ゲーム好き漫画家が『あつまれ どうぶつの森』の"自作品再現島”に裏設定を仕込む―ファンなので訪れてみた【UPDATE】 2ページ目 | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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ゲーム好き漫画家が『あつまれ どうぶつの森』の"自作品再現島”に裏設定を仕込む―ファンなので訪れてみた【UPDATE】

「お稲荷JKたまもちゃん!」のユウキレイ先生の島に行ったら、ほぼたまもちゃんに歓迎されました。

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おいなり島のユウキレイ先生にインタビュー!



――今回は島に歓迎していただきありがとうございます!なぜ自分の作品を『あつ森』の島で再現しようと思ったのですか?

ユウキレイ:『あつ森』プレイヤーの皆さんは、何かしらテーマに沿って島作りをしているので自分らしいテーマで作ってみました!

――今回の島で一番手間がかかったところはどこですか?

ユウキレイ:稲荷山ですね。神社だけではなく稲荷山をモデルにしたので山全体を再現するのにずいぶん時間と手間がかかりました。

――たまもちゃんやてんこ姉さんをはじめとした登場人物の部屋や学校の教室など、再現された場所には、やはり細かい設定が仕込んであるのでしょうか?

ユウキレイ:そのキャラが着るであろう服や使うであろう小物を配置してます。漫画そのままに……とはいかないのでゲーム内で再現できるものを置いてますね。小物の配置は、ずっとそのままではなく、日によって変えています。

例えば、部屋にある花瓶などは「朝、あの子ならこうするだろう」とキャラの生活を想像しながら配置を変えて楽しんでいるんです。あと、小物の中には裏設定に関わるものも……。


――「お稲荷JKたまもちゃん!」の裏設定!?それは見つけたい!何かヒントはいただけないでしょうか?

ユウキレイ:では、ひとつだけ。実は、校舎の裏には秘密の通路があって、その先には実際の伝説や伝承を再現したエリアが待ち受けています。ぜひそこを調べて考察してみてください!

――これまで島に訪れたファンの方々はどんな反応を示していましたか?

ユウキレイ:ファンの中には、広場にある掲示板にイラストやメッセージを残してくれています!どれも応援や励ましのメッセージなどが綴られていて仕事の励みになりますね。

また、これから来島しようと思っている方々には、「お稲荷JKたまもちゃん!」の世界観を少しでも味わってくれれば嬉しいですね。


――裏設定も仕込んでいるとあれば、コアなファンなら絶対に訪れたい島ですね。

ユウキレイ:もう少し島を開ける機会を増やすようにします……(笑)(※「夏の無料アップデート 第2弾」によって追加された新要素「ゆめみ」で、いつでも、誰でもユウキレイ先生のおいなり島に行けるようになりました!詳細については末尾でご紹介します

『あつ森』では、漫画の中では描き切れなかった部分がゲーム内でつくれます。このようにいろんな遊び方ができるのがこのゲームの魅力ですね!

――最後に7月27日に発売される最新刊「お稲荷JKたまもちゃん!」第5巻について何かコメントをください!

ユウキレイ:ありがたいことに第5巻まで続いてます!第6巻、第7巻と続けられるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします!「お稲荷JKたまもちゃん!」を読んだことがない人もTwitterPixivニコニコ静画などで公開しているエピソードもあるので、気になったら読んでみてください!

――ありがとうございました!

ユウキレイ先生解説付の稲荷山コースに行った!



ユウキレイ先生がインタビューで言及していた稲荷山コースも行ってきました!

「お稲荷JKたまもちゃん!」の各4コマの片隅には、神道に関する豆知識などが綴られています。特に、同作と稲荷信仰は深い関わりがあり、伏見稲荷大社とその背後にある稲荷山は、稲荷信仰を語るうえで欠かせない存在。そういうこともあってユウキレイ先生は忠実に基づいて稲荷大社や稲荷山を作っているのです。


ユウキレイ先生は、仕事着仕様のたまもちゃんに変身して案内してくれました!


