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強烈ビジュアルのサバイバルホラー『Agony』プレイレポ―大迫力で描かれる「地獄」は一見の価値あり

2018年5月30日にSteamおよび海外PS4/Xbox One向けに発売された地獄サバイバルホラー『Agony』。発表当初より注目を集めていた本作では果たしてどのような地獄が描かれているのか、Steam版のプレイレポをご紹介します。

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!注意!グロテスクな表現や残酷表現が苦手な方、18歳未満の方は閲覧をご遠慮下さい。

2018年5月30日にSteamおよび海外PS4/Xbox One向けに発売された地獄サバイバルホラー『Agony』。発表当初より注目を集めていた本作では果たしてどのような地獄が描かれているのか、Steam版のプレイレポをご紹介します。


Agonyは、地獄を舞台としたファーストパーソン・サバイバルホラーです。あなたは過去の記憶を失い地獄の深淵で苦悩する魂として、旅を始めます。出会う人々をコントロールし、悪魔に乗り移る特殊な能力こそ、あなたが生き残るための手段です。


ストーリー


ストーリーモードでは過去の記憶がない苦悩の魂として旅が始まります。自分は何者なのか、なぜ地獄にいるのか、どうやって脱出するのか、それを知るために神秘的な“赤い女神”に会わなければなりません。


ゲーム中はストーリーに関する詳細な説明は行われず、出会う人物たちとの会話や様々な場所に散りばめられた手紙などから紐解いていきます。公式で日本語インターフェース/字幕に対応しているのは非常にありがたいものの、フォントが少々味気ないです……。







全体的に日本の宗教観ではいまいちピンとこない部分があったりするので、一度クリアしただけでストーリーすべてを把握するのは困難。エンディングは複数用意されており、周回プレイが念頭に置かれているようです。

グラフィックス/サウンド


Unreal Engine 4で描かれるグラフィックスは事前のイメージ通りさすがのクオリティ。グロテスクで生々しいオブジェクトやクリーチャー、この世の終わりのような風景は悍ましい地獄感に溢れています。断末魔の叫びが聞こえる環境音や敵が迫ってくるときのBGMも相まって迫力はかなりのもの。







思わず息を呑む圧巻の光景は一見の価値あり。なお、特定の場所でフレームレート30fpsに落ちて固定されてしまう問題(バグ?)がありますが、メニューからグラフィック設定を弄って一旦保存すると直ります。

ゲームプレイ


ゲームプレイは一人称視点で行われます。主人公は魂ですがゲーム中の大部分は人間の姿をした非力な殉教者として過ごし、迷宮や奈落、神殿など様々なエリアを巡って赤い女神を目指します。殉教者の攻撃手段は松明で殴るくらいしかないので、もし敵に見つかり捕まってしまうと、多くの場合で死が待ち受けています。




死亡しても一発アウトではなく(落下死などを除く)、魂の状態となって地獄内をうろついている他の殉教者に乗り移り復活できます。魂でいられる時間は決まっており、それを過ぎるとゲームオーバーになってしまいます。また、魂を喰らうタコのような敵がいるため、出来るだけ早く乗り移る必要があります。





ストーリーを進めていくと、殉教者だけでなく敵である悪魔にも乗り移れるようになり、他の敵を排除したり壁を破壊したりして道を切り開くことが可能です。ただ、そこに行くまでに挫折してしまう方が多いかも……と感じる難易度の高さがネックです(アップデートで調整される可能性もあります)。



知恵の果実でスキル(足音を小さくしたり、息を止められる時間を長くしたり)をアップグレードすることが可能

操作性は快適でなく、ちょっとした段差で引っかかることが多々あります。それでいて落下死する足場があるので、根気がないとイライラしてしまうかもしれません。場所によっては通れるのか通れないのか分かりにくいところも。

まとめ


序盤をプレイしただけでは「見た目のインパクトだけだったか……」と色々諦めかけましたが、中盤から前述した不満点を振り払う圧倒的な雰囲気にハマリだし、一気にクリアまで進めてしまいました。そして今は1周目クリア後にアンロックされたサキュバスモード(サキュバスとしてプレイでき、通常とは異なるルートが使えたりする)や、スキルが強化された状態でのストーリーモードでコレクタブル探しや別エンディング到達を楽しんでいます。

ランダム生成のレベルでハイスコアやタイムアタックに挑戦できる「Agonyモード」も

Metacriticの赤いスコアが示すように、本作の総合的な評価は低いかもしれません。タイトル通り苦痛と感じる部分もあるでしょう。しかしそこはグッと我慢して、少なくとも1周目は終えて欲しいです。その後、さらに地獄を隅々まで堪能するため2周、3周とプレイすると良いでしょう。筆者としては久々にパワーを感じられた作品でした。

秘密の部屋はよく探さないと見つからない場所も

絵画もコレクタブル

ゲーム中に稼いだ知識(像の発見などで獲得)を消費してアンロック可能

3Dモデルビュワー

サキュバスモードならオノケリスが怖くない

チョルトもイチコロ

とある場所に筆者の死体が吊り下げられています

なお、デベロッパーMadmind Studioは本作の無規制版となる『Agony Unrated』がSteam配信予定であることを伝えています。リリースは約3ヶ月後で、Steam版『Agony』所有者向けに最大の割引率で販売あるいは無料DLCとしてリリースすることを目指しているそうです。

※UPDATE (2018/06/10 20:00): 新たに配信されたパッチでフレームレートやロード時間、ビジュアルの視認性などが改善されていました。
《RIKUSYO》

雑多人間 RIKUSYO

某洋ゲーショップの商品データ作るバイトしてたら、いつの間にか海外ゲーム紹介するようになってた。

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