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10年以上考えてきた小さなアイデアの集合体―平和メトロイドヴァニア『SHEEPO』開発者ミニインタビュー

幻想的な雰囲気が素敵です。

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10年以上考えてきた小さなアイデアの集合体―平和メトロイドヴァニア『SHEEPO』開発者ミニインタビュー
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気になる新作インディーゲームの開発者にインタビューする本企画。今回は、Kyle Thompson氏開発、PC向けに8月27日リリースされた平和メトロイドヴァニア『SHEEPO』開発者へのミニインタビューをお届けします。

本作は、一風変わった平和主義なメトロイドヴァニア。生き物を絶滅から救うため、未知の惑星に派遣された主人公のSheepoは、全ての生き物の卵を回収するための探索に出発します。卵を集めるごとにその生き物に変身する能力を獲得でき、その能力を駆使して惑星の深部へと進んでいくことになります。記事執筆時点では日本語未対応。

『SHEEPO』は、930円で配信中





――まずは自己紹介をお願いします。

Kyle Thompson氏(以下Thompson氏)こんにちは!Kyle Thompsonです。米国オレゴン州、ポートランド出身です。本作は戦闘のない、探索アクション/メトロイドヴァニアで、生き物を集めてそれらに変身することができます。つい先日、Steamでリリースされました。

――本作の開発はいつどのようにして始まったのでしょうか?

Thompson氏本作の開発はかなりスピーディーでした。開発を開始したのは一年以内で、外出自粛が始まる少し前からフルタイムで開発に取り掛かりました。本作に登場するキャラクターたちは私が子供の頃から描いてきた絵がベースになっています。そして本作に採用されている様々なアイデアも、開発開始のかなり前から考えてきたものです。本作はある意味、私が10年以上考えてきた小さなアイデアの集合体なのです。


――本作の特徴を教えてください。

Thompson氏多くの探索アクション/メトロイドヴァニアゲームと異なり、本作には普通の戦闘がありません。代わりに、本作ではアクション要素と探索要素がベースとなっています。他に特徴的な部分ですと、本作においてアップグレードは生き物を集め、それらに変身する事で実現します。それぞれの生き物は飛行、壁のぼり、土を掘るなどといった、どれも異なる動きや能力を持っています。生き物を集めるたび、プレイヤーはまったく異なるキャラクターの操作を覚える必要があるのです。難しい箇所では、いくつかの姿を切り替えながら進む必要がありますよ。

――本作が影響を受けた作品はありますか?

Thompson氏本作の元々のアイデアは、私が「遊星からの物体X」を見た後に生まれましたが、最終的に本作はもっと健全なものに仕上がりました!他ですと、『レイマン レジェンド』『オリとくらやみの森』といったゲームの流体の動きから多大な影響を受けています。本作の世界のデザインやレイアウト面では、『Yoku's Island Express』と『An Untitled Story』といったゲームからも影響を受けています。

――本作の日本語対応予定はありますか?有志翻訳は可能でしょうか?

Thompson氏現状、残念ながら本作は日本語に対応していません。しかし将来的には対応させたいと思っています!本作は主に私一人で開発を行いましたので、他の言語に対応させるということがまだできていないのです。有志翻訳にご興味がある方がいましたら、ぜひ私まで直接ご連絡いただけると幸いです。

――新型コロナウイルスによる開発への影響はありましたか?

Thompson氏新型コロナにより、自由な時間が増えましたし、自宅にいる時間も増えましたので、実は本作の開発がよりスピーディになりました。外出自粛により、フルタイムで開発に取り組むことができるようになったのです。

――本作の配信や収益化はしても大丈夫でしょうか?

Thompson氏もちろんです!本作の配信をぜひ見てみたいですし、収益化もまったく問題ありません。

――最後に日本の読者にメッセージをお願いします。

Thompson氏本作にご興味を持っていただき、ありがとうございます!ぜひ皆さんに本作を触ってみていただきたいです。はるか遠くの国に住んでいる方が、私の作ったゲームを遊び、楽しんでいただけるということは、私にとってとても意味あることなのです。

――ありがとうございました。



◆「注目インディーミニ問答」について
本連載は、リリース直後インディーデベロッパーメールで作品についてインタビューする連載企画です。定期的な連載にするため質問はフォーマット化し、なるべく多くのデベロッパーの声を届けることを目標としています。既に300を超える他のインタビュー記事もあわせてお楽しみください。
《Chandler》
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