任天堂は、2020年3月期 第2四半期決算を発表しました。
今回明らかとなった同社の2020年3月期 第2四半期 連結業績(2019年4月1日~2019年9月30日)は、売上高4,439億円(前年同期比 14.2%増)、営業利益942億円(同期比 53.4%増)、経常利益851億円(同期比 7.4%減)、純利益620億円(同期比 4%減)でした。売上高、営業利益共に伸びを見せたものの、為替差損が205億円発生し、経常利益および純利益の減少に影響したものと思われます。
第2四半期(2019年4月~9月)における大きな動きとしては、ニンテンドースイッチの新モデル(バッテリー持続時間が向上したモデル)や、携帯専用の「ニンテンドースイッチ ライト」が発売されました。その結果、ハードウェアの販売台数は693万台と好調に推移。前年同期と比べると36.7%の増加が見られ、新展開が追い風となった模様です。
ニンテンドースイッチにおけるソフトウェア販売については、6月発売の『スーパーマリオメーカー 2』が393万本、7月発売の『ファイアーエムブレム 風花雪月』が229万本、9月発売の『ゼルダの伝説 夢をみる島』が313万本と、いずれもミリオンを大きく超える本数を積み上げました。
さらに、前期までに発売されたタイトルも順調な動きを見せ、当期だけで『マリオカート8 デラックス』が232万本(累計1,901万本)、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』が190万本(累計1,571万本)、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』が176万本(累計1,454万本)を販売。同社だけでも8本のタイトルが、他のソフトメーカーのタイトルを含めると11本が、当期でミリオンセラーを記録しました。ソフトウェアの販売本数は5,849万本で、前年同期と比べると38.8%増。ニンテンドースイッチは、ハード、ソフト共に躍進を見せています。
一方、ニンテンドー3DSは、ハードウェアの販売台数が37万台(同期比 62.9%減)、ソフトウェアの販売本数は260万本(同期比 58.5%減)と、当期も減少傾向です。
ゲーム専用機におけるデジタルビジネスにおいても、主にニンテンドースイッチのパッケージ併売ダウンロードソフトやダウンロード専用ソフトなどの売り上げが順調に伸びたほか、オンラインサービス「Nintendo Switch Online」も貢献。デジタル売上高は、前年同期比で83%増となる716億円になりました。
モバイルビジネス関連では、新作アプリ『Dr. Mario World』(7月)や『Mario Kart Tour』(9月)の配信が始まったほか、配信済みのアプリも人気を維持しており、モバイル・IP関連収入等の売上高は199億円(同期比 6.4%増)と堅調な結果を出しました。
任天堂、2020年3月期 第2四半期決算を公開─『夢をみる島』313万本に『風花雪月』229万本などミリオン連発、為替差損の影響で経常利益・純利益は減少
《臥待 弦》編集部おすすめの記事
特集
ニュース アクセスランキング
-
“ゲーム中毒になったから”訴訟します!…米で相次ぐ訴訟に大手ゲーム会社反論「憲法に違反する」
-
Epic GamesストアにおけるPCゲーム無料配布の今週分は日本対象外―4月5日はSFRPG『アウター・ワールド』&アクションADV『Thief』予定
-
『Hellgate』またもや復活!?ハクスラシューター『Hellgate: Redemption』発表―「やり残したこと」を生みの親自身による清算へ
-
『Risk of Rain 2』や『Vampire Survivors』などの開発が参加する謎のプロジェクト「iii initiative」が進行中―29日午前3時に新情報公開
-
賞金稼ぎRPGシリーズ最新作『メタルサーガ ~叛逆ノ狼火~』最新プロモーション映像公開!音楽はベイシスケイプの工藤吉三氏が全楽曲担当
-
2023年ゲーム賞を席巻した『バルダーズ・ゲート3』が3,828円!『スーパーマリオRPG』『テイルズ オブ アライズ』もお買い得なゲオ店舗セールを現地調査
-
Take-TwoがGearboxの買収を発表―『ボーダーランズ』フランチャイズの完全所有権を取得し新作を開発中
-
セクシー百合ACT『サムライメイデン』から『バレットガールズ ファンタジア』『お姉チャンバラORIGIN』まで、D3のセクシー美少女系中心Steamキーセットが最低10ドルから手に入る
-
ニンテンドースイッチ後継機2025年3月発売へ―日本経済新聞が報じる
-
『FF7 リバース』の原点が今なら733円!『FF』シリーズや『ペルソナ4』、フリューのRPGなどが最大90%OFF【eショップ・PS Storeのお勧めセール】