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太陽を奪い返せ!ローグライクSLG『Warriors of the Nile 太陽の勇士』【爆速プレイレポ】

発売48時間以内のプレイでお届けする爆速プレイレポ。今回は、エジブト神話を舞台に、カードゲーム要素を盛り込んだ戦略ゲーム『Warriors of the Nile 太陽の勇士』をお届けします。

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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回お届けするのは、2020年8月7日にGamera GameよりSteam向けに発売された、Stove Studioが手掛けるSLG『Warriors of the Nile 太陽の勇士』です。



『Warriors of the Nile 太陽の勇士』とは



本作は、 エジブト神話を題材とした、ターン制ストラテジーとローグライクデッキビルディングの要素を組み合わせた戦略ゲームです。9×9マスのフィールドを舞台に、ランダムに配置される障害物を活かしながら、特徴の異なる3人の勇士を使い分けて、勝利を目指します。1章は9つのステージで構成され、各章の最後にはランダムに選ばれたボスが待ち構えています。


各ステージをクリアする度に、カード代わりとなる「石板」を選択し、勇士達の能力や装備を強化できます。1章クリアまでは30分程度と、気軽に遊べるつくり。経験値を得てレベルが上がれば、新たな石板を開放できるなど、他のローグライクデッキビルディングタイトル同様に周回プレイを前提としたゲームとなっています。


『Warriors of the Nile 太陽の勇士』の実内容に迫る!



本作の物語は、蛇神アぺプ(アポフィス)が太陽神の力を狙い、大蛇となって太陽を飲みこみ、世界が無限の闇に陥ったところから始まります。そこで3人のナイル川の勇士達が、奪われた太陽を奪い返すべく旅へ出るというのが大筋です。

最初にユニットの操作と特徴を説明するチュートリアルがあります。プレイヤーが操作できるユニットは、近接戦闘が得意な「烈日の勇士」、機動力が売りの「砂漠の狩人」、強力な魔法が使える「秘法使い」です。


「烈日の勇士」は、体力が最も高く、剣を使った”近接戦闘”専門。攻撃範囲は一番狭いものの、初期スキル「防壁」は、味方が隣にいると、防御力が2プラスされるのが特徴です。

本作の防御力は、体力の代わりに優先して消費される一種のシールドのようなもの。ただし、スキル効果などの一部の例外を除き、相手のターン終了後に自動回復するようになっているため、防御力ゲージを先にゼロにしない限り、ライフを減らすことはできません。



「砂漠の狩人」は、機動性と遠距離攻撃に長けています。初期スキル「曲射」は、2マス以上離れた敵に対して4ダメージ多く与えることができます。ただし、隣接した敵に攻撃することはできず、防御力もありません。


「秘法使い」は、体力は最も低いものの、移動しない場合、攻撃力の高い遠距離攻撃ができ、初期スキル「光の盾」で、一時的に防御力も得られます。ただし、移動してしまった場合は攻撃も「光の盾」の発動もできないため、配置には注意が必要です。なお、ゲームスタート時は、3勇士共に移動力は同じです。



チュートリアル後は、そのまま1章がスタートしますが、プロローグのようなものなので、一部のシステムが制限されています。一度ゲームオーバーすると、戦いでの経験が精算され、経験値が一定量を超えるとレベルアップし「宝石」を獲得します。



その宝石を使い、拠点に建造物を建てることで、「銘文」と「装備」のシステムが解放されます。同様に次々と宝石で建物を解放していくことで、石板の種類が増えていきます。




早速2戦目へ出撃します。ゲームは、必ずプレイヤーのターンからスタートし、どのユニットからでも動かせます。最初の敵は防御力のないサソリが5体。マウスポインター(以下ポインター)をユニットに重ねれば、味方や敵のステータスに加えて移動と攻撃範囲を確認することができます。



まずは”砂漠の狩人”を移動させ、障害物の裏に隠れたサソリAから、2マスの距離を確保します。攻撃力が高まる「曲射」のスキルを発動さるため、敵にポインターを重ねると、予めどれだけダメージを与えるかを確認できます。攻撃に確率要素はなく、必ずヒットします。


次に”秘法使い”を選択し、攻撃範囲内にいるサソリBに対して遠距離攻撃!”烈日の勇士”で追い打ちをかけ、サソリBを倒します。



敵のターンになり、サソリ達は前線にいる”烈日の勇士”に対し、2体のサソリが攻撃を仕掛けます。しかし、”烈日の勇士”は防御力があるため、1体目の攻撃は無効に、2体目は防御力が低くなっていたため、ダメージは受けたものの、軽傷で済みます。次のターンも、同様のやり方で残りの敵を一掃し、危なげなくステージクリア。勝利すると、「石板」と「金貨」を獲得します。



