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赤十字がリアルなFPSゲームを制作―目的は"戦争にもルールがあることを知らせるため"

スイス公共放送協会の外郭団体として運営され、スイス政府観光局にも紹介されているメディアswissinfo.ch(日本版)は、ジュネーブに本部を置く人道支援組織、赤十字国際委員会が制作しているFPSを紹介しました。

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スイス公共放送協会の外郭団体として運営され、スイス政府観光局にも紹介されているメディアswissinfo.ch(日本版)は、人道支援組織、赤十字国際委員会(ICRC)が制作しているFPSを紹介しました。

記事によれば、ゲームの目的は"戦争にもルールがあると知ってもらうこと"。反逆者や兵士として戦うことになった赤十字の職員を描く本作では、自ら敵と民間人の区別をつけなければならず、負傷者には手当をしたりと、“本当の兵士”のように行動しなければなりません。

赤十字国際委員会は過去に、Bohemia Interactiveと公式に提携しており、2017年に『Arma III』向けDLC「Laws of War」を配信。同組織は当時から戦時の決まりごと(ルール)を周知する活動を一貫して行っています。また、さらに遡って2013年には、「戦争のリアリティーを追求したゲームに関するQ&A」と題して、国際人道法がリアリティーのある戦争ゲームにおいては考慮されるべきだとする旨を表明していました。

赤十字国際委員会が開発しているゲームは非常にリアル寄りで、リロードの速度が遅かったり、視界が悪かったりとできるだけ現実に近づけているとのこと。これについて、赤十字バーチャルリアリティ研究室のクリスティアン・ルファー室長は「際どい綱渡り」としており、戦争礼賛に繋がるリスクや、リアルすぎるせいで遊ぶ人がいなくなってしまうデメリットがあると言及しています。

とはいえ、国際人道法をゲーム内でも適用するべきという意識のもと、自らゲーム開発を進めるというのは、非常に興味深い取り組み。ビデオゲームが軍隊の訓練や教育目的でも使用される例があるだけに、今後もこのような例が増えていくかもしれません。なお、本作は近々、無料で配信されるということです。

swissinfo.ch(日本版)
《杉元悠》

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