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一族を繁栄させるPC用ライフシムRPG『Kynseed』をプレイ!自然豊かな農場生活をのんびり満喫

11月8日よりSteamで早期アクセス配信された「世代交換」要素有りのサンドボックス・ライフシムRPG『Kynseed』のプレイレポートをお届けします。

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一族を繁栄させるPC用ライフシムRPG『Kynseed』をプレイ!自然豊かな農場生活をのんびり満喫
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11月8日よりSteamで早期アクセス配信された「世代交換」要素有りのサンドボックス・ライフシムRPG『Kynseed』のプレイレポートをお届けします。

本作はPixelCount Studiosが開発・販売するインディー作品。ピーター・モリニュー氏らによって設立されたLionhead Studiosの、名作アクションRPG『Fable(フェイブル)』シリーズに携わったスタッフらが手がけました。

『Kynseed』のトレイラー

本作は『牧場物語』や『Stardew Valley』などのような、農場で自由に暮らしていく箱庭型ライフシミュレーションゲームです。それらとの相違点は、キャラクターが年をとり、やがて死んでいくこと。そしてその子供が主人公となり、また年をとり……と、ライフシムどころか一族の年代記とも言えるゲームになっています。さっそくプレイしていきましょう。

森の中も世知辛い


ゲーム開始時に性別を選択

開幕時のムービー

ゲームを始めると、まずプレイヤーの性別を決めます。男の子を選ぶとムービーが始まります。「靴の中に住んでいる老婆と子どもたち」が出てきますが、もしかして小人でしょうか。子供たちは孤児のようですね。

あるとき、妻も子もない男がやってきて、子どもたちの中から双子の男女を引き取ります。そして「Quill」という場所の谷に住まわせました。ここから物語が始まります。ちなみにゲームは全画面モードがデフォルトです。ウインドウモードにしたい場合は「Alt+Enter」で。


「起きなさい!」との声に目を覚ました主人公。とりあえず「ゲムスパ」と名付けておきます。年齢は12歳。歩いていくと、橋の上に女の子が。双子の片割れのようですね。「スパ子」と呼んでおきましょうか。

「新しいお義父さんは私たちに親切なんだし、せめてお金ぐらい自分で稼がないと。寝てる場合じゃないわよ」とやたら現実的な言葉を投げかけてくるスパ子。まったりスローライフな森生活はどこに……。それから鬼軍曹――ではなくスパ子によるチュートリアルが始まります。


「十字キーの下を押す!」「アイアイマム!」と指示に従うゲムスパ。押すとタスクリストが表示されました。「タンポポを摘め」「ブタに餌をやれ」「ニンジンを4本収穫しろ」などの仕事が並んでいます。

「お義父さんはブタに餌をやるよう言ってるわよ。木を揺らしてリンゴを取りなさい。働かないかぎり、一銭の小遣いもなしだからね」とやはり厳しいスパ子のお言葉。世知辛いです。

働かざる者、小遣いもらえず


木のそばでボタンを押すとリンゴが落ちてきます


スパ子は先に行ってしまいました。ゲムスパはあとを追いかけつつ、途中にあるリンゴを回収していきます。ブタがいたので、拾ったリンゴを投げてやりましょう。するとブタがリンゴを食べ、タスク達成の報告が。


義父は牛の乳絞りをしていました。「農場には生活の手がかりになる情報がある。参考にしなさい」とのこと。LTボタンを押すと周囲の看板の文字やキャラクターの機嫌を見ることができます。クリエイターノートなどもあちこちに散らばっていました。

収穫とホタルの飛ぶ夜

残りのタスクもこなそうと、農場を駆け回るゲムスパ。タンポポをゲットしました。しかしニンジンが見つからず、やがて日暮れに。夜になるとホタルがあたりを飛び回ります。こういうグラフィックって本当に落ち着きますね。


周囲が真っ暗になったころにゲムスパは力尽き、道端で倒れて眠ってしまいました。翌日、いつの間にか家のベッドに横たわっていて、スパ子に叩き起こされます。

義父が言うには、農場の南と西のゲートを開放したとのこと。これで外へ出られるようになりました。フェスティバルグリーンという場所では定期マーケットやブタのレース、オークションなどがあるようです。なんだかわくわくしてきました。

冒険の旅へ!



家から出ると、すぐそばに畑を発見。ニンジンもキャベツもここで採れます。こんな近くにあったのに、昨日はまったく気づきませんでした。すべて収穫してタスククリア!


村の探索も終わったので、南のゲートから冒険の旅へ向かいます。道に沿って行くと、旅人たちと遭遇。左上にあるのは女神像で、お供え物ができるようです。なにかご利益があるかも?


