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「あのゲーム原作映画は今……」公開前のゲーム原作映画&ドラマを大解剖! 「ソニック・ザ・ムービー」編【特集】

読者の皆さん、映画やドラマはご覧になっていますか? 本連載では、発表済みのゲーム原作映画&ドラマをさまざまな角度から大解剖。第2回では、映画「ソニック・ザ・ムービー」に迫ります。

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「あのゲーム原作映画は今……」公開前のゲーム原作映画&ドラマを大解剖! 「ソニック・ザ・ムービー」編【特集】
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読者の皆さん、映画やドラマはご覧になっていますか? ひと昔前まで、ビデオゲームの実写化は「コケる」というのが俗説でしたよね。それも今は昔。近年では、デジタル技術の飛躍的な向上によって、ビデオゲームのような複雑な世界観も容易に描ける時代となったのです。ビデオゲームは漫画や文学のように、映画のベースとして多用される機会が以前にも増しているのです。

アリシア・ヴィキャンデルを主演に迎えた新生「トゥーム・レイダー」(2018)をはじめ、ドウェイン・ジョンソン大暴れの「ランペイジ 巨獣大乱闘」(2018)、渡辺謙も登場する「名探偵ピカチュウ」(2019)など、実力派のキャスト陣も顔を覗かせるようになりました。そこで本連載では、発表済みのゲーム原作映画&ドラマをさまざまな角度から大解剖。第2回では、映画「ソニック・ザ・ムービー」に迫りましょう。

『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』ってどんなゲーム?



任天堂のマリオに次いで、最も有名なゲームキャラクターとして知られるソニックは、セガ・エンタープライゼス(現・セガゲームス)によって1991年に誕生しました。プレイヤーは、音速で走る青いハリネズミ「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」を操作し、ジェットコースターのような緩急のあるステージを走破します。第1作はメガドライブ向けに発売され、全世界で1,500万本以上の記録的なセールスを達成。当時のゲーム業界にソニック旋風を巻き起こしました。

開発の中核を担った中裕司は、任天堂の人気ビデオゲーム『スーパーマリオブラザーズ』を多角的に研究し、メガドライブのハード性能を活かした高速描写の横スクロールを発案。これまでのどのゲームとも一線を画す、爽快なゲーム体験を追求し、『マリオ』シリーズとの差別化を図ったのです。

セガの看板キャラクターとして位置付けられるソニックは、こうした経緯の中で開発され、『マリオ』シリーズへの対抗馬として生み出されたのです。しかし近年では、任天堂の『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズにゲストファイターとして参戦したり、セガと任天堂の共同開発によって『マリオ&ソニック AT オリンピック』シリーズが生み出されたりと、マリオとソニックのクロスオーバーは珍しいものではなくなりました。

現在までの製作状況は?



映画「ソニック・ザ・ムービー」の第一報は、今から遡ること6年前の2014年に発表されました。製作には「ルパン三世 THE FIRST」(2019)のマーザ・アニメーションプラネット、Netflix「ラブ、デス&ロボット」(2019-)のブラー・スタジオ、「ワイルド・スピード」(2001)のオリジナル・フィルムなどが参加。原作を開発したセガゲームスも製作に入り、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(コロンビア映画)が配給権を獲得しました。

監督にはブラー・スタジオのジェフ・ファウラーが就き、同スタジオからティム・ミラーが製作総指揮に就任。2017年には、ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメントが社内の方針転換を理由に、配給権をパラマント・ピクチャーズに売却。その後、製作にはパラマウント・アニメーションが参加し、新たな製作体制によって2019年11月公開と発表されました。

しかし、最初のトレイラー映像が公開されると、否定的な意見が相次ぎました。理由は、ソニックのデザインです。主人公ソニックのあまりにもリアルすぎる容姿に、ファンからの強い反発が相次いだのです。ヒューマノイドのように変更されたソニックのデザインが議論を呼び、多くの否定的な評価を受けたことで、製作チームはソニックの再デザインを約束。その後、デザイン変更後のトレイラーが解禁され、ソニックのデザインはより原作に近い体型に変更されました。

また、製作側は、デザイン見直しに伴う公開日の延期を発表し、新たな公開日を2020年2月14日(日本では2020年3月27日)に設定しました。12月上旬には、日本語吹き替え版の30秒トレイラーも公開されています。

気になるキャスト&スタッフをご紹介



本作は、実写と3DCGアニメの融合作品。「テッド」(2012)「プーと大人になった僕」(2018)「ピーターラビット」(2018)など、実写と3DCGアニメの融合は近年では珍しくありません。本作では主人公のソニック・ザ・ヘッジホッグを美麗な3DCGアニメーションで描き、ソニック以外のキャラクターとその背景となる世界観を実写で描写しています。

英語版でソニックの声優を担当するのは、「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」(2015)でBB-8の声を務めたベン・シュワルツ。映画「X-メン」(2000)のサイクロップス役で知られるジェームズ・マースデンが扮する保安官トムとチームを組み、ドクター・ロボトニック(ドクター・エッグマン)の野望を阻止すべく大冒険を繰り広げます。

そんなドクター・ロボトニックに扮するのは、「マスク」(1994)のジム・キャリー。カメレオン俳優と呼ばれるジム・キャリーが、いかにも怪しい発明家をコミカルに演じています。その他の共演者には「アイアンマン3」(2013)のアダム・パリー、「キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー」(2011)のニール・マクドノーなど、個性的な俳優陣が集結しています。

ファンの声に応え、ソニックのデザインを変更するという異例の作り直しを敢行し、さまざまな面で注目を集めた本作は、2020年最初のゲーム原作映画として、早くも期待されています。



映画「ソニック・ザ・ムービー」は、2020年3月27日より全国ロードショー。
《Hayato Otsuki》

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