才能ある若者も勇敢な老兵も、傭兵は死ぬ。だからこそ愛おしい―約1年ぶりアプデの『バトルブラザーズ』はなぜ人を1000時間の沼に沈めるのか?遊び倒しつつ、Steamサマーセールで買うべき「お仕事請負SRPG」10選を語りたい | Game*Spark - 国内・海外ゲーム情報サイト

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才能ある若者も勇敢な老兵も、傭兵は死ぬ。だからこそ愛おしい―約1年ぶりアプデの『バトルブラザーズ』はなぜ人を1000時間の沼に沈めるのか?遊び倒しつつ、Steamサマーセールで買うべき「お仕事請負SRPG」10選を語りたい

個性的なモブキャラが絶望的に死んでいく中で、彼らの物語を紡ぐ、そんなドラマティックなSRPGを多数ご紹介。

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才能ある若者も勇敢な老兵も、傭兵は死ぬ。だからこそ愛おしい―約1年ぶりアプデの『バトルブラザーズ』はなぜ人を1000時間の沼に沈めるのか?遊び倒しつつ、Steamサマーセールで買うべき「お仕事請負SRPG」10選を語りたい
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2017年に正式リリースされて以来、タクティカルRPGファンから絶大な支持を集め続けいる『バトルブラザーズ(Battle Brothers)』。シンプルな見た目からは想像もできないほど奥深い戦術性と、容赦ないローグライク要素によって、「気付けば100時間、1000時間」と遊び続けるプレイヤーを数多く生み出してきました。

そんな本作ですが、6月18日に約1年ぶりのコンテンツアップデートが追加されました。主なアップデート内容は以下の通り。

  • Executioner’s Sword(処刑人の剣)など、新たな3種類の武器

  • 上位山賊Brigand Maraudersと新たな貴族兵士Men at Armsの追加

  • ワールドマップ速度「非常に早い」の追加

  • 一部武器、特性、パークのバランス調整

派手さはないものの、長年遊び込むほど恩恵を感じられる内容となっており、「まだ開発が終わっていない」という安心感もプレイヤーには嬉しいポイントです。

そこで、本記事では『バトルブラザーズ』の面白さをお伝えするとともに、Steamサマーセールのこの期間に『バトルブラザーズ』好きがぜひ買っておくべきオススメタイトルをお送りしたいと思います!『バトルブラザーズ』自体もSteamサマーセール期間は2,980円 → 894円ととってもお買い得です!

『バトルブラザーズ』は何がそんなに面白いのか―一人ひとりが「物語」になる骨太オープンワールドSRPG!

本作は、傭兵団の団長となって各地で依頼を受けながら戦いを続けていくというオープンワールド形式の傭兵団運営SRPGです。

団員は各地の村や都市で雇っていきますが、それは決して誰もが英雄ではありません。農民、漁師、盗賊、奴隷、貴族の落ちこぼれetc。さらに臆病な者、酒好き、狂信者、太っちょなどの特性もあるため、誰もが個性を持つ1人1人の登場人物たち。彼ら社会のはみ出し者たちを集めての傭兵仕事は、シビアなターン制SRPGバトルで、流れ矢1つ、たまたま当たり所のよかった棍棒の一発によって容易く彼らの物語をそこで終わらせていきます。運よく雇えた才能ある若者が、あっさり命を落とす絶望感よこんちには。

最初は盗賊退治や旅するキャラバン商隊の護衛から始まる彼らの戦いは、やがて山賊砦の攻略、貴族軍正規兵や騎士との戦い、さらには遥か辺境の地での蛮族王、巨獣リンドヴルムといった強敵との激戦へと発展していきます。

そんな彼らの物語を盛り上げ、大きな目標になるのがEndgame Crisis(終盤の危機)。およそプレイからゲーム時間内で70~100日ころに発生する大事件で、アンデッドの大侵攻、オーク・ゴブリンの侵略、貴族同士の紛争、聖戦といった世界全体を揺るがす戦いが勃発します。