階段を登り、鳥居の先にあったのは伏見稲荷大社の本殿。本殿の中には果物が奉納されており、神聖な雰囲気が伝わってきます。


もちろん神社なので、おみくじや絵馬もありますよ!

ユウキレイ先生は本殿の方で、二礼二拍手一拝をしているみたいです。


願いを込めて持ち上げた時に予想より石が軽かったら願い事が叶う、重かったら叶わないと云われている「おもかる石」も再現!

……って説明口調で書いていますが、実際のところ、筆者はここで初めておもかる石のことを知りました……。


次は稲荷山の参道です!

三ノ峰、間ノ峰、二ノ峰、一ノ峰と、忠実のルートを通るように作ったそうです。


神社に詳しくない筆者は、参道を歩いているうちに、取材のことを忘れて案内役の話を聞くツアー客と化していました……。


参道には奉納用の小さな鳥居もしっかりあります。


ここは稲荷山山頂付近の四つ辻。

『あつ森』ではたぬき商店が建っていますが、実際には茶屋があるそうです。既存のものを何かに見立てるのは再現島のテクニックのひとつですね。


さらに奥に進むと、作中にも登場する稲荷大神のお住まいがありました!本殿から直線上に御神体として配置されている徹底っぷりです。

ユウキレイ先生の解説によると、1467年の応仁の乱の翌3月に消失するまでは山中に本殿があり、参道の千本鳥居も実は近代になってから集められたものだそうです。今はある本殿は1499年に再建されたのだとか。


そして、ついに稲荷大神のお住まいに入りました!厳粛な雰囲気がありながらも少し生活感が出ていて作中の稲荷大神らしさを感じますね。

屏風の先にある部屋には一体何が……


まさかの神域……!

なんと荘厳な景色なのでしょうか……ここが神々が住まうと云われる世界なのですね!

「こんな神聖な場所、筆者のような人間が足を踏み入れていいのか……」と葛藤をしているうちに恐ろしさすら感じてしまいました。


「神域でも電波入りますよ!」


ユウキレイ先生のせいで急に現実に戻されました……。



さて、ユウキレイ先生によるおいなり島の観光ツアーはいかがでしたか?

この島には、今回紹介しきれなかった名所がたくさん残っています。それらの名所やそこに仕込まれた裏設定は、あくまで『あつ森』で再現されたものなので、忠実とは限りません。

しかし、そこから作品の要素を探し当て、作品の裏側まで考察していくのも、この島の楽しみ方のひとつといえるのではないでしょうか。


朗報です!2020年7月30日の「夏の無料アップデート 第2弾」によって追加された新要素「ゆめみ」で、いつでも、誰でもユウキレイ先生のおいなり島に行けるようになりました!

おいなり島の夢番地
DA-1039-0367-0416

まずは同アップデートを適用した状態で、自宅のベッドで眠り「ゆめみ」に会ってください。あとはインターネットに接続し、上記の夢番地を記入するだけです!


前述したとおり、2020年7月27日には「お稲荷JKたまもちゃん!」の第5巻が発売されるのですが、なんとユウキレイ先生が描く、イケメンブラックキャット×ブラック企業OLの日常系4コマ漫画「佐伯さん家のブラックキャット」(秋田書店)の第1巻も同日発売予定なんです(「お稲荷JKたまもちゃん!(5)」「佐伯さん家のブラックキャット (1)」2作品、紙の単行本をご購入の方には抽選で直筆サイン入り特製ブロマイド2枚セットをプレゼント!詳しくはコミックス帯をご確認ください)

同作の舞台のひとつであるカフェもおいなり島にあるので、ファンの方々は機会があればぜひ訪れてみてください。

※UPDATE(2020/07/30 20:00):ユウキレイ先生のおいなり島の夢番地を加筆しました。
《真ゲマ》
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