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惑星構築シミュ『Equilinox』をプレイ!生態系のままならなさを実感できる箱庭ライフシミュレーター

動植物を配置して自分の思い通りの惑星作りができる生態系構築シミュ『Equilinox』のプレイレポートをお届けします。操作は簡単ですが奥の深い箱庭ライフシミュレーターです。

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惑星構築シミュ『Equilinox』をプレイ!生態系のままならなさを実感できる箱庭ライフシミュレーター
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動物や植物を配置して自分の思い通りの惑星を作ることができる生態系構築シミュレーションゲーム『Equilinox』のプレイレポートをお届けします。

本作はイギリスのインディーデベロッパーThinMatrixが開発・配信を担当し、11月24日にSteamでリリースされました。公式サイトによればThinMatrixはメンバー1人で、YouTuberの活動もしています。大学ではコンピューターサイエンスを専攻していたということですが、ゲーム会社に勤めた経験はなく、ゲームプログラミングは2012年から独学で行ってました。オリジナルMMORPG『Socuwan』のアイディアがあり、それを開発したかったからです。

働きながら1作目『Socuwan』を2年がかりで開発。2015年にKickstarterでクラウドファンディングを行ったものの、残念ながら目標金額には届きませんでした。フルタイムでゲーム開発する夢は途絶え、就職活動を再開しつつも、その一方で諦めずに『Socuwan』の規模を小さくしたゲームを開発することにしました。それが本作です。プロジェクトの規模が小さければ働きながらでも開発が続けられるとの考えからでした。幸いYouTubeの視聴者からパトロンサイトを通じて資金提供があり、3年間フルタイムで本作を開発することができたようです。

『Equilinox』のトレイラー

ゲーム内容ですが、何もない惑星に動物や植物を配置し、育っていくのを神様視点で見守っていくというライフシミュレーションです。場合によっては変異を行い、環境に適した動植物を生み出す必要もあります。生態系全体を考えながら動植物を配置していかないと、すぐに餌不足で滅びてしまうということにも。

Steam配信以来、ユーザーからの評判はよく、12月6日時点での評価は「圧倒的好評(612件中97%が好評)」です。べた褒めの評価が多く、いずれ名作として名を残しそうな予感もある本作。本当に評判通りの面白さなのか、さっそくプレイしていきたいと思います。

何もない惑星に緑を!



ゲーム開始とともに、殺風景な世界が目の前に現れます。なにか既視感を覚える風景かと思ったら、以前プレイレポートをお届けした世紀末街づくりシミュ『Atomic Society』の大地。要は草も木もない荒野ですね。しかしここは世紀末ではなく、始まりの世界。これから緑豊かな惑星に育てていかなければなりません。もちろん生物のほうを荒野に適応するよう強化していくこともできますが、ポストアポカリプスのつらい現実を見せられた後だと緑の大地を見たくなるのが人情というものです。


しばらく荒野を眺めていると、やがて朝になりました。タスクが提示されていることに気づいたので、こなしていきます。まずは草を生やすことから。というか、ほかの動植物はすべてロック状態なので、草以外生やせません。

動植物の配置には「dp」というポイントが必要。この世界での通貨のようなものです。草は1つ100dp。画面左上には現在のdpが表示されており、2500dpあります。最初ですし、他にできることもないので適当に草をポチポチ荒野に置いていきます。

見守ることも神様の仕事



草を置いていくと、しばらくしてそのまわりも緑っぽくなってきました。プレイヤーはマイクロマネジメントをする必要はなく、置いたあとは環境に即して動植物が育ち、広がっていきます。「指示だけあたえて、あとは選手に任せる」といった監督業に徹する感じがいいですね。筆者的には『ファミスタ』よりも『ベストプレープロ野球』が好きなので、かなり波長が合いそうなゲームです。


だいぶ大地が青々としてきたところでタスク達成。ヒナギクがアンロックされました。コストは1本140dp。次のタスクはヒナギクを置いていくことなので、これもさっとこなしていきます。しかし先ほど草を生やしすぎたせいでdpが少なくなっています。ヒナギクはタスククリアに必要な分だけにしておきましょう。

8倍速で見る木の生長。周辺植物の変化にも注意

次はとうとう大型ユニット(?)の木がアンロックされました。お値段も高めの600dp。手持ちのdpでは1本しか植えられないので、水辺に置いてみました。最初は小さな苗木ですが、だんだんと大きく育っていきます。しかし生長に結構時間が掛かりますね。その間に周辺の草やヒナギクも消滅したり発生したりと、ライフシミュレーターっぽい動きを見せ始めています。

動物も登場!