このEndgame Crisisでいかに戦い抜けるよう傭兵団を育成するか、それがプレイの大きなモチベーションになることでしょう。もちろんEndgame Crisis後もプレイは続行可能で、同じ周期で再び訪れる第二の危機に挑んでも良し、まだ見ぬ荒野で伝説の武具を探すも良し、あるいは傭兵団を引退してエンディングを迎えても良しです。

厳しいロスト要素のある命がけの育成、自由度の高い攻略展開、エンドクライシス、それらがばっちり噛み合った面白さが『バトルブラザーズ』の魅力なのです!

v1.5.2.2の新武器の切れ味はどうだ!追加された3つの新装備

さて6月18日に追加された『バトルブラザーズ』v1.5.2.2での新コンテンツのなかで、やはり注目は3つの新装備。今回の記事にあたって1から傭兵団を育て直し、新装備を主力にエンドクライシスまで遊んだ感想はというと……。

・Pollaxe(アサルト/スマイト/スプリットシールド)

ポールアクスにあらずポラックス! 両手装備の射程1ポールアクス属性で、範囲攻撃こそありませんが鎧破壊、鎧貫通に長けた単体重装ぶっこわし武器です。スマイトは100%のよろめき効果があり、相手のイニシアチブを大きく低下。アサルトにはよろめき相手への2Hit効果があり、スマイト→アサルトを繰り返すといい塩梅。さらに相方に両手ハンマーなどよろめき効果を持つ武器使いがいると面白いかも。

単体対象武器としてはなかなか使いやすいですが、アサルトの基本攻撃力がやや低く、ややダメージの大きいスマイト中心の立ち回りかアサルト2Hitは必須。また、武器カテゴリがポールアクスなのでハンマーマスタリーの恩恵を受けることはできず、鎧破壊特化の両手ハンマーに対して2Hitで実ダメージ重視のポラックス……といったところでしょうか。

・Executioner’s Sword(処刑/デカパシテイト/スプリットシールド)

基本ダメージの大きい単体処刑剣。敵の体力の消費に応じて火力上がるデカパシテイトは、最大でダメージ+100%。武器に頭部ヒット率+5%、通常攻撃の処刑でさらに+15%も加算されており、その名の通りの首切り武器です。単体大ダメを狙える武器ですが、実際使った感じやはり安定して頭部ヒットを狙えるというものでもないので不安定な感はありあり。ソードマスタリーの恩恵が疲労のみというのもちょっと損した感じがしたりです。

範囲攻撃の大エース・グレートソードをメインに、単体の強敵を制したいときに処刑剣に持ち変える……という運用にすると使い勝手が大きく上がったのでオススメです。持ち替えの手間や重さのネックはありますが!

・Estoc(スタブ/穿孔/串刺)

イニシアチブが100もあれば、鎧無視ダメージを50も与えられるロマン武器。イニシアチブ130で鎧無視60ダメージだ! でっかい両手持ちダガーのようなポジションで、重装甲を仕留めるのに長けています。エストックユーザー2人がかりで重戦士を一息に突き倒すと実に爽快。基本2Hitで相手の負傷数に応じて攻撃回数増える穿孔も、クリッピングストライクあたりとの相性◎。

ただし、切り札の串刺による鎧無視効果はイニシアチブ値に応じるので長丁場になるとリカバーが欲しくなります。また軽装向きの武器なんですが、軽装戦士そのものが非常に不安定という悩ましさ。でもロマンがあるんですよねえ!!

どの武器もハマれば強い反面、それ1つで戦況を変える強さには足りず、何かシナジーを考えないといけないのが実に『バトルブラザーズ』的なバランス感でした。

『バトルブラザーズ』好きにオススメしたい、お仕事請負SRPG10選!