道なりに進んでから東へ向かうと、遺跡のようなものを発見。木像でしょうか。靴の中に住んでいたのも、ゲムスパたちが小人なのではなく、巨人族がこの世界にいるのかもしれません。未知の場所を探索する楽しさがあるのはいいですね。


謎の遺跡ではなにも見つけられなかったので、今度は南へ。農場っぽい場所を見つけたときにはもう夜です。一日が終わっていくのがなかなか速い。人の家に入ったら叱られましたが、眠すぎてもう無理。家の中で倒れてしまいました。

フェスティバルグリーンはいずこ?



翌日になると、またいつの間にか自分の家のベッドに。どこで倒れてもここに戻されるようです。もしかしてスパ子が運んでくれているのでは……。

義父の話によると、毎月3日と10日はフェスティバルグリーンでマーケットが開催されるとのことです。今日は夏の3日目。小遣いもあることですし、行ってみましょう。フェスティバルグリーンは村の南にあるようです。


しかし場所がわからなかったのと時間が足りなかったことで村に辿り着けず。翌日出直して、やっとのことで到着です。思ったよりも遠かった……。この村が、本作の中心的な交易・交流の場となります。


村の南、フェスティバルグリーンへ。しかしマーケットは終わったので人がいません。女神の石像があったので、お供え物をしたら光りました。リンゴをあげると他の女神像のところへワープできるシステムです。これで行き来が楽になりました。

ブタレースの様子

やることもないのでブタレースに賭けてみたところ1位に!マーケットに参加できなかった悲しみも消し飛び、大喜びのゲムスパ。女神像のワープも使えることですし、10日になったらまた来てみましょう。

義父が病気に



鎌を作るため、ゲムスパは鉱石を採掘しに行きました。鍛冶屋ではミニゲームをこなしていきます。鉱石を溶かして冷却させ、叩いて形を整えて……。そしてついに鎌が完成!12歳で鍛冶仕事までこなすゲムスパ。もうスパ子に穀潰しとは言わせません。


その翌朝、義父が緑色になっていました。どうやら病気にかかったようです。「村に薬屋があるから行ってきて」とスパ子に命じられ、ゲムスパは村へ。鍛冶をこなしたというのに、使いっぱしりの立場は変わりませんでした。


村の薬屋では、ちょうど薬を切らしていました。北の森に材料の薬草があるとのことなので採りに行きます。しかし見つからず、夜になってしまいました。義父には我慢してもらって、翌日またトライ。


やっとのことで薬草を発見。薬屋に持っていって調合してもらいます。家に戻って義父に渡したら、一瞬で治りました。よかったよかった。


ちなみに各キャラクターには、名前は年齢、誕生日、好きなものと嫌いなもの、特性などがあります。スパ子の情報を見てみると、「Candy Hare(野兎キャンディー。一般的にはイースターバニーを模ったお菓子のこと)」が好きなようです。村の店で売ってましたね。なんだかんだで血のつながった双子、14日が誕生日ですからそのときにプレゼントしましょう。

誕生日の前日


フェスティバルグリーンのマーケット開催


10日になったので、前回参加できなかったフェスティバルグリーンのマーケットへ。ニンジンとキャベツの種が売っていたので、それぞれ買っておきます。それと村の雑貨屋で、スパ子の好きな野兎キャンディーも購入。誕生日が楽しみです。


本作では動物に餌をやったり、手懐けたり、ブタに乗ったりすることもできます。北の森にいた猫たち4匹を引き連れ、軽快に走り回るゲムスパ。ご満悦そうです。


誕生日の前夜、家の前に奇妙な男が現れました。いったい誰でしょうか?ゲムスパをある人物に会わせたいとのことで、導かれるままに道を進み、洞窟の中へと入っていきます。その奥で登場した人物とはいったい……?

こののちゲムスパは「Kynseed」を手に入れ、その運命を大きく変えることになります。果たしてゲムスパは、誕生日プレゼントをスパ子に届けることができるのか?それとも……。ここから先は、あなた自身の目で確かめてみてください。

永遠なる一族の年代記


プレイ感覚としては『牧場物語』などに近いものがありましたが、コンセプトはだいぶ違うもののように感じました。プレイヤーの生活だけでなく、一族の繁栄までもがゲームの目的となっています。しかし複雑なわけではなく、逆に作業的になりがちな部分を上手く省略してプレイしやすくしています(例えば、水を汲まなくてもジョウロから水が出るなど)。

屋台でアイテム販売をするゲムスパ

ゲーム自体はまったりとプレイできるものです。作物を育って売ったり、店を経営したり、鍛冶や釣りや料理をしたり、人付き合いや子育てをしてみたりと、あせらずのんびりと自由な農場生活を送ってみてください。

製品情報


《渡辺仙州》

歴史・シミュ・ボドゲ好き 渡辺仙州

主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。

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