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ファンタジー世界の鍛冶屋シミュ『Fantasy Blacksmith』プレイレポート!ハンマーを振り、最強の剣を自分の手で作り上げよう

ファンタジー世界の鍛冶屋になって、自分の手で最強の武器を作り上げることができるシミュレーションゲーム『Fantasy Blacksmith』のプレイレポートをお届けします。

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ファンタジー世界の鍛冶屋になって、自分の手で最強の武器を作り上げることができるシミュレーションゲーム『Fantasy Blacksmith』のプレイレポートをお届けします。

本作はHeaven Brotherhoodが開発し、GrabTheGamesによって3月9日にSteamで早期アクセス版が配信されました。2018年の10月27日にKickstarterでクラウドファンディングを行い、目標金額である2000ドルを達成。現在はユーザーからのフィードバックを受けてアップデートを行い、早期アクセス版を2~6カ月で終了させるとのことです。

『Fantasy Blacksmith』のトレイラー

鍛冶屋や武器屋を経営するゲームはありますが、本作がフォーカスするのは「武器を造る」という部分です。武器に使う素材を決め、熱してハンマーで形を整え、研削盤で削っていくという過程を実際に行っていきます。またファンタジー世界だけあって、武器に魔法をエンチャントすることもできるとか。さっそくプレイしていきましょう。

まずは材料の購入から



まだ早期アクセスなので、ゲーム開始するといきなり注意書きが出てきます。寄せられたレビューにはすべて目を通しているとのことなので、何か気になるところがあればデベロッパーに連絡しましょう。こういう積極的な姿勢はいいですね。


文字による操作方法の説明の後、選択肢がずらりと出てきました。これはマニュアルで、それぞれの項目をクリックすると説明が表示されます。ゲームをスタートさせたければ、一番下の「BACK」をクリックし、さらにそのあと出てくるメニューで「BACK TO FORGE」を選択してください。しかし個人開発感のあるユーザーインターフェイスです。

材料の購入


動けるようになった後に、簡単なチュートリアルがあります。まずは材料がないと武器が作れませんので、購入しに行きましょう。机の上にあるマップを選択すると、買い物へ出かけることができます。


現在行ける場所は、近くの村だけのようですね。行動範囲が広がれば、それに伴っていい材料も手に入るかと。とりあえず村へ行きます。


材料となる青銅のインゴット以外にも、水差しや石炭、松明、温度計などが売られています。これらは作業場にもあったので買う必要はありません。インゴットだけ買っておきましょう。


インゴットを選ぶと、どのような剣を作るのかを決めることができます。剣は8つのパーツに分かれていて、柄頭、握り、鍔の3パーツは購入したものをそのまま付ける形になります。刃の部分は5パーツに分かれていて、ここを様々な形にすることができます。最初はベーシックな形のものから作っていきます。

インゴットを熱しよう



買い物から戻った後、インゴットを熱して加工するために、作業場の炉の温度を上げなければなりません。炉の側に石炭の入った箱があるので、それを拾います。

インゴットを加熱する


炉に石炭を箱ごと放りこみます。なかなかワイルドですね。すると小さかった炉の中の火が、一気に大きくなりました。次はインゴットの加熱です。


先ほど買ってきたインゴットは、炉のそばの台に置いてあります。インゴットを手に取り、これもそのまま炉の中に投げこみます。結構大雑把な感じですね。


石炭だけでは温度が足りません。火をさらに大きくするためには、炉に空気を送る必要があります。そばに「ふいご」があるので、これを何度もクリックしましょう。鍛冶屋っぽくなってきましたね。


インゴットが赤くなってきました。火ばさみを使ってインゴットを取り出します。ここから剣の刃になるよう加工していきます。

金床でハンマーを叩け!



炉のそばに金床があるので、その上に先ほど熱したインゴットを置きます。上に置くための照準がちょっとつけにくいですね。金床の中にめりこんだりすることもあるため、置きやすくなるよう改善してほしいところです。

金床でインゴットの形を整える


鍛冶屋と言えば、やっぱり金床でハンマーを叩く姿でしょう。叩きたいところをクリックしてインゴットを延ばしていきましょう。……と思ったら「炉に放りこめ」との指示が出て、インゴットが加工できなくなりました。どうやらインゴットが冷え、硬くなってしまったようです。


面倒くさいと思いながらも、火ばさみでまたインゴットをつかんで移動し、炉に放りこみました。先ほどと同じようにふいごを使って空気を送り、十分に加熱します。


また金床に戻って、ハンマーでインゴットをカンカンと叩きます。さっきよりも延びてきました。しかしまた途中で、もう一度加熱するよう指示が出ます。冷えるのが速い。温度が足りていないのでしょうか。


炉と金床の間を何度か往復しつつ、十分すぎるぐらい加熱してからハンマーで叩くと、よく延びるようになりました。熱いうちにどんどん叩いておきましょう。


剣っぽい形になったところで、また冷えてしまいました。もう一度炉へ行かなくてはなりません。リアルと言えばリアルなのですが、結構大変です。もっと速くハンマーを叩いて加工しないといけないのかもしれません。

冷やして削れ!