2026年7月10日まで、Steamでは大量の様々なゲームが参加するSteamサマーセールが実施中です。そこで、この傑作SRPG『バトルブラザーズ』にハマった方には以下の作品群もオススメしたいです。とはいえ、同作が好きならば、おそらく『Xcom2』や『Mount & Blade II』は嗜んでいると思うので、今回ご紹介するタイトルではちょっと条件を絞ってみました。

  • 一般モブ兵が戦力の中心

  • ロスト要素ありでひりつくSRPG戦闘

  • オープンワールドなど自由度の高い攻略ができる

なるべくなら公式日本語対応のものを中心としたかったんですが、公式未対応タイトルでも有志日本語翻訳もありますのでなんとか……。『バトルブラザーズ』そのものも現状は有志日本語頼みなものの、昨年12月にHooded Horseがパブリッシング権を取得。同パブリッシャーは日本語対応にかなり積極的なメーカーなので、今後の公式日本語化に大いに期待したいですね!

Veterum

公式日本語ありのオープンワールド軍団運営SRPG。各ジョブの特性、戦闘、装備品の管理などがわかりやすく、シンプルながら骨太で危険な戦いを楽しむことができます。メインストーリーが明確にありながらも(ただし6/30現在終盤で物語は止まっておりアプデ待ちです)、それを放置してマップ中を探索できる点が◎。人間、エルフ、ドワーフの3種族はそれぞれ職業形態がまったく異なり、どの人種を中心に編成するかで戦闘スタイルが大きく変わるのも魅力的です。

実は軍団管理がなかなかシビアで、種族間のいさかいや長旅によって次々出奔者が出る可能性も……。給料の多寡など細かいバランス調整をプレイ中でも変更可能なので、厳しいと思ったら管理面は緩くした方が戦闘と育成に集中して楽しめると思います。

Wartales

有志日本語あり。こちらも傭兵集団を率いてオープンワールドを旅する作品です。個々の傭兵のビルド、拠点でのクラフト要素などが豊富で、3Dモデルによる旅と戦いは見栄えも良し。本作ではワールドの各エリアごとに地域クエストがあり、地元民と貴族の争いなど勢力間の対立に絡む選択肢が発生します。これらのクエストを進め、決断することで、各地域の運命が変化。この各地域のクエストを回りながら、酒場での依頼やフィールドの敵を倒して傭兵団を育成していくのが基本になります。

Master of Command

有志日本語あり。近世の戦列歩兵と三兵戦術をテーマにした軍団運営SRPG。『バトルブラザーズ』的なフィールド探索&攻略がAct1~3の全3章仕立てで行われ、各部隊を装備の更新や指揮官の任命、兵種のツリーによって強化していきます。

敵部隊を撃破した際のドロップ品で徐々に自軍を強化していくのが楽しく、戦闘自体は戦列歩兵による横陣の展開と、砲兵による支援、いかに騎兵突撃を決めるかの『Total War』的リアルタイムバトル。しっかり戦闘に歯応えがあり、うかつな騎兵運用で指揮官戦死もあるあるです。しかし、敵の側面や背面から騎兵突撃を決めたときの快感は本当に素晴らしい……!

BATTLETECH

有志日本語あり。根強いファンを持つボードゲーム「BattleTech」の世界を舞台にした、宇宙傭兵団運営SRPG。星間戦争という壮大なSF世界でも、傭兵団がやることはやはり戦いのお仕事。本作でのメックは決して軽快に飛び回るロボット(一応いるんですが)ではなく、まるで戦車戦のような重量感ある射撃戦がメインで、被弾箇所による部位破壊もあり。敵メックの武器を狙うか、あるいはコクピットを直撃するか、どう位置取りしてどこを狙うか、そんな熱量で大丈夫か? といった独特の戦術性が癖になります。傭兵団の運営としては、メックの修理やカスタマイズの出費は激しく、いかに被弾を抑える=支出を抑えるかのカツカツ具合も楽しいところ。俺、いつか貯めたお金でアサルトメックを買うんだ……。

「BattleTech」版権の作品ではアクション作品の『MechWarrior 5』も部隊戦術性がありますが、ストラテジー特化の『BattleTech』も傭兵団運営SRPGとしてオススメの良作です!

