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『モンスターハンター ポータブル 3rd』本日12月1日で10周年! Pシリーズの集大成、発売日には行列、記録的な販売本数・・・全てが驚きに満ちていた

PSPを大いに盛り上げ、熱烈な人気を博した注目作でした。

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『モンスターハンター ポータブル 3rd』本日12月1日で10周年! Pシリーズの集大成、発売日には行列、記録的な販売本数・・・全てが驚きに満ちていた
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見上げるほどの巨大な敵と戦う緊張感と、過酷な戦いを制して勝利する達成感。狩りの醍醐味をモチーフとしたジャンル「ハンティングアクション」を切り開き、今もなお高い人気を集めているのが、『モンスターハンター』(以下、MH)シリーズです。

本シリーズはPS2にて始まり、以降様々なプラットフォームに登場しました。その展開の中でひとつの頂点を極めたソフトとして、PSPソフト『モンスターハンター ポータブル 3rd』(以下、MHP 3rd)が知られています。


シリーズのみならず、ゲーム史にもその名を刻んだ本作がリリースされたのは、2010年12月1日。今日でちょうど10周年を迎えます。人気シリーズにおける当時の最新作は、どのように登場し、どれくらいの反響を得たのか。今回は記念すべきアニバーサリーを祝い、『MHP 3rd』を取り巻く状況などを振り返ってみたいと思います。

新たな拠点と「ジンオウガ」が待つ『モンスターハンター ポータブル 3rd』は、驚異的な反響と成功を達成



原点である1作目『モンスターハンター』が2004年に、アップグレード版の『モンスターハンターG』(以下、MHG)がその翌年に発売。そして、『MHG』をベースにした携帯機向けの展開として、『モンスターハンター ポータブル』(以下、MHP)がPSP向けに初登場を飾りました。

そこから、『モンスターハンターポータブル 2nd』とアップグレード版を経て、『MHP』の発売からちょうど5年の月日を重ねた2010年12月1日に、本作『MHP 3rd』が姿を現します。その出来映えは、PSPにおける『MH』の集大成とも言える完成度でした。


新鮮さを感じさせた和風な拠点、美しい新フィールド「渓流」、今でも高い人気を博す「ジンオウガ」の初登場、『MHP』シリーズの代表的な要素だったオトモアイルーの更なる強化など、魅力的な点は数知れず。5年の歩みを実感できる進化と充実度に、シリーズファン含め多くのユーザーが『MHP 3rd』に飛びつきました。

その結果、発売日当日に何が起こったかと言えば、各地の店舗における長蛇の列でした。当時の記事を振り返ると、発売日前日のヨドバシカメラAkibaにて閉店後に人々が集まり始め、終電近い24時の段階で200人を超える行列に。


こうした動きは、都内だけではありません。関東近郊に住んでいた筆者も、深夜販売を行っている店舗に足を運んでみましたが、そこにも行列が発生。決して大きな街ではなく、店舗の最寄り駅には急行も止まりません。そんな地区でも、100人規模の行列が生まれており、店の外まで続く列の長さに驚きました。

もちろん当時も、新作ソフトの予約は可能です。予約を済ませ、行列と無縁だった方も多いことと思います。一方で、予約が締め切られた方や、予約に馴染みがないカジュアルなユーザーなど、それぞれの事情を抱えた方々が各地で行列を作るほど集った結果でした。


昨今は感染対策のため、ゲーム関連の発売などで行列を見かけることはなくなりました。最新ハードである「PS5」の発売日も、当日販売はなく予約分のみ。混雑と無縁の発売日だったのは、記憶に新しいところです。当時を振り返ると、時代の変化ぶりも窺えます。

ちなみに、発売日に行われたイベントレポート映像が現在も公開中なので、当日の雰囲気などを知りたい方はチェックしてみてください。


『MHP』シリーズの魅力を詰め込み、多くのユーザーから関心を集めた『MHP 3rd』。現在とは状況が違うため、一概に比べることはできませんが、熱烈な支持を博したことは間違いありません。これだけの人気を集めた本作は、果たしてどれだけの売上を達成したのでしょうか。

まずは発売初週に、国内出荷本数200万本を達成。現在の大作ソフトと比べても全く遜色のない、怒濤の出足を見せます。もちろんこれは、当時におけるシリーズ最速での達成となりました。


ですが、本作の躍進はまだまだ続きます。発売月だけで300万本を突破し、約1ヶ月後の2011年1月時点で、なんと400万本を記録。前作にあたる『モンスターハンターポータブル 2nd G』の販売本数に、たった1ヶ月で到達する驚異的な展開を見せます。


その後も順調に本数を積み上げ、最終的には490万本まで数字を伸ばす形に。これは、『モンスターハンター:ワールド』(以下、MHW)が登場するまで破られなかった、シリーズの最高記録でした。

ちなみに『MHW』の記録は1,640万本で、大型コンテンツに当たる『アイスボーン』は660万本。いずれも驚きの数字ですが、『MHW』は最初から全世界を視野に入れており、プラットフォームもPS4/Xbox One(海外向け)/PCと幅広いため、PSPのみだった『MHP 3rd』とは事情も大きく異なります。


PSPソフトの中でも抜きんでた販売本数を叩き出し、カプコン全ソフトのセールスランキングでは堂々の第10位に食い込む『MHP 3rd』。10年前に登場した本作は、『MH』シリーズのひとつの頂点として輝き続け、現在の展開に繋がる大きな役割を果たしました。この記念日をきっかけに、あなたも『MHP 3rd』の思い出を振り返ってみてはいかがでしょうか。
《臥待 弦》
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