「今後の課題はAI」―“タチャン子”は初耳だった!?11年目となる『レインボーシックス シージ エックス』開発者インタビュー | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

ハードコアゲーマーのためのWebメディア

「今後の課題はAI」―“タチャン子”は初耳だった!?11年目となる『レインボーシックス シージ エックス』開発者インタビュー

『シージ』11年の重みがあるお言葉でした。

連載・特集 インタビュー
「今後の課題はAI」―“タチャン子”は初耳だった!?11年目となる『レインボーシックス シージ エックス』開発者インタビュー
  • 「今後の課題はAI」―“タチャン子”は初耳だった!?11年目となる『レインボーシックス シージ エックス』開発者インタビュー
  • 「今後の課題はAI」―“タチャン子”は初耳だった!?11年目となる『レインボーシックス シージ エックス』開発者インタビュー
  • 「今後の課題はAI」―“タチャン子”は初耳だった!?11年目となる『レインボーシックス シージ エックス』開発者インタビュー
  • 「今後の課題はAI」―“タチャン子”は初耳だった!?11年目となる『レインボーシックス シージ エックス』開発者インタビュー
  • 「今後の課題はAI」―“タチャン子”は初耳だった!?11年目となる『レインボーシックス シージ エックス』開発者インタビュー

2026年1月11日から12日にかけて、新宿・コクーンタワーにてイベント「FPS Day X」がユービーアイソフトによって開催。『レインボーシックス シージエックス』『ディビジョン』『ディビジョン2』などのユービーアイソフトタイトルのイベントや、「APAC Cup」などが行われました。



そんな「FPS Day X」には『レインボーシックス シージ エックス』のディレクター・Alexander Karpazis氏も来日。本稿では、「タチャン子」についても尋ねた同氏へのインタビュー内容をお届けします。

◆11年目に踏み込む『シージ』への想いや、「タチャン子」について聞いた。

――まずは自己紹介からお願いいたします。

Alexander Karpazis氏(以降、Karpazis氏)『レインボーシックス シージ』クリエイティブディレクターのAlexander Karpazisです。この仕事をして8年目になります。ただ、それ以前の『シージ』プレイヤー時代を含めると、もう10年以上となりますね。

Alexander Karpazis氏

――『レインボーシックス シージ』が2025年12月に10周年を迎えて、ついに11年目に突入しました。長年運営されてきた中での意識の変化があればお教えください。

Karpazis氏:この年月で、本当に様々な意識が変化が起き続けてきました。『シージ』というゲーム自体も常に進化していますが、なにより『シージ』を遊んでくれているプレイヤーの方々は本当に多種多様です。プレイヤーへの理解を深めてきた10年だったとも思います。

そしていまだに、カジュアルプレイヤー、熱心なプレイヤー、さらにはプロプレイヤーも含めた中で「どうバランスを取るか」を課題とし続けています。これは10年経った現在もです。

――長く運営をされていると新しいアイデアも少なくなるのでは? と感じてしまうことがあります。長寿タイトルならではの悩みとして、そういった側面はあるのでしょうか。

Karpazis氏:それに関しては安心してください。決して私たちのアイデアが尽きることはありません

――11年目とあって、プレイヤーが気にするのは「新規ユーザーの参入」であるとも思います。長いレガシーを持つ『シージ』というタイトルですが、この点で考えられていることはありますか?

Karpazis氏:確かに、「新規層の参入」は大きな課題だと私たちも思っています。ただし、もちろんこれは10年前からも考えていること。だからこそ『シージ』のアップデートや、『シージ エックス』という形で様々なツールやマップ、オペレーターを用意してきたわけです。

そして今現在、これに関する課題のひとつとしているのは“AI”です。AI自体はもうかなり前から使ってきています。

たとえば「プレイヤーがどういう形でプレイしているか」などをAIの機械学習によって学んできましたが、これからのAI活用のステップとして考えられるのは、新規プレイヤーがゲームするにあたって、よりスムーズに参加できるようにするトレーニングです。これを、AIを用いて補助できるようになればと考えています。