Low Magic Age

不完全ながら公式日本語あり。D&Dに強く影響を受けたルールによる冒険者パーティ育成SRPG。クラシックRPGと戦術SRPGを融合させた作品で、見た目はドットですが非常に歯応えと自由度は高いです。当然、戦いによるロストあり、新たなメンバーの雇用あり。オープンワールドを探索して、各街の依頼を受けてモンスターの討伐やダンジョンの攻略を進めていきます。

上記の作品群と比較して人数規模こそ6人と少ないですが、各キャラはレベルアップのたびにクラスとスキルを選択可能。特技の組み合わせで自分だけの独自ビルドを模索するのが楽しい……。キャラ育成重視のプレイヤーにオススメ。ちなみに10年近くアップデートが続いてはいるんですが、いまだにメインストーリーが完成しないのはいかがなものか。でも面白いので紹介しちゃう。

MENACE

公式日本語あり。『バトルブラザーズ』開発チームによる宇宙海兵隊のSFストラテジー。銃火器による戦いは相手を制圧することに重きを置かれており、性圧力高い機関銃で相手を釘付けにしたあと実ダメージの高い武器を撃ち込む……といった戦い方が求められます。一見よくある『Xcom』系の戦いに見えますが、まったく感触異なるのはさすが。

オープンワールド的な自由攻略ではなく今風のローグライク的なミッション選択型であったり、固有キャラからの雇用であったり、戦闘体系などまったく『バトルブラザーズ』とは異なるのですが、ロストありのヒリつく手強い感覚は間違いなく共通するものです。

Phantom Brigade

公式日本語あり。占領下の故郷を奪還すべくエリアに区切られたワールドを転戦するロボットストラテジー。部隊のロボ管理、敵撃破によるパーツ取得やパイロット育成で自軍を強化して敵軍打倒を目指します。戦死要素あり。未来予測から最適な行動を事前にセットしておく独自システムがかなり特徴的で、無数の弾幕からの華麗な回避を決めると気持ちいい……! 戦闘シーンも恰好よく、完璧に決めた自分の動きを何度もリプレイしたくなる魅力があります。

The Adventurers

公式日本語あり(不安定ですが)。6人の冒険者パーティを組んで各地の依頼を受け、キャラのビルドを強化していくオープンワールドSRPG。魔法使い強めの戦闘バランスはちょっと雑な味付けを感じますが、キャラビルドやキャンプ管理はしっかり遊べます。なにより、心地良いドット絵の世界をぶらぶらと冒険&戦闘を繰り返すのがシンプルに楽しかったりするんですよね……。

The Iron Oath

有志日本語あり。ゲーム内では年月が流れ、引退する者や能力衰える者も現れる世代交代ありの傭兵団運営SRPG。キャラ同士の人間関係も発生するほか、永続的な重傷やロストもあり。ややRPGよりのバランスで、『バトルブラザーズ』がシビアな傭兵団サバイバルとすればこちらは何十年も続く傭兵団の年代記……といったところでしょうか。

Ashigaru Tactics

公式日本語あり。未発売作ですが、たまにテストプレイを募集しており、期間内であれば実際のプレイも可能な期待の戦国日本風オープンワールドSRPG。狼の群れに食い殺されたり、山賊の襲撃に逃げ散ったりと、シビアな難易度はまさに和風『バトルブラザーズ』です。まだまだ未完成かつ最近更新が止まってるんですが、同ジャンル好きの日本人ユーザーとしては引き続きチェックしておきたいところ。

ほか、ちょっとジャンルは違うんですが、『バルダーズ・ゲート』をもっと編成自由+オープンワールドにした感じの『Age of Reforging』や、ライトな『ダーケスト・ダンジョン』といった体の『Our Adventurer Guild』なんかも『バトルブラザーズ』好きならきっと楽しめると思います! 筆者も同ジャンルの匂いのする作品をいつも探してるので、オススメあれば是非コメント欄に残していただきたい……。


ライター:うどん,編集:Akira Horie》


ライター/うどん うどん

光栄信者のゲームライター。シミュレーションゲームがすき。

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Akira Horie

編集/『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam/Nintendo Switch好評発売中! Akira Horie

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