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【特集】97年生まれ、原作と同い年のゲーマーが『FF7 リメイク』デモ版をプレイ…「懐かしさ」ゼロの初挑戦インプレッションをお届け

原作『FF7』と同い年にして『FF』ナンバリングシリーズ未経験のライターによるプレイレポートをお届け。懐かしさを排した視点でインプレッションを綴ります。

連載・特集 プレイレポート
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発売まで約一ヶ月となった『ファイナルファンタジーVII リメイク』の新情報は、常に多くのJRPGファンの胸を高鳴らせていることでしょう。先日お届けした「吉田輝和の絵日記」のように、当時の思い出を振り返りながら同作デモ版を遊んだ方も多いのでは。新たに描かれる『FF7」の世界観を堪能しながら「あの時代にはあんなことがあったな……」と振り返ることも、本作の楽しみ方のひとつかもしれません。

しかし、そのオリジナル版が発売されたのは1997年1月31日のことです。約23年前のゲームですし、むしろ「『リメイク』デモ版で初めて『FF7』の世界観を知った」という方も少なくないのでは。かくいう筆者もそのひとりです。そこで本記事では、PS版『FF7』発売と同じ年に生まれた筆者からの『FF7 リメイク』デモ版プレイレポートをお届け。味わいたくても味わえない「懐かしさ」以外の観点から、インプレッションをお伝えしていきます。

まずは筆者の自己紹介から……


個人的には「好きなRPG」と言ったらコレ

ここから550文字ほどの前置きとなりますが、少しお付き合いください。先述したとおり、筆者はPS版『FF7』と同い年(23歳)。もちろんリアルタイムではプレイできず、当時の盛り上がりを体感することもありませんでした。そんなわけで今回のデモ版配信においても「懐かしさ」が分からないため、個人的に盛り上がりに追いつけないところがありました。97年生まれの筆者は、『FF』シリーズで言えば『クリスタルクロニクル』や『零式』といったスピンオフ作品が直撃する世代にあたります。小学校3~4年生の頃、ナンバリングシリーズでは『FF12』『FF13』が発売されていました。

これは世代的な問題だけでなく「好み」も理由なのですが、筆者や同世代の友人は『FF12』『FF13』の2作に興味を抱くことはなく、当時はスルーしていました。個人的には『ゼルダの伝説』のようなアクションRPGが好きで、「コマンド式RPGに親しみがない」というのも正直なところ。ここ数年でも『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』『ウィッチャー3 ワイルドハント』を好んで遊んできました。『スカイリム』に至ってはModの導入などを含めれば数百時間を数えるほどにプレイしています。

そんなこともあって、『FF7 リメイク』デモ版は筆者にとって初めての「リアルタイムでプレイするナンバリング作品」だったりします。長くなりましたが、次の項目からオリジナル版『FF7』と同い年の筆者からのインプレッションに移ります。

魅力的な世界観とキャラクター



主人公“クラウド”を始めとするキャラクターたち、そして舞台となるミッドガルの街。なんといっても、ここが一番に語りたいポイントです。

クラウドについては声や見た目といった部分は知っていたものの、クールさの中に時折顔を見せる微笑みや「元ソルジャー」であることは初耳。単に見た目がかっこいいだけでなく、奥が深いキャラクターだと感じました。環境過激派で腕っぷしに自信がありそうな“バレット”、手厚いサポートをしてくれる“ジェシー”といった仲間たちも個性的です。これから起こるであろう立場の変化や、感情の変遷といったドラマに期待が持てます。主人公が喋らない、あるいは主人公の行動を選択できるタイプのゲームとは違い、キャラクターたちの視点を与えられていることで、テーマに寄り添いやすいのかもしれません。