――今回、「FPS Day X」という日本のリアルイベントを通じて感じたところをお教えください。

Karpazis氏:私にとっては、日本でリアルイベントを目の当たりにしたのは今回の「FPS Day X」が初めてです。実際に日本における『シージ』コミュニティを目にして、「素晴らしい」という感想を持ちました! また、同時に日本の競技レベルの高さも印象に残りました。これは海外と比べても遜色ないレベルでしょう。

――プロアマを問わずに注目されているプレイヤーなどはいらっしゃいますか。

Karpazis氏:特定のプレイヤーではなくてチームでお答えしますが、やはり「CAG OSAKA」に注目しています。昨年、日本のチームで初めてワールドステージのファイナルまで進出しましたし、本当に素晴らしい成果を挙げていますよね。

『シージ エックス』から約半年、その反響について聞いた

――『シージ エックス』の愛されキャラクター「タチャンカ」についてお聞きしたいです。彼が公式やファンの間で愛されていった流れについて、10年を振り返ってどう思われるでしょうか。

Karpazis氏:タチャンカは……そうですね。好まれている、愛されているオペレーターの1人だと思います。しかし、彼が開発されていた当初は『シージ』というゲームを我々も完全には理解できていませんでした。

タチャンカは、それ以降の10年で大きな進化、変化を遂げていき、愛されるキャラクターになったのだと感じています。歴史で大きな変化が生じた存在でしょう。

――エイプリルフール企画では、タチャンカが「タチャン子」という(おそらく)少女の姿に変えられることもありました。「彼はどうなっていくんだろうな」と思うところがあります。

Karpazis氏:(笑)。その話は初めて聞きました!帰国したらチームのみんなにぜひ伝えたいと思います!

少女……?

(X画像をお見せしたところ、さらに面白がり「Amazing」とすらリアクションするAlexander氏。余談ですが、「FPS Day X」会場にはエイプリルフールイラストも展示されていました)

――『シージ』が『シージ エックス』となり半年ほど経ちましたが、この期間でのフィードバックで意識したものなどがあればお教えください。

Karpazis氏:『シージ エックス』から半年経ち、“『シージ』とはどういうゲームなのか”という本質的な部分に繋がるフィードバックを多くいただけました。「どういった点がプレイヤーの皆様に共鳴してきたのか」を教えていただき、多くのことを学べたと感じています。

これらを受け、大型アップデートと言わず目につきにくいマイナーアップデートでも、様々な変更を行い改良しています。

――最後に、日本コミュニティのプレイヤーに向けてコメントをお願いします。

Karpazis氏:「FPS Day X」で実際に日本のゲーム関係者、プレイヤーの方々にお会いして、彼らの『シージ』に対する情熱、リスペクトを強く感じられました。この交流のおかげで、我々がしてきた仕事は本当に意義があることなのだと思えました。素晴らしい機会だったと思います!

――今回は、ありがとうございました!


レインボーシックス シージ エックス』は、Ubisoft+およびPS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam含む)にて配信中です。

© Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved.


レインボー シックス シージ デラックス 6年 Xbox - Xbox One
¥6,656
(価格・在庫状況は記事公開時点のものです)
ライター:高村 響,編集:八羽汰わちは



ライター/ゲームライター(難易度カジュアル) 高村 響

最近、ゲームをしながら「なんか近頃ゲームしてないな」と思うようになってきた。文学研究で博士課程まで進んだものの諸事情(ゲームのしすぎなど)でドロップアウト。中島らもとか安部公房を調べていた。近頃は「かしこそうな記事書かせてください!」と知性ない発言をよくしている。しかしアホであることは賢いことの次に良い状態かもしれない……。

+ 続きを読む

編集/多趣味オタク 八羽汰わちは

はちわたわちは(回文)Game*Spark編集部員、デスク担当。特技はヒトカラ12時間。

+ 続きを読む
【注目の記事】[PR]

編集部おすすめの記事

特集

連載・特集 アクセスランキング

アクセスランキングをもっと見る

page top