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宇宙ADV『Deliver Us The Moon』「100%宇宙飛行士をテーマにした作品です」【注目インディーミニ問答】

日本語にも対応した完全版がリリース!宇宙はロマンですね。

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宇宙ADV『Deliver Us The Moon』「100%宇宙飛行士をテーマにした作品です」【注目インディーミニ問答】
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、KeokeN Interactive開発、PC向けに10月10日リリースされた宇宙アドベンチャー『Deliver Us The Moon』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、宇宙飛行士が一人月に送られ、人類を絶滅の危機から救うべく命懸けのミッションに臨むアドベンチャー。2018年9月にリリースされた『Deliver Us The Moon: Fortuna』(ミニ問答)の完全版で、ついに日本語にも対応。吉田おじさんによるプレイ絵日記も掲載中です。

『Deliver Us The Moon』は2,570円で配信中(Steam/GOG)。





――まずは自己紹介をお願いします。

Koen Deetman氏(以下Deetman氏)KeokeN Interactiveの設立者でゲームディレクターのKoen Deetmanです。弟のPaul Deetmanと一緒に台所のテーブルで妹たちのベッドルームから盗んできたホワイトボードを使い、本作の開発を始めました。私たちはずっと宇宙と月に魅了されており、それが本作の開発につながったのです。

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

Deetman氏本作の開発は2015年に始まりました。当時はとても小さなプロトタイプだったのですが、それでも披露するには十分でした。2016年の初め頃、クラウドファンディングのキャンペーンに成功し、これが本当の意味でのスタートとなります。これにより、世界中の方に本作をお見せすることができ、E3では本作を支援していただけるパブリッシャーにも出会うことができ、クオリティの向上とプロジェクトの規模を拡大することができました。

2017年は開発が大きく進みましたが、私たちにとって厳しい年でもありました。パブリッシャーの社内で色々問題があり、私たちとは決別しなくてはいけなかったのです。私たちは自分たちで2018年9月に本作をリリースすることと決めましたが、多くの人は本作の展開に不満があり、またコンソール版への強い要望もあったのです。私たちは本作のエンディングを完結させること、そしてコンソール版を実現するためのパブリッシャー探しをすることにしました。2019年になるとイギリスのパブリッシャーであるWired Productionと出会い、2019年10月10日に本作を再リリースすることができました。2020年初頭にはコンソール版もリリースされる予定です。


――本作の特徴を教えてください。

Deetman氏私と弟は祖父の望遠鏡(祖父が自分で作ったものです)を覗いて以来、夢は宇宙飛行士になることでした。本作は、100%宇宙飛行士をテーマにした作品です。私たちはまるで映画のような現実味のある舞台とリアルなグラフィックを実現しようと思いました。例えば、日本人によって実際に研究されているマイクロ波無線エネルギー伝送のような研究にも焦点を当てていますよ!私たちは本作を、ストーリー主導のハードSF探索ゲームと位置付けています。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Deetman氏本作はダンカン・ジョーンズ監督の「月に囚われた男」、クリストファー・ノーラン監督の「インターステラー」、そして何よりスタンリー・キューブリック監督の「2001年宇宙の旅」から多くのインスピレーションを受けています。プレイヤーはこれらの作品を示唆するイースターエッグを月面上で見つけることができますが、『マスエフェクト』のようなゲームからの影響もありますね。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Deetman氏日本の皆様、本作がついに日本語にローカライズされ、皆さんに母国語で本作を楽しんでいただけるということを、私たちはとても光栄に思っています。皆さんは宇宙とテクノロジーが大好きなのではないでしょうか。そして月面を歩いてみたいと思ったことがあるのなら、本作はぴったりです!2020年初頭にはコンソール版も出ますが、それまで待つことができないのでしたら、PC版がSteamとGOGで配信中です。

――ありがとうございました。



◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に200を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
《Chandler》
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