1つのステージをクリアする度に、ランダム現れた3つの石板の内、1つを選択できます。石板には、ヒーローユニットにパッシブスキル(常時その効果が現れる能力)を獲得させたり、能力値を上げるといった効果があります。そして、さきほど町に建物を建てたことで、チュートリアル時には無かった「銘文」と「装備」のシステムが加わっています。


”銘文”は、金貨を払うことで、補助効果を得ることができます。ランダムに現れる6つの補助効果には、「ボス戦開始前に全員の体力を4回復する」や「貰える金貨の枚数が増える」といったものなどがあります。


”装備”は、ユニットに武器やアクセサリーを装備することができます。それらは、戦いで手に入れるか、5ステージ辺りから時々現れる「市場」から購入することで、装備画面から選択することができるようになります。

準備が整ったら「出撃」で次のステージへ。

石板と戦術要素



勝ち進める上で重要なのは、障害物を使った戦術とカードゲームスタイルの成長要素です。石板の種類は、拠点の建物を開放することで増やしていけますが、石板のデッキをプレイヤーが編集することはできません。


プレイヤーが可能なデッキの制御は、どの建物を解放していくかに限られるため、運の要素が強いです。石版の選択はステージクリア毎に1回のみ、全員を一度に強化はできないようになっています。

また、勇士の体力は戦闘に勝利しても回復せず、石板を使用して体力を回復するシステムになっています。しかも、体力回復の石板が現れない場合もあり、もし現れても回復するキャラクターと、回復させる量が指定されています。”銘文”にも、「全員の体力をゲーム開始時に12回復させる」といった補助効果もありますが、現れるかはランダムで、使えるのはゲームを通して1回のみです。


各章の最後には、強力がボスが複数の雑魚敵と共にプレイヤーを待ち受けています。雑魚敵は、倒してもボスが復活させる場合もあるため、非常に厄介です。それでいて、雑魚敵の体力が10~20なのに対し、ボスの体力は160以上もあるため、ボス戦に至るまでに勇士の攻撃力と防御力を上げる必要があります。


戦術の肝は、ユニット同士の連携と、ランダムに配置される障害物を利用した位置取りです。ユニットのパッシブスキルには、仲間が近くにいる時にステータスが上がるものが多くあり、必然的に3体が一緒に行動する配置になってきます。


特に防御力がない”砂漠の狩人”は、敵からの格好の標的。敵の行動範囲内に勇士が複数いた場合でも、敵は一番防御力がないユニットを狙ってきます。そのため装備やパッシブスキルで防御力を得るまでは、”砂漠の狩人”を護衛しながら戦うか、敵の行動範囲から外れた位置に置く戦闘スタイルになりがちでした。


1ステージで相手にする敵は、5体から8体と多いこともあり、障害物の位置が重要になってきます。障害物を利用した安全な戦法は、勇士を盾にし、敵を一カ所に集めつつ1体づつ倒していくスタイルです。しかし、障害物が少ない場合は使えません。個々のユニットの能力をかなり上げないと、単体で行動させて敵を一掃するというプレイは難しいです。


ボーナスチャレンジの様な存在もいます。時々出現するスカラベやキツネは、倒すと金貨や宝箱が手に入りますが、プレイヤーからは遠ざかっていく上に、5ターン目にはステージ上からいなくなります。倒すことができれば、戦闘を有利に進めていくことができるようになります。


ここまで紹介してきた『Warriors of the Nile 太陽の勇士』ですが、どの石板を獲得できるかは運の要素が強いゲームで、それによってゲーム難易度も左右されます。それに加えて、最初はユニットが弱いこともあり、1章目のボスの難易度が高い印象でした。しかしながら、コツを掴めば苦戦しながらも勝利していくことができます。


最後に付け加えておくと、まだ一部不具合があるようで、プレイ中フリーズし、セーブデータが消えてしまったことがあります。セーブが1つしかないため、2つ以上セーブできればデータ消失は防げたかもしれません。

いずれにしても本作は、分かりやすいルールと、遊びやすさを重視した戦術ゲームとなっており、短時間で気軽プレイできます。気になる方は、デモ版も配信されているので、実際にプレイしてみてはいかがでしょうか。


タイトル:Warriors of the Nile 太陽の勇士
対応機種:PC(Steam)
記事におけるプレイ機種:PC(Steam)
発売日: 2020年8月7日
記事執筆時の著者プレイ時間:4時間
価格:1,320円

《うなぎ》
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