小休憩を挟んでから再開。炉との行き来を繰り返し、なんとか剣の形にすることができました。結構苦労しますね。


形になった刃を、水の入った樽に放りこんで冷却します。これで刃の形を固定することができました。次は物が切れるように、刃を削って鋭くします。


研削盤まで刃を運び、削っていきます。ここはちょっとしたミニゲームになっていて、Cボタンを押すことで砥石を回し、画面下の「GRIND」ボタンを押しっぱなしにすると削りはじめます。100%に近いところでボタンを放しましょう。先ほども説明したように、刃は5つのパーツに分かれていますので、5回する必要があります。


刃ができたら、次はグリップ部分を取り付けないといけません。先ほど購入したもの(柄頭、握り、鍔)が箱の中に入っているので、これを取り付けます。


グリップ部分の3つのパーツを手に取って移動し、逆サイドの壁際にある台にセット。3回往復しないといけないのがちょっと面倒です。


次にパーツを鍔、握り、柄頭の順で、それぞれ刃に取り付けていきます。ここでもミニゲームがあり、画面右にあるバーが上下に動くので、GOODのところでタイミングよく「HIT」ボタンを押します。ただバーの速度がかなり速いので、結構難しいです。要反射神経。

完成品を店で売ろう



剣が完成したので、店で販売しましょう。階段を上るよう言われますので、指示に従って階段へ向かいます。


階段を上がったところが店内のようです。奥の壁に剣を並べられる場所があるので、そこに置きましょう。しかしひどく殺風景です。


剣を置きました。これで販売することができます。すると画面右上に「KNOCK!!!」の文字が表示され、背後からノック音が聞こえてきました。客が来たようですね。


振り向くと、先ほど上がってきた階段の側にドアがあります。ノックはここからのようですね。さっそく向かいましょう。


客が店内に入って武器を選ぶタイプの店ではなく、ドアのスリット越しでやり取りするタイプの店のようです。この世界は治安が悪いのでしょうか。スリットの引き戸を開けると「Hello」の文字が。


そしてアニメチックなキャラの登場。一瞬、別のゲームが始まったのかと思ってしまいました。剣を売ってほしいとのことなので先ほど作った剣を渡すと、161コインで売れました。剣の材料費は130コインなので、31コインの儲けです。後はこれを繰り返していってお金を増やし、強い武器を作って評判を上げ、鍛冶屋を発展させていきましょう。

物づくりの楽しさを感じられる作品


本作は武器が完成するまでの一通りの過程を楽しむことができるゲームです。シミュレーションというよりもシミュレーター的な感じですね。武器屋の経営部分を期待すると「ちょっと違う」ということになりますが、「武器を自分の手で一から作成したい」という人にはうってつけかと思います。

変わった形の剣を作ることも

ゲームが進むと武器に魔法をエンチャントしたり、客相手にギャンブルをしたりもできます。また現在は剣の形がかなり限られていますが、今後のアップデートによって様々な種類の剣を追加するとのこと。また早期アクセス終了とともに値段が20%アップするそうなので、欲しい方は早期アクセス終了前に購入するのがいいかと思います。筆者的にはVRでプレイするのにも適したゲームだと感じられましたので、ぜひともVR版を出してほしいものです。

製品情報


《渡辺仙州》

歴史・シミュ・ボドゲ好き 渡辺仙州

主に中国ものを書いている作家。人生の理念は「知られていない面白いもの」を発掘・提供すること。歴史・シミュレーションゲーム・ボードゲーム好きで、「マイナーゲーム.com」「マイナーゲームTV」を運営中。著書に「三国志」「封神演義」「西遊記」「封魔鬼譚」(偕成社)、「文学少年と運命の書」「天邪鬼な皇子と唐の黒猫」(ポプラ社)、「三国志博奕伝」(文春文庫)など。

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