2020年5月22日、近接バトル系ファンタジーバトルロイヤル『シャドウアリーナ』がクローズドベータ期間を経てSteamで早期アクセスとして配信されました。今回は早期アクセスローンチでのプレイレポートをお届けします。
『シャドウアリーナ』とは?
韓国のゲーム開発スタジオ「Pearl Abyss」の開発するMMORPG『黒い砂漠』。本作はその『黒い砂漠』のPVP部分を抜き出してスタンドアロン化したバトルロイヤルゲーとなっています。最大40人のプレイヤーがバトルフィールドに降り立ち、まるでRPGのレベル上げのように自身を強化していきながら、最後の一人になるまで戦い抜きます。他のバトルロイヤルゲーと違い、近接攻撃が主体となったシステムが特徴です。
『シャドウアリーナ』を実際に遊んでみる
クローズドベータ期間と違い、選択できる英雄が変わっていました。新キャラ「ベンスルラ」が使用可能英雄となっていますが、「ジョルダイン」「蓮花」「ゲハルト・シュルツ」「ヘラウェン」がロックされた状態になっています。これら4キャラで遊びたい時には商店での購入が必要です。ゲーム内マネーであるシルバーでアンロックするか、または課金によるアンロックが行えます。
最初から対人でバリバリやるのはちょっと……という人は以前のCBTから追加されたAI練習戦がおすすめです。他プレイヤーとパーティを組み、試合の流れや操作キャラの使い方などを一通り確かめることが可能です。パーティメンバー以外はBOTが操作している英雄なので、気軽に戦うことができます。
今回は攻撃と防御のスタイルを切り替えて戦える「ベンスルラ」を使用してみたいと思います。
アイテム倉庫から一つだけ装備を持ち込むことができます。装備品は持ち込むと封印がかけられてしまい、ゲーム内で条件を満たせば装備可能になります。
試合前の待機エリア。全てのスキルが開放されているので、試合前に使い心地を試しておくことができます。
試合開始と同時に「闇の精霊」という黒いモヤのような状態になり、プレイヤーごとに各地へと飛ばされます。
バトルフィールドに降り立ちました。まずはフィールド中にはびこるモンスターを狩ります。
モンスターを狩ると宝箱を落とします。中には装備品などが入っているので、拾ってGキーで装備し、キャラクターを強化。いらない装備も同じクオリティのアイテム3つをGキーで一つ上のクオリティの装備にグレードアップできます。とにかく装備を拾ったらGキー。
拾えるものは装備品だけではありません。「スキル秘伝書」を拾うと1から4番のスキルをアンロックもしくは強化が可能になります。プレイヤーと当たる前には全てのスキルをアンロックしておきたいところでしょう。
ファームを続けていると画面上にこのようなメッセージが出ることがあります。強いモンスターですが、倒すと一定時間パラメータにバフがかかるので、近くに湧いた時などは挑戦してもいいかもしれません。ただし他の英雄と遭遇する可能性もあるので注意は必要です。
ファームをしている他の英雄を発見。後ろから奇襲をかけます。
スキルで攻めます。後ろからだと「Back Attack」と表示され、ダメージアップ。
英雄を撃破するとその英雄の装備品がばらまかれ、さらに一時的なステータスへのバフが入ります。隠れて高順位を狙うよりもどんどん攻めたほうがより有利な状態で戦えるようになっているようです。
巨大な鍋のようなオブジェクトは壊すと匂いによって周囲のモンスターが集まってきます。一気に装備品を入手するチャンスです。
『遺物封印塔』とよばれるオブジェクトは体力も高く、反撃もしてきますが、破壊することで1分間攻撃・防御に大きくバフが乗ります。終盤に破壊できればかなりのチャンスが生まれることでしょう。
範囲がかなり狭くなってきているので、ここからは対人戦(BOT戦だけど)の頻度が上がりそうです。
英雄の中には弓矢や魔法で遠距離からの戦闘を仕掛けてくる相手も。
画面内に敵の英雄が3体。大乱戦の気配がすごいです。
一人の相手をしていると別の英雄に横槍を入れられます。
必死にスキルを連打して生き残りました。相手から装備をいただいておきます。
その後はPTメンバーと合流し、残党を蹴散らしていきますが…。
最後のBOTは縮小範囲外で倒れたようで、自動的に1位になりました。
ということで、試合の流れを把握したので対人戦へ。……しかし、やはり相手がプレイヤーという壁は厚いようです。少しも活躍できないまま、一方的にやられてしまう試合が続いてしまいました。試合開始直後ならば、やられてしまっても再び「闇の精霊」状態になりマップのどこかへ飛ばされ戦線へ復帰できるのですが、復帰後もすぐに他のプレイヤーに遭遇し、やられてしまうことも……。
まとめ
やはり、PVPアクションではシステムを深く把握している側が有利なのは絶対的な事柄です。そういう意味では本家「黒い砂漠」で遊んでいたプレイヤーや、ベータテストでバリバリとプレイしていた人のような、明らかに動きが洗練されている英雄とぶつかってしまうと手も足も出ないままやられてしまうことが多々あります。
ローンチ直後では、正直に言って既に戦場にはそのようなベテランの英雄が数多く見られ、初心者には厳しい戦いが待ち受けています。そこでめげずに「うおおお!俺だってやってやるぜええ!」と心が動く人にとっては、このゲームは非常に合うのではないでしょうか。
『シャドウアリーナ』は5月22日からSteamにて基本プレイ無料で好評配信中です。そして現在配信中の英雄、また今後実装される予定の英雄もアンロックできるチケットが10枚セットになった「The Complete 10 Heroes Package」は現在スペシャルプロモーションにつき6月26日まで20%オフの7,199円で購入可能です。