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【特集】「あのゲーム原作映画は今……」公開前のゲーム原作映画&ドラマを大解剖! 『アンチャーテッド』編

読者の皆さん、映画やドラマはご覧になっていますか? 本連載では、発表済みのゲーム原作映画&ドラマをさまざまな角度から大解剖。第4回では、映画「アンチャーテッド」に迫ります。

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読者の皆さん、映画やドラマはご覧になっていますか? ひと昔前まで、ビデオゲームの実写化は「コケる」というのが俗説でしたよね。それも今は昔。近年では、デジタル技術の飛躍的な向上によって、ビデオゲームのような複雑な世界観も容易に描ける時代となったのです。ビデオゲームは漫画や文学のように、映画のベースとして多用される機会が以前にも増しているのです。

アリシア・ヴィキャンデルを主演に迎えた新生「トゥーム・レイダー」(2018)をはじめ、ドウェイン・ジョンソン大暴れの「ランペイジ 巨獣大乱闘」(2018)、渡辺謙も登場する「名探偵ピカチュウ」(2019)など、実力派のキャスト陣も顔を覗かせるようになりました。そこで本連載では、発表済みのゲーム原作映画&ドラマをさまざまな角度から大解剖。第4回では、映画版『アンチャーテッド』に迫りましょう。

『アンチャーテッド』ってどんなゲーム?



本作は、海洋冒険家フランシス・ドレイクの子孫(を自称している)ネイサン・ドレイクの冒険を描いた人気アクションアドベンチャー。開発するのは、『クラッシュ・バンディクー』『The Last of Us』など、様々なアクションゲームを世に送り出す、老舗ゲーム開発スタジオ「Naughty Dog」です。

スタジオは1985年に設立され、およそ30年間にわたり様々なゲームを開発してきました。同スタジオは、メガドライブ向けの『Rings of Power』と3DO向けの『ウェイ・オブ・ザ・ウォリアー』など幾つかの良質なゲームを開発し、徐々にその名を広めました。そして1996年リリースの『クラッシュ・バンディクー』では世界的大ヒットを記録し、全世界で累計4,000万本を販売。のちに大人気シリーズに成長し、その成功によってNaughty Dogは確固たる地位を築き上げます。

その後、ソニー・コンピュータエンタテインメント(現:ソニー・インタラクティブエンタテインメント)がNaughty Dogを買収。2001年には、コミカルなオープンワールドアクション『ジャック×ダクスター 旧世界の遺産』を発表し、こちらも人気シリーズとなります。そして2007年、Naughty Dog最初のPlayStation 3向けタイトル『アンチャーテッド エル・ドラドの秘宝』をリリース。高度なグラフィックスと多彩なアクション、アドベンチャー映画さながらのストーリー演出が好評を博し、Naughty Dogの新たな代表作となりました。

次いで2009年には続編『アンチャーテッド 黄金刀と消えた船団』を発表。2011年には『アンチャーテッド 砂漠に眠るアトランティス』をリリースし、前者は“AIAS ゲーム・オブ・ザ・イヤー 2009”をはじめ数多くのゲーム賞に輝きました。2016年にはPlayStation 4向けの最新作『アンチャーテッド 海賊王と最後の秘宝』、その翌年にはスピンオフ『アンチャーテッド 古代神の秘宝』が発売。分岐ルートによる多彩な攻略法や、PS4の性能をフル活用した映像表現、新たなアクション要素など、ゲームスケールも大幅アップしています。

現在までの製作状況は?


映画版「アンチャーテッド」が発表されたのは2009年のこと。映画版では、原作ゲームを踏襲しながら「ゲームでは描かれなかった空白期間」を語るとされています。映画を製作するのは、米ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(コロンビア映画)。映画版「メタルギアソリッド」を手がけるアヴィ・アラッドのプロダクションも名を連ねています。

当初監督には、「アメリカン・ハッスル」(2013)のデヴィッド・O・ラッセルが就任していましたが、創造上の相違により降板。その後、「ダイバージェント」(2014)のニール・バーガー監督に白羽の矢が立ちますが、同氏も何らかの理由でプロジェクトから去ります。2014年には、「ベイウォッチ」(2017)のセス・ゴードン監督がプロジェクトに参加するも、2015年には降板。さらに2016年には「ストレンジャー・シングス 未知の世界」(2016-)のショーン・レヴィが新監督として加わるも、スケジュールの都合でまたも降板しています。

2019年には「10 クローバーフィールド・レーン」(2016)の新鋭ダン・トラクテンバーグが就任しましたが、こちらも早々に離脱。その後「バンブルビー」(2018)のトラヴィス・ナイト監督がプロジェクトに加わるも、やはりスケジュールの兼ね合いを理由に降板しています。なんと驚くことに6人の監督たちがプロジェクトを去っているのです。

そして最近、映画版「アンチャーテッド」監督の後任候補として「ゾンビランド」(2009)「ヴェノム」(2018)のルーベン・フライシャーが浮上しています。また、映画の公開日は2020年12月18日を予定していましたが、相次ぐ交代劇によって2021年3月5日に変更されています。この交代劇はフライシャー監督の就任によって、収束するのでしょうか。

気になるキャスト&スタッフをご紹介



映画版「アンチャーテッド」は、原作ゲームでは語られることのなかった“前日譚”を描くとされています。主人公ネイサン・ドレイクに扮するのは、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)で新生スパイダーマンを演じる若手俳優トム・ホランド。「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ」(2016)でピーター・パーカー/スパイダーマンを演じ、一躍その名を轟かせました。彼は本作で、若かりし頃のネイサン・ドレイクを演じるとされています。

また、ネイサンの友人でメンター的役割のビクター・“サリー”・サリバン役には、「トランスフォーマー:最後の騎士王」(2017)のマーク・ウォールバーグが就任する見込み。その出演交渉は最終段階であるとも報じられています。デヴィッド・O・ラッセル監督が本作を手がける予定だった頃から、ウォールバーグの出演に関しては様々に報じられていました。当初はウォールバーグがネイサンを演じる予定でしたが、脚本の大幅書き換えによって、映画版は若きネイサンを描く前日譚へと変更されたのです。そのためウォールバーグはプロジェクトを去ったと思われていました。

本作の脚本は、「バッドボーイズ フォー・ライフ」(2020)のジョー・カーナハンと、「エージェント・オブ・シールド」(2013~)のレイフ・ジャドキンスが執筆。どのような物語を描いてくれるのか、今から期待したいところです。



映画「アンチャーテッド」は、2021年3月5日より全米公開予定です。
《Hayato Otsuki》

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