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海外ゲーマー、家族一丸で挑んだ思い出胸に22年前の高難度ゲームをついにクリア……!

忘れられないあの日に残してしまったゲームをクリアできた感動はプライスレス?

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海外ゲーマー、家族一丸で挑んだ思い出胸に22年前の高難度ゲームをついにクリア……!
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本記事の画像は続編『Freespace 2』上で『Descent: Freespace』を再現したModからのスクリーンショット。
同作は、オープンソース化後、20年近くに渡り有志改良が進められている。

読者の皆様にもかつてプレイして、「クリアできなかったゲーム」はきっと存在するのではないでしょうか。海外のあるゲーマーは、22年前にプレイしたゲームをついにクリアした、として海外掲示板に投稿しました。ただし、当時彼がプレイしていたのは普通の人とは違うやり方だったようです。

この報告をRedditにて行ったユーザー、wetbutter氏がついにクリアしたタイトルは、今では『セインツロウ』シリーズで知られるVolitionの宇宙戦闘機シム『Descent: Freespace』。銀河を舞台に戦争を続けていた人類や異星人と、突如現れた謎の強大な第三勢力との間に繰り広げられる壮大で絶望的な宇宙戦争をいち宇宙戦闘機パイロットとして生き抜いていくゲームです。

当時マイクロソフトでゲームのテストを行っていた父の影響で既にPCゲーマーだった氏は、ある日父が買ってきた同作(CD4枚組1GBの大容量!)を父や兄弟たちとともに少しづつ少しづつ進めていったとのこと。やがてシナリオの進行に伴いミッションは難しくなり彼らはある変化を余儀なくされました。この『Descent: Freespace』、「シム」と呼ばれるだけのことはあり、主人公が乗るのはあくまで普通の戦闘機や爆撃機1機でしかなく、ミッションのクリアのためには味方への指示出しや、自機のエネルギー状態の管理、機体のシールドの方向ごとの強度の割り振りなどをこなしていかなくては後半のクリアは難しい作品です。

そこで彼らが取った方策とは、「操作を2人で分担すること」。一人がパイロット、もう一人は味方へのコマンドやエネルギー管理を行う副操縦士として、パイロットが「C-3-1!」「シールドを均等に!」と叫べば副操縦士が通信や管制操作、二人三脚での戦いの末、難所を乗り越え、なんとか迎えた最終ミッション。既知のすべての攻撃を防ぐ超シールドを備えた敵大型戦艦を倒す最後のチャンス、地球到達前の超空間ワープ中に戦闘機隊で介入し敵弱点を撃破する、そんな熱い展開の中、何度もwetbutter氏らはミッションに挑戦したとのことですが、ついにはクリアならず、やがて氏以外は皆諦め、家族でのプレイは自然消滅してしまった模様です。

そんな氏ですが、先日Steamで同作が配信されている(同作は、2000年代中盤に一時入手が難しくなりましたが、まもなく『サイバーパンク2077』も配信となるGOG.comのローンチ当時の“目玉”として再販され、以後Steamでの配信含め安定して入手可能です)のを見かけ再挑戦を決意。ジョイスティックも新たに購入しついにゲームをクリア、その喜びで書き込みを行うに至ったとのことです。

なお、その喜びを父に伝えた所、なんとゲームの存在すら忘れ去られていた模様。なんとも締まらないオチですが、氏は今度は続編『Freespace 2』に挑戦しようと意気込みを述べ書き込みを終えています。『Freespace 2』は前作の存在も踏まえたドラマチックな展開が見られるタイトル、氏が未だ色褪せない22年前の鮮明な思い出とともに楽しめることを願いたいものです。

読者の皆様も気が向いたときには、「あの日クリアできなかったゲーム」に挑戦してみるのはいかがでしょうか。

《Arkblade》

関連業界のあちこちにいたりいなかったりしてる人 Arkblade

小さいころからPCゲームを遊び続けて(コンソールもやってるよ!)、あとは運と人の巡りで気がついたら、業界のあちこちにいたりいなかったりという感じの人に。この紹介が書かれた時点では、Game*Sparkに一応の軸足を置きつつも、肩書だけはあちこちで少しづつ増えていったりいかなかったり…。それはそれとしてG*Sが日本一宇宙SFゲームに強いメディアになったりしないかな。

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