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【特集】「あのゲーム原作映画は今……」公開前のゲーム原作映画&ドラマを大解剖! 『マインクラフト』編

本連載では、発表済みのゲーム原作映画&ドラマをさまざまな角度から大解剖。第5回では、サンドボックスゲームの代表的作品『マインクラフト』に迫ります。

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読者の皆さん、映画やドラマはご覧になっていますか? ひと昔前まで、ビデオゲームの実写化は「コケる」というのが俗説でしたよね。それも今は昔。近年では、デジタル技術の飛躍的な向上によって、ビデオゲームのような複雑な世界観も容易に描ける時代となったのです。ビデオゲームは漫画や文学のように、映画のベースとして多用される機会が以前にも増しているのです。

アリシア・ヴィキャンデルを主演に迎えた新生「トゥーム・レイダー」(2018)をはじめ、ドウェイン・ジョンソン大暴れの「ランペイジ 巨獣大乱闘」(2018)、渡辺謙も登場する「名探偵ピカチュウ」(2019)など、実力派のキャスト陣も顔を覗かせるようになりました。そこで本連載では、発表済みのゲーム原作映画&ドラマをさまざまな角度から大解剖。第5回では、映画版『マインクラフト(Minecraft)』に迫りましょう。

『マインクラフト』ってどんなゲーム?



もはや説明いらずの人気サンドボックスゲーム『マインクラフト』。ブロック状の世界を自由に冒険できる自由度の高さ、材料を集めてアイテムを造り出すクラフト要素など、極めてシンプルで奥深いゲームシステムで好評を博しました。ゲームは現在までに多くのプラットフォームで展開されています。

スウェーデン出身のアマチュアプログラマ、Markus Alexej Persson(通称:ノッチ/Notch)氏が手掛けたこのゲームは、2009年5月10日に“pre-Classic”(開発初期のゲームタイトルは『Cave Game』でした)の開発がスタートし、同年に現在の『マインクラフト』の基礎となる“クラシック版”がリリースされました。

フリーウェア版とシェアウェア版の2種類が公開されると、口コミを通じて爆発的な人気を獲得。当時の“マイクラブーム”は世界中を駆け巡り、日本のゲーマー達にも広く知られることになります。インディーゲームでありながらも大規模ビデオゲームに匹敵する記録的なセールスを達成し、今では最も売れたインディーゲームのひとつとして数えられています。この成功によって開発者のノッチ氏は、『マインクラフト』の開発・運営のための会社法人“Mojang AB”を設立。2011年1月には、シェアウェア版のダウンロード販売数が100万本を達成するなど、その人気の高さがうかがえます。

また2014年には、アメリカのソフトウェア会社Microsoftが25億ドル(当時のレートで約2,700億円)でMojang ABを買収。買収後は、Microsoftのゲーム開発部門であるMicrosoft Studioの一部として、『マインクラフト』のサポート等を継続しています。さらに買収と同時に、創始者ノッチ氏をはじめスタジオの主要3名がMojangを退社。ノッチ氏は退社理由を「精神の安定を保つため」と説明し、個人でゲーム開発を続けるとしています。現在『マインクラフト』は、Xbox One、PlayStation 4をはじめ多くのプラットフォームに移植されていて、その普及ぶりと人気の高さは「現代のレゴ」などと評価されています。

現在までの製作状況は?



『マインクラフト』の映画化が最初にアナウンスされたのは、2014年のこと。米ワーナー・ブラザースが同ゲームの映像化権を取得し、実写映画として製作されることが発表されています。本作の制作には、レゴブロックの世界を描いた「LEGO ムービー」(2014)からロイ・リーが参加し、共同制作として「ミーン・ガールズ」(2004)のジル・ソベル・メシックが名を連ねています。

当初監督には「ナイト ミュージアム」(2006)のショーン・レヴィが就いていましたが、同氏は方向性の違いを理由にプロジェクトを去りました。その後、テレビシリーズ「フィラデルフィアは今日も晴れ」(2005-)のクリエイターで知られるロブ・マケルヘニーがメガホンを執ることに。共同脚本も務めることになっていましたが、2018年に突如降板を発表。その具体的な理由は明らかにされていません。


さらにその後、新たな監督として「ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気」(2015)のピーター・ソレットが起用され、現在はソレット監督の指揮のもとで製作が進んでいます。当初映画は2019年5月24日に公開される予定でしたが、相次ぐ交代劇を受けて、全米公開日は2022年3月4日に変更されています。

気になるキャスト&スタッフをご紹介



実写版「マインクラフト」では、10代の少女たちがブロック状の世界を救うため、エンダードラゴンと戦う物語が描かれるそうです。映画版の具体的なキャストは判明していませんが、2016年ごろには「フォックスキャッチャー」(2014)でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたスティーヴ・カレルが主演候補として報じられています。そういえば、『マインクラフト』のデフォルトスキンも“Steve”って愛称でしたよね。

そのほか脚本には、「アナと雪の女王2」(2019)の脚本家アリソン・シュローダーが参加。アカデミー賞ノミネートの「ドリーム」(2016)や、ディズニー映画「プーと大人になった僕」(2018)など、多くの脚本を手がける実力派のアリソンが、ソレット監督と共同で脚本を担当します。ブロック状の世界をどのように実写映像として再現するのでしょうか。期待が高まります。

ちなみにNetflixでは、2015年にリリースされた同名ゲームの映像化作品「マインクラフト:ストーリーモード」が配信中。画面上に表示される選択肢を選ぶことで、物語の展開を自由に操ることができる、インタラクティブコンテンツとして配信されています。こちらもあわせてご視聴ください。



映画「マインクラフト」は、2022年3月4日より全米公開予定です。
《Hayato Otsuki》

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