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危険すぎる未来の海底世界を大冒険!潜水艦アクションRPG『Aquanox Deep Descent』【爆速プレイレポ】

発売からなるべく早いプレイレポートをお届けする爆速プレイレポ。今回は、潜水艦シューターシリーズ最新作『Aquanox Deep Descent』です。

連載・特集 プレイレポート
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最新ゲームが毎日大量にリリースされる昨今。メーカーやストアのゲーム紹介だけでは「どんなゲームかわからない!」とお嘆きのGame*Spark読者も多いのではないでしょうか。そこで“なるべく早く”ゲームの生の内容をお届けするのが本企画「爆速プレイレポ」となります。

今回は2020年10月17日にデベロッパーDigital ArrowとパブリッシャーTHQ NordicよりPC向けにリリースされた『Aquanox Deep Descent』について生の内容をお届けしたいと思います。



『Aquanox Deep Descent』とは


戦争により汚染された地上を捨て、人類が水中に住むことを選択した未来世界の地球を舞台にした潜水艦アクションRPG『Aquanox』シリーズの最新作。本シリーズは1996年発売の第1作『Archimedean Dynasty』から始まり、2001年『Aquanox』、2003年『Aquanox 2』といずれも「海底世界のディストピアを舞台にした潜水艦アクション」という共通のテーマを持っています。


本作は2015年にKickstarterで95,979ドルを集めてキャンペーン成功。シリーズの世界観とゲームプレイをベースに、セルビアのデベロッパーDigitalArrowにより新たに再構築された作品です。コールドスリープから目覚めたばかりの4人のキャラクターが、大きな陰謀や戦闘に巻き込まれる物語を描いています。

『Aquanox Deep Descent』の実内容に迫る!


本作は最初からゲーム本編を開始することも可能ですが、ストーリーに関わる部分でもあるのでチュートリアルから開始することをおすすめします。チュートリアルでは、旧時代よりコールドスリープから目覚めたばかり人間として、今の環境に慣れるための訓練という形式で潜水艦の基本的な操作を学習することになります。

潜水艦の操作はボタンによる移動、上昇下降とブーストくらいでそこまで複雑なものではありません。戦闘も視界移動と左右兵装それぞれでの攻撃が基本となり、敵の情報取得やサブ兵装での誘導に使用する「ターゲットロック」が重要な程度でそこまで難しくありません。ボタン一つでシールドや装甲回復アイテムが使用できるなど、全般的には直感的な操作で遊びやすい設定です。


チュートリアルでは基本操作のほか、本作で重要な「サルベージ」を学ぶことができます。この世界では海底にさまざまな物資や船の残骸が落ちており、その一部はスキャンすることで回収可能。スキャンは近づけばオートで行われ、終了後はお金や素材を獲得することができます。素材は装備の製造に使用するほか、武器の弾薬や回復アイテム製造にも使用するため冒険を継続させるためにも非常に重要なリソースです。


ひと通りの基礎を学んだところでチュートリアルは終了。突如として施設の崩壊を告げられたプレイヤーの元へ、「イシュマエル」と名乗る謎の人物が呼びかけてきます。いよいよここから本編の始まりです……。

目覚めた未来世界は謎だらけ!


ゲーム本編開始時になぜこの世界が滅んだか、「アクア」と呼ばれる今の人類が住む海中世界が、さまざまな勢力の思惑が絡み合う複雑な事情であることなどがムービーで紹介されます。コールドスリープを選んだ4人の主人公「ケイレン」「ナビラ」「フェドール」「ハンナ」は何かしら大きなプロジェクトの担当だったようですが、覚醒の影響で記憶障害が起こっている現状です。



4人の目覚めを待っていたというイシュマエルは、突如襲いかかってきた「バイオント」と呼ばれる勢力からプレイヤーを逃がすために犠牲に。イシュマエルの遺言に従い潜水船「トゥピラック」と船長「オカベ」と出会い、最初のミッションを通じて彼らに協力することになります。アクアでは中立の立場であるトゥピラックですが、これからさまざまな勢力と敵対、協力して大きな目的に挑むことになるのです。

チュートリアルを含め、開始直後からかなり専門用語や世界観設定などの情報が多い本作。かなり複雑な事情の世界のため今後も情報量は増え続けますが、不思議とそこまで混乱を起こすことはありません。主人公たちが過去の人物であり、記憶障害を起こしているという立場から重要な用語に関しては何度か説明されますし、「アクアペディア」と呼ばれる辞典のおかげでいつでも情報を確認できるゲームデザインはとても優秀です。



今後はトゥピラックをはじめとする大きな船でクエストを受注して世界を冒険することになります。


クエストや探索で世界を拡げよう!