まだ本格的に登場していない“ティファ”や“セフィロス”といった有名キャラクターにも魅力あふれる設定が用意されていると思うと、楽しみになります。


彼らのセリフやムービーで情報が明かされていく世界も特徴的。神羅という企業が治める街、魔晄というエネルギー、どことなく歪な街並み……。“魔法”と“工業”が自然な形で融合、それが環境問題となっていて過激な活動家(テロリスト)がいる、という設定は現代でも新鮮な味わいです。現代だからこそ投げかけられるテーマにも期待できそうです。

「リメイク作品が初プレイ」で直面する悩み



「何が起こるか分からない」という楽しみがある一方で、展開を知らないからこそ楽しめない部分があるのも事実です。今後の展開を強く匂わせる演出についていくことができず、疎外感を覚えることもしばしば。例えばクラウドが頭痛に苛まれるシーンでも、過去に起因するものであることは窺えましたが「先が気になる」というよりもモヤモヤした気持ちになりました。この頭痛の演出は原作でも見られたものということですが「先の展開を知っているプレイ済みの方に向けた演出なのでは?」と、穿った見方をしてしまいました。

また、元となる作品が有名なだけあって、SNSでのやりとりやシリーズファンの友人と会話しているときの「ネタバレ回避」が困難というのも難点のひとつ。世界観の設定すら知らなかった筆者ですが、2枚組のディスクを入れ替える直前の展開は知っています。リメイク作品ならではの悩ましさですが、物語に新鮮さを求める初プレイの方にとっては大事な部分となりそうです。

コマンド式RPGとアクションが融合した不思議な楽しさ



面白さの根幹となる「戦闘」は、アクションゲームとコマンド式RPGを融合させたもの。筆者としては『零式』のような手触りを感じましたが、よりコマンドRPG寄りになっているという印象です。

自分のターン、敵のターンがあるかのようなダメージの応酬、キャラクターチェンジや指示など、コマンド式RPGの要素がうまくアクションに落とし込まれています。『ウィッチャー』など、アクションとRPG要素にメリハリが効いた「ARPG」というジャンルとは一味違う楽しさ。原作のようなコマンドバトル風にする「クラシック」モードも用意されているため、コマンドに集中したい原作ファンにも嬉しい仕様と言えるのではないでしょうか。


しかし「ダメージの応酬が続くので、戦闘に時間がかかる」「魔法やその他のアクションを使いたいタイミングで使えない」といった“コマンドバトルを意識したからこそ”の弊害も。独特のテンポで考えながらプレイする必要がある……という面白さに言い換えられますが、良くも悪くもアクション的な爽快感は薄いように思えます。決して爽快とは言えないものの、クセになる戦闘でした。

あくまでデモ。製品版のボリューム/ディテールに期待



デモ版でプレイできるのは、最序盤にして一本道の「壱番魔晄炉爆破作戦」のみ。寄り道要素など、世界を旅するというRPGの醍醐味となる部分はプレイできませんでした。最も試してみたかった部分が遊べないのは残念ですが、製品版では「ミッドガル脱出」までが収録される分作式ということで、そういったRPG的ボリュームや細かい描写が強化されるのではないか……と期待します。しかし、「ミッドガル脱出」まで遊んだところで続きを知りたくなってしまうのが難点。その待ち時間が愛おしくもありますが、一気にプレイしたいのも本音です。

先述した通り、筆者としてはカットシーンの演出にガッツリのめり込めなかったのですが、デモ版でも感じられる熱量は興味深いところ。多くのゲーマーの心を揺り動かす『FF7』の魅力とはいったいどのようなものなのか……と、その全貌が気になりました。むしろオリジナル版『FF7』への興味が高まったので、各家庭用ゲーム機向けに配信されている「インターナショナル」移植版をこの機会にプレイしてみようと思えました。



『ファイナルファンタジーVII リメイク』はPS4を対象に2020年4月10日発売予定。PlayStation Storeで配信中のデモ版はこちらから無料でダウンロードできます。

※UPDATE(2020/03/09 22:55): 演出に関する項目を一部修正・追記しました。コメント欄でのご指摘ありがとうございました。
《杉元悠》

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