木が育ってタスククリアした後、初の動物である羊が解禁です。コストは750dpと結構いいお値段。幸い1580dpあるので木のそばに2匹置いておきましょう。とうとう動くものがこの惑星に誕生しました。


羊の次は石がアンロック。この惑星には石すらなかったようです。しかも170dpもするお値段。これを置くことによって生態系にどんな影響があるのかはわかりませんが、とりあえず購入してみます。

それとdpの貯め方ですが、タスククリア時の報酬以外に、画面左上に毎分自動で入ってくるdpが表示されます。これは惑星にどれだけの生物がいるかによって決まります。繁栄した惑星ならdpもがっぽがっぽもらえるはず。頑張って増やしていきます。

動植物の寿命と子孫



各動物をクリックすると、健康状態や満腹度、環境への適応度、病気への抵抗力、移動速度、毎分どれだけのdpを生み出すかなどが確認できます。この羊は現在のバイオームへの適応度が60%で、ちょっとお腹がすいている様子。餌が足りないのかもしれないので、草をさらに追加で配置します。羊を自分で操作することも可能です。


あれこれ思考錯誤していくうちに、子羊が生まれました。元からいる3匹はすべてdpで買ったものなので、この惑星初の生命誕生になります。データを見ると、環境への適応度が90%。代を重ねるごとに強くなっていきそうですね。木もいつのまにか2本に増えています。

それと動植物にはどれだけ生きられるかの「平均寿命」があります。これは購入時の一覧にある「i」マークをクリックすることで見られます。羊の寿命は1日と19時間、成長までにかかる時間が14時間です。草はたったの4.5時間。その分広がっていく速度も速いので問題はありませんが。


dpを払うことによって動物や植物を変異させ、新たな種をアンロックすることもできます。羊は、イノシシ、山羊、鹿への変異が可能です。しかし一番安くても4500dpとかなりハイコスト。さらに変異は条件(適したバイオームや餌などが周囲にあること)を満たす必要があります。

惑星全体の生態系を考えよう



マップを少し引いてみると、羊たちのいる西のエリアに比べて東のエリアのほうが緑が濃く、分布が大きく広がっているのがわかります。東のほうはゲーム開始時にちょっと草を植えただけなのですが、拡散を阻害する要素(ようするに羊)がないことから広がっていきました。

逆に西側は草を結構配置しているにもかかわらず、羊がいることからほぼ広がりを見せていません。動植物が互いに影響し合っているのがわかります。餌が少なくなったら、羊たちを東に移動させた方がよいでしょう。よく考えたら、やっていることは遊牧民の放牧ですね。


草の変異条件が揃い(周囲に3つの石がある)、小麦にすることができるようになりました。さっそくdpを支払って変異。完成までしばらく時間が掛かるようです……と思ったら、途中で草が死んでしまい異変中断!幸い条件の合う他の草で引き続き異変を行うことができました。dpが無駄にならなくてよかった。

それと紫色の羊がいますが、突然変異で紫色になった羊の子です。色の遺伝子を引き継いだようですね。動植物は、環境や突然変異によって色やサイズなどの特性が変化します。「selective breed」にチェックを入れることで、その種を増やすことが可能です。これを繰り返して思い通りの種を作っていくこともできます。

海藻をアンロック。海へ進出

8倍速で見るニワトリの成長

海藻がアンロックされたので、ついに海へ進出。さらにマスも解禁です。うまくやれば水だけの惑星みたいなのも作れそうです。陸上では羊に続く新たな動物「ニワトリ」もアンロックしました。配置すると卵から始まって、ヒナを経てからニワトリになっていきます。これで羊だけだった陸上生命にも多様性が生まれました。このまま緑の惑星を目指していきたいと思います。

惑星を見守る癒しゲーム


ゲームをプレイするために覚えること自体は少ないのですが、それでいてかなり奥の深いライフシミュレーションとなっている本作。配置した動植物がどのようなアクションを惑星に起こしていくかを眺めたり、自分好みの惑星へと向かわせるため生態系をいじくりまわしたりと、プレイヤー次第でいろいろいな遊び方ができるかと思います。

またシミュレーションゲームと言えば「パラメータたくさん、覚えることもたくさん、操作もたくさん」といった印象を持つ方も多いと思いますが、本作はカジュアルさとハードコアなライフシミュレーターを併せ持った、初心者から上級者までおススメできるシミュレーションゲームと言えます。UIもグラフィックもセンスがよく、おしゃれな感じなのがいいですね。

本記事で作った惑星の観察動画

プレイにおいては操作自体は簡単なのですが、シミュレーション特有の「頭を使ったプレイ」がどんどん必要になってきます。「なんでこの生物の数が増えないんだ」「この種を伸ばそうとしたらどういう環境にしたらいいんだろう」のようなことを考え出し、中断しても急にまた遊びたくなってくるという謎の中毒性があります(筆者が今その状態です)。水槽で飼っている熱帯魚を眺めたくなるような、そんな感じのゲームです。

また生物は親の特性を子が引き継いでいくため、世代を経て強い種が誕生したときには『ダービースタリオン』で良馬が生まれたときのような感動があります。お子様に遊ばせれば地球環境を考えるきっかけになるかもしれません。間口の広さから、将来的にスイッチあたりで発売されそうな気もします(リアルな『どうぶつの森』とも言えそうですね)。現在のところ英語のみですが、高い英語力が必要というゲームでもないため(単語が分かればいいレベル)、気になったらプレイしてみることをオススメします。

製品情報


《渡辺仙州》
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