本作の基本的な流れは、クエストを受けてエリアの探索を行い目的を達成することで世界が広がっていく形式です。クエストにはメインストーリーミッションのほか、登場キャラクターから個別に受けるサイドクエスト、特定の海域で敵を倒す賞金稼ぎクエストが存在。クエストはいずれも大きな船の酒場で受注することになります。

クエストは会話形式で進行

海中にはクエストで対立する敵勢力のほか海賊のような無秩序の連中、環境で生まれた怪物「ナノファウナ」までさまざま。本作は基本的に多数との戦いになるため、素早い索敵と対応が必要になります。ミニマップには敵の位置が表示されるほか、ターゲットロックすることで距離も判明するため武装に応じた立ち回りを取ることで少しでも有利を取ることが重要です。



なお、クエスト以外にもプレイヤーは自由に海を探索し、サルベージや戦闘を行うことも可能です。ただし、この世界の海域は移動用のゲートで区切られているためメインストーリーが進行するまで遠くまで行くことはできません。しかし、マップ内は上下に複雑な機構で、サルベージ用の残骸はそこら中に隠されています。一部のサルベージでは音声ログも手に入り、このアクアの世界観を垣間見ることも可能です。



マップにはダメージゾーン「ナノプランクトン」が存在。
場所によってはエリアの端代わりに設置されています。

プレイヤーを助ける豊富なカスタマイズ!


プレイヤーが操る潜水艦にはさまざまなカスタマイズが可能です。メイン兵装にはマシンガンやショットガンなど連射武器だけでなく魚雷のようなタイプや、海賊がメインとして使用する「ハザード」と呼ばれるナノプランクトンを散布する凶悪な兵器などが存在します。なお、手に入れた兵装は潜水艦画面でいつでも交換可能です。

また、本作の戦闘で大きな効果を発揮するものに「アビリティー」があります。前方にミサイルを発射する「ミサイルバラージュ」、急加速で体当りする「チャージ」のほか、船体の後ろに設置する「機雷」などが存在。プレイヤーは船に2種類まで装着可能で、戦闘スタイルにあわせたさまざまな組み合わせができます。また、ストーリーが少し進むと手に入る2つ目の船「ハンマーヘッド」には砲撃や機雷散布などを自動的に行う副武装スロットも存在します。




もちろんカスタマイズは武装だけでなく、エンジンやシールドなどのアップグレードも可能。本作では回復アイテムを一度に持ち込める数が限られているため、時間で回復するシールドを優先して上げることで継戦能力は大きく向上します。なお、カスタマイズ項目はストーリー進行や海中のサルベージでアンロックすることができます。

パーツ強化は潜水艦ごとに行う必要があり、お金や素材を大量に必要とするためすべてを一度に開放するのは難しいものです。そのため、サルベージやクエストを通じた素材集めと計画的な運用が必要です。なお、素材は船内のショップで売買することも可能です。





ここまで紹介してきた『Aquanox Deep Descent』。拠点を往復しながらミッションをこなし、少しずつ世界を拡げていくオールドスタイルなRPGのシステムとして非常に高い完成度です。ストーリーもSFらしい世界観を備えており、プレイしていくうちに謎が明らかになっていく読み物としての楽しさも持ち合わせている印象です。

なお、本作はマルチプレイに対応しています。主人公4人それぞれの船を操る最大4人まで参加可能なストーリー協力ミッションのほか、デスマッチなどのルールで他のプレイヤーとの対戦するモードも用意されています。ただし、現状では対戦マッチはほとんどプレイヤーがいない状況ではありますが……。


人類の愚かな行為の末に生まれた海中の世界は、人工的な風景と環境変化で生まれた生物が織りなす美しいもの。本作の直感的で快適な潜水艦操作で世界の多くの部分を探索することが可能な本作は、クエストのついでに海中散歩しているだけでもどこか楽しい気分になるゲームです。


タイトル:Aquanox Deep Descent
対応機種:Steam
記事におけるプレイ機種:PC
発売日:2020年10月17日
記事執筆時の著者プレイ時間:4時間
価格:3,750円


《Mr.Katoh》

酒と雑学をこよなく愛するゲーマー Mr.Katoh

サイドクエストに手を染めて本編がなかなか進まない系。ゲーマー幼少時から親の蔵書の影響でオカルト・都市伝説系に強い興味を持つほか、大学で民俗学を学ぶ。ライター活動以前にはリカーショップ店長経験があり、酒にも詳しい。好きなゲームジャンルはサバイバル、経営シミュレーション、育成シミュレーション、野球ゲームなど。日々のニュース記事だけでなく、ゲームのレビューや趣味や経歴を活かした特集記事なども掲載中。

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