ピンボールダンジョンクローラー『Roundguard』「ほんの数人でも、笑顔にできればと思い開発しました」【注目インディーミニ問答】 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

ピンボールダンジョンクローラー『Roundguard』「ほんの数人でも、笑顔にできればと思い開発しました」【注目インディーミニ問答】

ヒーローを吹っ飛ばし、バウンドさせ、ダンジョンを進め!開発者たちの経歴がすごい…

連載・特集 特集
ピンボールダンジョンクローラー『Roundguard』「ほんの数人でも、笑顔にできればと思い開発しました」【注目インディーミニ問答】
  • ピンボールダンジョンクローラー『Roundguard』「ほんの数人でも、笑顔にできればと思い開発しました」【注目インディーミニ問答】
  • ピンボールダンジョンクローラー『Roundguard』「ほんの数人でも、笑顔にできればと思い開発しました」【注目インディーミニ問答】
  • ピンボールダンジョンクローラー『Roundguard』「ほんの数人でも、笑顔にできればと思い開発しました」【注目インディーミニ問答】
  • ピンボールダンジョンクローラー『Roundguard』「ほんの数人でも、笑顔にできればと思い開発しました」【注目インディーミニ問答】
  • ピンボールダンジョンクローラー『Roundguard』「ほんの数人でも、笑顔にできればと思い開発しました」【注目インディーミニ問答】

気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Wonderbelly Games開発、PC/Apple Arcade/海外スイッチ/XB1向けに3月13日リリースされたピンボールダンジョンクローラー『Roundguard』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、ピンボールとダンジョンクローラーが合わさったユニークなタイトル。ピンボールのようにヒーローを吹っ飛ばし、ダンジョン内で敵を倒したり様々なアイテムを入手したりしながら最深部を目指します。ダンジョンはプレイするたびにランダム生成されるので、高いリプレイ性も特徴。日本語にも対応済みです。

『Roundguard』は、2,050円で配信中





――まずは自己紹介をお願いします。

Bob Roberts氏(以下Roberts氏)Bob Robertsです。Wonderbelly Gamesの3人のうちの1人で、妻のAndreaと親友のKurtと一緒に活動しています。Wonderbelly Games以前、私はMonolith Productionsで13年間働いており、『シャドウ・オブ・モルドール』と『シャドウ・オブ・ウォー』においてはデザインチームのリードを担当していました。AndreaとKurtは、以前Xboxの『フェイブル』シリーズなどの開発に携わっていました。Andreaと私はシアトル郊外に住んでおり、Kurtはサンフランシスコ・ベイエリアに住んでいます。

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

Roberts氏2015年、Andreaと私に娘が生まれると、妻はマイクロソフトを退社しました。そして一晩ゆっくりと寝られるようになると、私たちは娘の昼寝時間を使い、趣味で本作の開発をスタートさせたのです。私たちはこれを地元のゲーム開発者との集まりで披露するようになり、PAXのような展示会にも出展してみました。すると、Apple Arcadeから出資を受けることができたので、私は仕事をやめ、Andreaと一緒に本作の開発にフルタイムで取り掛かることとなったのです。


――本作の特徴を教えてください。

Roberts氏本作でプレイヤーは3つのヒーロークラスから一つを選び、ランダム生成のダンジョンに潜り、部屋を攻略しながらより良い武器、アーマー、スキルを手に入れ、ダンジョンの最深部を目指します。古典的なダンジョンクローラーRPGとローグライクの融合です。本作の特徴は、ヒーローをバリスタで吹っ飛ばし、モンスター、ポーション、ゴールドが満載の部屋の中をバウンドさせるということです。吹っ飛ばした後、バウンドするヒーローをただ眺めるだけではありません。マナを消費してクラス固有のスキルを使えば、途中でヒーローをコントロールすることもできますよ。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Roberts氏私たちは皆、PopCap Gamesによる昔のパチンコ風ゲーム『Peggle』が大好きです。しかしこの作品のような満足感のあるシステムを持つゲームはもう長いこと誰も作っていませんでした(注:『Peggle』は2007年リリース)。私たちはまた、『Slay the Spire』や『FTL: Faster Than Light』のような、システムを理解することでプレイヤーが上達するゲームが大好きです。それに、ランダム生成の不思議なダンジョンはもちろんリプレイ性を高めてくれます。私たちはこれらの要素をミックスさせたゲームを誰も作っていないことにショックを感じ、自分たちがやらなければと思ったのです!ここ5年ほどで「マッチ3ゲーム」はRPGとの融合を成し遂げましたが、誰も『Peggle』の楽しさとの融合は試みなかったのです。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Roberts氏日本ではパチンコにネガティブなイメージがあると聞きました。そのイメージが、家族と一緒に楽しむのを阻害しないといいなと思っています。私たちは娘と一緒に本作を遊んでいますし、本作がこのご時世に多くの人にとっても楽しい気晴らしになれば嬉しいです。すべての人が今の状況において、気晴らしを必要としているのではないでしょうか。ほんの数人でも、笑顔にできればと思い本作を開発しました。まさか本作のリリースの際、これほどまでに笑顔を必要とする状況になるとは思ってもいませんでしたが、少しでも力になれれば幸いです。

――ありがとうございました。



◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に250を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
《Chandler》
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top