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「PCエンジンmini」実機開封プレイレポ―ほぼオリジナルで『スナッチャー』や『天外魔境II』を楽しめるのは最高だ!

コナミデジタルエンタテインメントより、オリジナルのPCエンジンを小型化し人気58タイトルをひっさげて3月19日に発売されたPCエンジンmini。開封プレイレポという観点から、「PCエンジン」の本体の外観やパッドの操作性、収録タイトルのプレイ感などに注目します。

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「PCエンジンmini」実機開封プレイレポ―ほぼオリジナルで『スナッチャー』や『天外魔境II』を楽しめるのは最高だ!
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コナミデジタルエンタテインメントより、オリジナルのPCエンジンを小型化し人気58タイトルをひっさげて3月19日に発売された「PCエンジンmini」。PC Engine Core Grafx miniとTurboGrafx-16 miniに加え、ターボパッドなどの周辺機器は新型コロナウイルス感染症による生産・出荷の遅延が発生してしまっているものの、筆者の場合PCエンジンmini本体は昨年からAmazonで予約していたため配送に遅れる事無く入手することができました。

そこで今回は開封プレイレポという観点から、「PCエンジン」の本体の外観やパッドの操作性、収録タイトルのプレイ感などに注目します。

開封の儀―本体もパッケージもコンパクト


PCエンジンminiのパッケージは、オリジナルのPCエンジンのものを模したものとなっています。パッケージの大きさは上下左右23cm以内に収まるサイズで、奥行きも7.5cmほどです。

裏面には収録タイトルのパッケージ一覧が描かれている。
パッケージ隣にはアレンジ楽曲入りのAmazon予約特典CD

パッケージの蓋を開け、中身を取り出してみるとコンパクトな箱の中にPCエンジンmini本体とUSBパッド、取り扱い説明書、HDMIケーブルが入っています。



PCエンジンmini本体の外観は、下部左側に電源スイッチが、右側にコントローラーの差し込み口が設けられ、オリジナルのレイアウトを踏襲。しかしながら、本体中央のHuカード差し込み口が開口されていないために、ディテールが足りないように感じてしまうのが残念です。

元々オリジナルも小さいが、PCエンジンminiでは片手に収まるほど小さく軽くなった

オリジナルには左側面にACアダプタ接続口が、右側面にテレビへ接続するためのANT Switch接続口がありますが、PCエンジンminiでは両方とも塞がっています。電源/映像出力ポートは、オリジナルで拡張バス接続口だった背面に配置。コントローラーからディスプレイまで一直線に繋がるためバランスが保たれています。電源は、遅延の関係から本体と同時に届かなかったため汎用のUSB電源を使用しました。


TGS 2019版よりコントローラーの斜め入力も改良


コントローラーは、サイズやレイアウトも含めオリジナルとほぼ同じですが、十字キーやI/IIボタンを押した時のクリック感が強く、押し込みも少し堅くなっています(オリジナルのボタン入力はかなり柔らかかった記憶がある)。そのため連射の利かないシューティングでプレイするときには指が痛くなりやすいようにも感じました。


またTGS 2019でプレイアブル出展されたバージョンより斜め入力が利きやすく、STGなどをプレイしてみても無理に力を加えずに移動させられるのは素直に改良点を感じられて嬉しいです。しかしながら、シューティングゲームをプレイした時にボタンが堅く連打に疲れを感じさせるため、連射機能の付いたターボパッドの必要性も同時に痛感します。

ロード時間改善やノイズ無しの高音質化による恩恵が大きい「PCエンジンmini」


PCエンジンminiに電源スイッチをONにし、言語設定を行えばすぐにゲームプレイへ移れます。収録タイトルは国内版が34タイトル海外版24タイトル合計58タイトルを収録。さらに、『グラディウス』と『ファンタジーゾーン』の再現度を高めた「near Arcade版」と、『SOLDIER BLADE スペシャルバージョン』も裏技として選択可能です。


国内/海外タイトルの切り替えは、画面右下の「TurboGrafx-16」アイコンを選択するだけ。国内の収録タイトルの傾向としては、『グラディウス2』や『超兄貴』などシューティングジャンルが収録タイトルの1/3を占めており、次いで『THE 功夫』などのアクションゲームが約1/3を、残りをRPGの『天外魔境II 卍MARU』やアドベンチャーの『スナッチャー』などで埋まっています。

スクリーン設定は通常/拡大/5:4/フル/PCエンジンGTの5種類。

擬似的なスキャンライン設定も可能。適応させると黒い横線が入る関係かディスプレイの明るさは暗くなる。

シューティングに比べ、RPGやアドベンチャータイトルの収録タイトル数に大きく差がありますが、CD-ROM2タイトルの大作である『天外魔境II 卍MARU』や『スナッチャー』、『ときめきメモリアル』などのリッチに表現された一部音声や生録の音楽を聴くと、これが30年近く前に登場したゲームなのかと驚きがあります(筆者は今回で初めて『天外魔境II』をプレイし、音楽が久石譲であることに驚いた)。

他にも、CD-ROM2タイトルの『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』や『スターパロジャー』のオープニングやカットシーンも音声付きで表現されることから、現代に通じるような先進的な要素と、物語への没入感が高い事に気付かされます。


PCエンジンminiは、HDMI接続による高画質化+高音質化に加え、ゲームタイトルをストレージに収録しているためにCD-ROM2タイトルのロード時間短縮やどこでもセーブ&ロードができる事が特徴。特にロード時間改善とどこでもセーブ&ロードの恩恵は大きく、記録の手間を省き場面転換時の読み込みやエラーを気にする必要がなくなるのは、続けて遊ぶハードルを下げられます。


PCエンジンでリリースされたタイトルは、比較的規制が緩かったこともありゴア表現も含んだセンシティブなものも盛り込むことがありました。これらの表現は、後にプレイステーションなどのプラットフォームなどで移植・リメイクされた時に、イベントや表現の削除/差し替えが行われたこともあります。


今回のPCエンジンminiに収録されたバージョンでは、一部表現の差し替えはあったものの基本的にはオリジナル準拠です。例えば、『スナッチャー』序盤でギブスンが殺害されたシーンは、PS版だと画面がぼかされ視認しにくくなっていますが、今回のバージョンではそのまま残されています(他にも昨今のコンソール基準としては難しい性的要素を含む『スーパー桃太郎電鉄II』の温泉表現もオリジナルそのまま)。一方で一部規制が確認されているシーンは、オープニングに映るコナミオムニビルの両脇に見える看板がNECからHECへ、ASCIIからOSCIIと変わっているなど、小さい部分に留まります。

満足できるPCエンジンmini―第二弾への期待も


正直なところを言えば、発売前のPCエンジンminiについて多少不安があったことは隠せません。しかしながら実際に手に取って遊んでみると、再現性を高めた「near arcade版」の存在や音質・画質の向上、そして『天外魔境II』や『スナッチャー』などが極力オリジナルに近い状態でいつでもプレイ出来る環境を手に入れられるのは素直に嬉しいです。

今回のラインナップはシューティングとアクションが多い事から『桃太郎伝説』シリーズや『真・女神転生』などのRPGや、『銀河お嬢様伝説ユナ』などADVタイトルもより充実させ、シューティングとアクションの収録タイトルバランスを整えた第二弾が登場して欲しい気持ちが高まります。
《G.Suzuki》

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