですが、ユーザビリティの改善に関して、個人的にかなり嬉しかった部分をいくつか確認できたので、ご紹介します。

1.0倍(デフォルト)

0.65倍(最小)

まず、“UIのサイズ変更”から。本作ではオプションからUIサイズの変更ができるようになりました。個別に変えることはできませんが、1倍~0.65倍の範囲で、メニュー画面やステータスバー、装備欄などのサイズを変えることができます。「だからどうした」という方もいるかも知れませんが、戦闘中や移動中にメニューを開いてアイテムを使用したり、装備を変えたりすることがよくあるのです。通常だとメニュー画面が画面全体を覆うので、周囲の把握がしづらくなるのですが、縮小すればある程度確認することができます。また、単純に画面を広く使えるのもうれしいところ。0.65倍に慣れると、もう1倍には戻れなくなります。


次に、“アイテムの一括使用”。オリジナル版では1個ずつしか使えなかった各種ソウルや人間性などが、本作ではまとめて使えるようになっています。意外と演出が長く、特に人間性はプレイ次第で大量に使用する必要もあったりするのでとても助かります。場合によってはRTAのタイムにもインパクトがあるかもしれません。


そして、“キーアサイン”も追加されました。おそらくシリーズ史上最も自由にボタン設定が可能で、様々なアクションの割り振りを変えることができます。元々、ボタン設定に関しての自由度はあまりなかったシリーズのため、もしかしたら待ち望んでいた方もいるのでは無いでしょうか。使われていないボタン(L3)に何かを割り当てるのもいいでしょう。


最後に、これは細かい部分ですが“アイテム選択”についても改善が入っています。『ダークソウル III』プレイヤーならご存知かもしれませんが、同作から「十字キー下長押しで装備アイテムスロットが先頭に戻る」という機能が追加されています。シリーズ通して、十字キー下を押すとアイテムスロットが順々に切り替わっていくという仕様だったのですが、長押しの仕様が追加されたことにより、先頭によく使うアイテムを置いておけば迷わず選べるようになりました。アイテム選択でミスると焦りを生むので、この仕様はかなりうれしかったのですが、しっかりと本作にも受け継がれていました。もっとも、本作はアイテムスロットが5個しかないので(『II』『III』は10個)、すごい恩恵がある!というわけではありませんが、便利なものは便利なのです。



前述の通り、あくまで“リマスター”なので、『II』の時のようにゲーム自体が大きく変わっているというわけではありません。それでも、当時感じた確かな手応えと達成感は、約7年が経った今でも健在でした。今回は、初代の本当に一部分しかプレイしていないので、全体がどうなっているかはわかりませんが、少なくとも筆者は発売日が待ち遠しくなりました。

数年ぶりに人間性カニを見た気がします

初代経験者は当時を思い出しながら、はじめての人はシリーズの足がかりとして、本作をプレイしてみるのもいいでしょう。そして、『2』『3』しかやっていないという人は、せっかく現世代機で全て遊べるようになったので、本作もプレイするべきです。そしてみんなで一緒に太陽を崇めましょう。太陽万歳!

《Takuya Suenaga》

ソウルシリーズ大好き Takuya Suenaga

1990年3月、神奈川県生まれ。パズル誌の編集を経て、イードへ。「Game*Spark」「インサイド」の編集業務に携わり、同社のアニメ情報サイト「アニメ!アニメ!」も経験。幼少期よりゲームに触れ、現在はCS機・スマホを中心にプレイ中。好きなジャンルはアクションやFPS・TPSなど。『デモンズソウル』を始めとしたフロム・ソフトウェアの「ソウルシリーズ」や、2020年にサービスを終了した『ららマジ』に特に思い入れがある他、毎年の『Call of Duty』に一喜一憂したり、『アクアノートの休日』『FOREVER BLUE』の新作を待ち望んでいたりする。

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