海外の高校生らによるグループが、任天堂の名作RPG『MOTHER2 ギーグの逆襲』を成層圏に運び出す驚きの映像を公開しています。
Kotakuによると、カリフォルニアに住む14歳の少年ロニー・ドイル君は、祖父からEarth to Sky Calculusと呼ばれる学生科学サークルが提供している「地上10万フィートから好きな物の映像が撮影できる権利」をプレゼントしてもらったとのこと。
ただし、地上10万フィートに運べる物の条件として「弁当箱より小さいこと」を提示されたため、彼は自分が最も尊敬するゲームのうちの1つである『MOTHER2』の海外スーパーファミコン版カセットを選択したそうです。ちなみに、ドイル君曰くこのカセットはおよそ200ドル(記事執筆現在でおよそ2万2千円)するため、相当悩んだものの、最終的には紛失や破損などのリスクを背負うことに決めたんだとか。
そして撮影当日、Earth to Sky Calculusのメンバーにより、ドイル君の『MOTHER2』はGPSつきヘリウムバルーンに乗って空へ。カセットは問題なく10万フィート(約30km)の高度まで達し、無事撮影に成功。その後も大きなトラブルなく着陸までこぎつけました。
そうして無事地上へ帰還した『MOTHER2』ですが、ドイル君によればまだ問題なくプレイ可能であるとのこと。また、彼はこのカセットについて、自分の知る限り世界で唯一の「地球に縛られていない『MOTHER2』」であるとコメントしており、コレクションとして大切に保管しているそうです。
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