気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Paper Castle Games開発、PC向けに9月19日リリースされた横スクロールアクションRPG『Underhero』開発者へのミニインタビューをお届けします。
本作は、タイミングが鍵となる戦闘システムを持つ2D横スクロールRPG。悪者の手先にやられてしまったヒーローに代わり、倒してしまった張本人が新たなヒーローになるという一風変わったストーリーと世界観が特徴です。記事執筆時点で日本語には対応していません。
『Underhero』は1,480円で配信中。
――まずは自己紹介をお願いします。
Andie Gallo氏(以下Gallo氏):インディースタジオPaper Castle Gamesのメンバーの一人、Andie Galloです。Paper Castle Gamesは4人のメンバーで構成されており、プログラマーのRafael Cabrera、リードアーティスト兼ライター兼レベルデザイナーのKay Dominguez、作曲家のStijn van Wakeren、そしてアーティスト兼ライターの私です。
――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?
Gallo氏:本作の開発は2013年、私たちの国ベネズエラで始まりました。まずはUnityを使い本作のベースとなるゲームシステムを作り上げ、アートにはPhotoshopを使用しました。そこからすべてが進化、成長し、テストをしながら様々なアプローチを試して来ました。そしてある日、偶然にもとても楽しい戦闘システムを発見し、私たちが気に入ったことから、これを発展させることにしたのです。
――本作の特徴を教えてください。
Gallo氏:本作一番の特徴は、そのストーリーと戦闘システムでしょう。
本作のストーリーはとてもありがちな始まり方をします。ヒーローがお姫様を助けに行く、というものです。しかし、そのヒーローはうっかり悪役Mr. Stitchesの放った雑魚に殺されてしまいます。そしてプレイヤーはこの小さな雑魚を操り、自ら新しいヒーローとなり、Mr. Stitchesをやっつけるのです。
戦闘は『マリオRPG』シリーズを思い出させるもので、攻撃や回避においてタイミングと反射神経が重要になって来ます。ターン制ではありません。プレイヤーはいつ、どのように戦うか決めることになるのです。音楽に合わせて敵を攻撃することでボーナスダメージを与えられる部分は、『MOTHER3』から少し影響を受けています。
――本作が影響を受けた作品はありますか?
Gallo氏:上でも述べたように、『マリオストーリー』、『ペーパーマリオRPG』、『マリオ&ルイージRPG』シリーズ、『MOTHER3』から主に影響を受けています。同時に、少しではありますが『悪魔城ドラキュラ』や『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』からの影響もあります。
――本作の日本語対応予定はありますか?
Gallo氏:日本語を含む多くの言語に対応させる計画です。現時点で発表できることはないのですが、続報をお待ちください!
――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。
Gallo氏:本作は、私たちが遊んで育った、大好きな日本のゲームから多大な影響を受けています。ですので、日本のプレイヤーの皆さんには本作を楽しんでいただきたいですし、本作独自の新しいことや面白いことを発見して欲しいです!
――ありがとうございました。
関連リンク
編集部おすすめの記事
特集
連載・特集 アクセスランキング
-
『Don't Starve』開発が贈るハクスラACTが早期アクセス開始!最大4人の協力プレイにも対応―採れたて!本日のSteam注目ゲーム12選【2024年4月25日】
-
自分の作ったキャラたちでハクスラ&ハードコアなファンタジー学園生活の日々『ととモノ。』再び!さらなる新機能でより快適になったDRPG『剣と魔法と学園モノ。』1AE/2Gリマスター【プレイレポ】
-
海外レビューハイスコア『Stellar Blade』―魅力的なヒロインの外見の下には素晴らしいゲームが広がっている
-
【吉田輝和の絵日記】美少女がド派手にスタイリッシュアクション!『Stellar Blade』体験版をプレイ
-
自分だけの集落と軍隊を作って王権に立ち向かう最大4人協力プレイ対応オープンワールドサバイバル登場―採れたて!本日のSteam注目ゲーム10選【2024年4月24日】
-
圧倒的にリアルな中世シミュレーション『Manor Lords』を先行プレイ。“新米領主”となって資源確保、生産管理、農耕など都市建設を体験【プレイレポ】
-
『ゼンレスゾーンゼロ』リリース前に「推しキャラ」を探せ!刺さるキャラがきっといる、癖が強めな『ZZZ』人物・陣営をご紹介【増幅テスト】
-
美少女が戦闘スタイルを切り替えて戦う!メトロイドヴァニア無料体験版でピクセルアートの幻想的な世界を大冒険―採れたて!本日のSteam注目ゲーム7選【2024年4月22日】
-
【特集】『Incursion Red River』はなぜヒットした?完全PvEの『タルコフ』ライク、リアルだけど少しカジュアルに
-
「デッキ構築×SRPG」で新たな面白さを生み出した!アクワイアの『霧の戦場のヴェルディーナ: C.A.R.D.S. RPG』は人気ジャンルに一石を投じる意欲作【インタビュー】